吹奏楽コンクール課題曲Ⅲ「秘儀」

毎年課題曲をネットで事前に聴いていたのだが、今年は、修道のサマコンでⅡ番の
マーチ「春の道を歩こう」を聴いていただけだったので、会場に入ってプログラム
を買って、お目当ての高校の課題曲Ⅲがどんな曲なのか知らなかった。


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お目当ての高校の演奏の２つ前の安古市高校から会場に入ったのだが、同校の課題
曲はⅣ番、その次の総合技術はⅡ番だったので、お目当ての高校の課題曲Ⅲ「秘儀」
を会場の本番で初めて聴いて、ぶったまげましたから。

小さな音で始まるのは「ラッキードラゴン」や「孔雀」など、この高校が得意な出
だしではあるが、なんとそれが不協和音なのです。大丈夫か？こんな難しそうな曲
を選んで？とドキドキしました。みなさんも、まずここで視聴してみてください。

その後聴いた高校３校、大学２校、は全て課題曲Ⅱだった。そして職場一般の部で
１１団体中３団体がⅢの「秘儀」を演奏したのですが、一般バンドの３団体よりも
確実に上手だったと私は思う。４団体中で１番出だしの音が綺麗で、独自の解釈が
されていたと思う。今はどうなのか知らないが、このお目当ての高校では課題曲の
「音源を聴かない」ようにしていると聞いたことがあります。どうしても真似した
くなるので、スコアからみんなで解釈し作り上げるんだと。

お目当ての高校は、初めての満点１位通過で中国大会の切符を手に入れました。私
の耳も大分成長したのかも。聴いた高校６校、大学２校、一般１１団体の１９団体
の金銀銅の予想も、中国大会への推薦も、パーフェクトで当たった！まぐれだがｗ

演奏もですが、私は息苦しくなる成績発表が大好きなんです。嬉し泣きやキャーと
云う歓声、まさかのどよめき、青春のド真ん中を一緒になって共有できる成績発表
の場が。高校Ａが平日行われる年も演奏は間に合わなくても夕方の成績発表の会場
に飛んでいっていましたｗ

今年の中国大会は広島で行われるため、高校Ａの代表枠が１枠増えて６枠。一昨年
までは４枠だったのですが、昨年から５枠に増えました。最近の広島は強豪と言わ
ていれる私学５校のどこか１校が県落ちだけど、他の高校から代表が選ばれていま
せん。私の記憶が正しければ2009年の安古市が最後で、昨年までの５年間私学５校
以外の県代表は無いはずです。そして、昨年１枠増えて私学５校が揃って代表にな
ったのですが、今年は６枠ですから、常連の５校以外にどこが代表に滑り込むのか
に興味がありました。

それが、大波乱と云うか、５校の一角が崩れ、昔は全国大会常連だった古豪の基町
が復活し、さらに広島朝鮮初中高が初めての代表に選ばれました。比治山と国際以
外の演奏を聴いていないのでなんともいえませんが、前日から全てを聴いていたと
云う吹奏楽追っかけの方は「順当」との感想です。結果はリンク先でご覧ください

もう一つ嬉しいビックリが。お母さまを少しだけ知っている、７年前のコンクールに
出ていた高校生が、立派になって審査員の中に名前があるんですよ。