福山大空襲

今日は終戦記念日ですね。だから、真面目なお話しをします。

街頭インタビューで「８月６日が何の日か分からない若者」の映像を見て「まったく
今の若い者わ」とか「戦争が風化してる」と嘆くのは広島市民の悪いところだと思う。


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平和教育を受けていないであろう、広島市民以外が知っている方がおかしいし。我々
は（我が家の３１歳３０歳２２歳の子供達も）８月６日は登校日だったし、その日は
今でも何処にいても「黙祷」をするという。これは広島市民なら自然にすることだと
思う。

そう云う環境に無かった人に「なんで知らんの？」と非難するのはおかしいだろう！？
反論したそうなあなたに訊きたい、じゃあ福山大空襲は何年何月何日？と。

答えられましたか？私は答えられませんでした。答えられないどころか「福山大空襲」
自体を知りませんでした。質問されて初めて「福山に大空襲」があったことを知った
恥ずかしい広島市民です。ここまでの文章であえて「広島県人」ではなく「広島市民」
にしていたのはこのためです。当然広島県人で括れば大空襲の質問に答えられるであろ
う福山市民も含むことになるので。

福山大空襲は１９４５年８月８日（なんと広島への原爆投下から２日後）の午後１０時
２５分から１１時３５分まで、１時間１０分におよんだ、Ｂ-２９爆撃機９１機による
大空襲なのです。

当時の福山市の人口は５８，７４５人、１３，６７１世帯なのですが、死者３４５人、
重軽傷者８６４人、焼失家屋数１０，１７９戸、被災者数４７，３２６人と云うこと
は、福山市民の８１%が被災した大空襲だったそうです。知らなかった。

焼け落ちた福山城からの写真