ブログ・クロウキョウ

文京の働く愉快な仲間たち

大震災から1周年

2012年03月12日 10時25分09秒 | レポート
 東日本大震災から1周年を迎えました。全国各地や海外でもで被災地支援
や反原発の集会&パレード等が多彩に開かれました。
 文京では、3月10日(土)「1周年のつどい」を東洋大学のご協力を得て
キャンパス内の大きな教室で開き、200名を超える人たちで埋まりました。
 文京革新懇の小竹さんの司会で進められ実行委員会を代表して区内在住の
弁護士・澤藤統一郎さんの主催者挨拶ではじまりました。
 第1部では、はじめに東洋大学参与の関賢二さんが、震災が起こった場合の
大学と地域の連携と役割分担についてお話がありました。
 続いて被災地・東松島から参加された鹿野さんと野村さんが紹介され
当時の状況と現在の暮らしぶりについてお話を聞きました。
 そのあと、震災ボランティア活動に参加された東洋大学の学生さんと
東京でも地震が起きた当日の訪問看護の看護師さんから体験が語られました。
 第2部では記念講演「これからの日本」と題して一橋大学名誉教授の
渡辺治先生が1時間半にわたってお話されました。
 【講演内容の概略】 
 ①3.11は私たちに何を教えたか(大震災・原発事故による深刻な地域破壊)
  —構造改革政治の害悪と憲法9条、25条の生きる社会の必要性
 ②3.11から今の政権はどんな教訓を学び、どんな政治を展開したのか
 —野田政権は構造改革政治に回帰するどころか、さらなる強行、
 憲法を壊す動きの台頭
 (一体改革、TPP、原発再稼働、普天間辺野古移転)
 ③3.11後の私たちは何をなすべきか「これからの日本を考える」
  4つの課題に対する国民的な運動の構築
  「9条の会」型の運動の継承と発展が求められている
 結びとして8.6、8.15と同じように3.11を忘れない日として
 新自由主義に決別し、福祉型地域と社会づくりの第1歩に
とよびかけ講演が終わりました。
 最後に、文京春闘共闘益子議長が閉会のあいさつを述べ終了しました。