気ままな映画生活

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2011年10月21日 『ハラがコレなんで』 シネマート六本木

2011-10-21 23:29:14 | 映画 は
今日は、『ハラがコレなんで』 を試写会で鑑賞です。

上映後に石井監督のティーチインがありました。
こういのって制作者の思いが聞けて、映画を観た人にとっては
酷い場合でも好印象になりますよね。
こういうのは増えてくれるといいと思います。
特に、監督だったり、脚本家の人が話すと思いが伝わります。

【ストーリー】
 妊娠9か月の原光子(仲里依紗)。子どもの父親はアメリカ人の元カレの可能性が高いが行方知れず。お金もなく行くあてもないが、昔住んでいた長屋に行ってみることに。そこには貧乏で優し過ぎるがゆえに、パッとしない住人たちが昔と変わらず住んでいた。人のことなど構っていられないはずの光子だったが、彼らのために一肌脱ごうと決意する。


石井監督はやっぱりこの世の中に不満があるんだろうな
本心はわかりませんが、3本(川の底から・・・はまだ未観)とも、
問題作である。
1本目は会社に対して、2本目はオヤジに対しての世間の目、評価、
そして、3本目は世知辛い、せっかちな世の中に対して。
粋という言葉で表現されているが、表現したかったのは
そんなに急いで何するの? もっとゆっくり考えて行動せよ!
そうすれば、流れが見えてくるだろう・・・と言いたかったんだと思う(これは私の勝手な解釈です

人情味の溢れる長屋の人々、なぜだか、仲里依紗に付いてくる人々・・・
それは、粋ではなく、人情味(人間力)溢れるからついてくるんでしょうね。
それは、結果として親の死に目に会えないではなく、子供を産むときも
皆に囲まれて産むということに繋がるんだろうと感じた。

石井監督の作品は前作の『あぜ道のダンディ』が良かったので
期待していたが、正直、今作はそこまではいかないかな。。。
きっと、『川の底から~』が一番面白いんだと思う。
まだ、若い監督ですから、これからの作品が楽しみです。
次回は、禅、お坊さんの映画になるのかな

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