旅はつばさに乗って

　ようやく休みが取れ１泊２日で実家の秋田まで行ってきました。私たちはいつもつばさに乗って
行ってきます。終点の新庄駅までのお客さんは数えるほど、そして秋田まで行くお客さんはもっと
少ない。途中駅で乗る人もいない、降りる人もいない、この現実に少子高齢化、過疎化が止まらない
と声が上がっているのにそんなことなどお構いなしに進んでいます。


列車のマークが変わっていました。頑張ろう東北ではなく旅をしようと声をかけていました。


道の駅小町に行ったときさっと日が差し権現山の根元から虹が立ち上がりました。ほんの一瞬ですが
なんとなく希望が叶うような気がしました。

旅の目的は９５才になる母を訪ねること、施設でみんなと暮らしています。何を食べてもおいしいと
よく食べます。帰りに初めて私も一緒に行きたい、別れたくないといい目を押さえていました。
ああ　母さんに戻っている、耳が遠いながらも一生懸命会話していました。座布団もなくてと気を使い
お茶のお変りもなくてと立ち上がります。また来るからと声をかけてのお別れでした。


実家に戻り夕食はゴルフ仲間も入ってのパーテイ、甥っ子のお嫁さんが頑張ってくれました。働き者で
よく気も使い頭が下がります。おじちゃんプレゼント、お酒と靴下が入っていました。
埼玉じいと寝る、一番小さい弟の孫が布団に潜り込んできました。すぐすやすや、私もすやすや、朝まで
ぐっすりの私たちでした。
　お世話になりました。