この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫) | |
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3年前に購入した本です。
購入したきっかけは自分も含めアマちゃんな人生を歩んできた、歩んでいる子どもたちにいつかは読んでもらいたいと思ったからです。
すべての漢字にルビがふってあるのでよむだけなら幼稚園児や低学年の子でも読めます。
それもそのはず、
この本のシリーズのコンセプトが、
“中学生以下のすべての人のよりみちパン!セ 寄り道の楽しさと気持ちよさを知っているこどもたちと、もう一度、こども時代からやり直したい、おとなのために。”
コンセプトにひかれて他のシリーズにも興味を持ち、
帯にも魅力的な既刊が紹介されていたのでネットで検索してみました。
出版社の理論社は2010年に民事再生法の適応を申請しており、このシリーズは絶版となっていました。シリーズとしては出版社を変えて出版されているものもあるようです。
そのため作者はこの本の印税の事で「カネ」の問題に再び巻き込まれたようです。
西原理恵子に興味のある方は是非読んでみてください。親としては内容が理解できる中学生ぐらいなったら、子どもに読ませたいです。
おわりにから引用しました。
覚えておいて。
どんなときでも、働くこと、慟きつづることが「希望」になる、っていうことを。・・・・中略・・・・人が人であることをやめないために、人は働くんだよ。
働くことが、生きることなんだよ。
どうか、それを忘れないで。
2008年11月1日 西原理恵子
読み終えたあとのこの説法は心に響きました。