寒来光一の日替わり笑話

お笑い作家・寒来光一(さむらいこういち)が、毎日(たぶん?)、笑いのネタをお送りします。

ご使用大事(新ことわざ辞典)

2007-06-29 00:37:50 | 新ことわざ辞典
 ●大切に使うべきだということ。
   今は、何でも物があふれ返っています。だから、こ
   われたらすぐに買い換えようとしてしまうんですね。
   だけど、これで本当にいいんでしょうか。
   子孫に美しい地球を残すことができるのだろうかと、
   考えてしまいます。
   環境問題の視点からも、やっぱり物はもっと大切に
   使うよう、心がけないといけないと思うんです。

  *旧ことわざ
   「後生大事」
      信仰に励むこと。非常に大事にすること。


    テレビドラマ「わたしたちの教科書」、おもしろかっ
    たですね。出色のできばえでした。 
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クスリも過ぎれば毒となる(新ことわざ辞典)

2007-06-26 00:31:14 | 新ことわざ辞典
 ●意味…何事も節度が肝心だということ。
  笑いには、ナチュラル・キラー細胞の動きを活性化させ、
  ガン細胞を殺してしまうという働きもあるそうです。
  「クスリ」と笑うのは、本当に体にいいわけです。
  しかし、何事も行き過ぎたらいけません。笑い過ぎて、腹
  が痛くなり、病院に運ばれてくるという人も、いるとかい
  ないとか。
  「健康のため、笑いすぎにご注意ください」。こんなテロ
  ップを、お笑い番組の冒頭に流すことも必要かもしれませ
  んね。
   
   *旧ことわざ
    「薬も過ぎれば毒となる」
      どんな良いことでも、限度を過ぎると良くない。

     社保庁の全職員に、ボーナスの一部自主返納を求める
     とか。そのお金が、途中でまたどこかへ消えたという
     ことのないようにしてもらいたいものです。 
    
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簡単な相手だす(新ことわざ辞典)

2007-06-23 00:53:13 | 新ことわざ辞典
 ●意味…なめてかかると、思わぬ落とし穴が待ち受けて
     いること。
  「なんや、アイツかいな。こら、手ごたえあらへんわ。
   ものの30分で片付けたる」
  相手をのんでかかるというのとは、ちょっと違います。
  完全に相手をなめきってるみたいなんですね。
  こうなると、こっちにも心のスキが生まれてしまいます。
  計算どおり、圧倒的な優勢を築いたはずが、二歩を打っ
  て、無念の敗北を喫してしまう羽目になるわけですね。

   *旧ことわざ
    「肝胆相照らす」
      心の底を打ち明けて、親しく付き合うこと。

   
    桑田がイチローを三振にとる! 何か不思議な対決で
    すね。桑田にしてみれば、感無量でしょう。 
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一(ワン)を聞いて、十(テン)まで聞く(新ことわざ辞典)

2007-06-20 00:52:06 | 新ことわざ辞典
 ●意味…最後の最後まで、葛藤を続けること。
  KO負けする時のボクサーの心境は、どんなものなので
  しょうねえ。
  ワン(ン? どないしたんや)、ツー(あっ、おれ、倒
  されたんやな)、スリー(まだまだ時間はあるわ)、フ
  ォー(よっしゃ、そろそろ起き上がったろか)、ファイ
  ブ(あ痛ッ!)、シックス(痛ッ、イタタタッ!)、セ
  ブン(ツ、ツツツツッ!)、エイト(クソッ!)、ナイ
  ン(い、いくで)、テン(だ、ダメや)。
  極限の状態での葛藤、これこそボクサーの醍醐味な
  のかもしれません。
 
   *旧ことわざ
    「一を聞いて十を知る」
       非常に物分かりがいいこと。

   渋谷での事故、悲惨なことになりましたね。
   それにしても、地下1500mを掘って、お湯をくみあ
   げているとは、驚きです。 
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苦しい時のかみさん頼み(新ことわざ辞典)

2007-06-17 00:53:33 | 新ことわざ辞典
 ●意味……鬼にもすがりたい気持ち。
  「な、来月の小遣いで、絶対に返すから、ちょっとだけ
  前借り頼むわ。な、な!」。こんな光景が、今日もどこ
  かの家庭で繰り広げられているはずです。
  「しゃあないなあ。今度だけよ」と言う、いやおっしゃ
  られるかみさんの顔は“仏”に見えます。
  「イヤや。この前もおんなじセリフ言うて、裏切ったや
  ないの」と言うかみさんの顔は、“鬼”に見えます。
  化粧のノリよりも、一つの言葉の方が、女性の美醜を左
  右する決定的な要素になっているようです。
 
  *旧ことわざ
   「苦しい時の神頼み」
     日ごろは信心がないのに、困った時だけ神仏に頼
     ろうとすること。

    
    早くも、夏の甲子園予選が始まったんですね。国会も
    ヒートアップ、球場でも熱闘が繰り広げられ、今年の
    夏は、暑くなりそうです。 
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起きて半升寝て一升(新ことわざ辞典)

2007-06-14 00:54:51 | 新ことわざ辞典
 ●意味…行き過ぎていること。
  世の中には、なんでも限度というものがあります。
  ちょっと飲めば、百薬の長かもしれません。ほどほ
  どに飲めば、ストレスのはけ口かもしれません。
  楽しく飲めば、コミュニケーションを深めることに
  役立つはずです。
  しかし、1日に1升半は、いくらなんでも飲み過ぎ
  ですね。

  *旧ことわざ
   「起きて半畳寝て一畳」
     それ相応の地位があれば、十分だということ。


    ちなみに、私は全くの下戸なんです。トホホ……。  
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私の頭も新人カラー(新ことわざ辞典)

2007-06-11 00:47:38 | 新ことわざ辞典
 ●意味…媚びを売ったために、かえって軽べつされること。
  ヒット曲を見ても、テレビドラマを見ても、みんな若者向
  けばかりです。
  1週間もぼんやりしていたら、流行に取り残されて、化石
  扱いされかねません。
  「今年、入社してきた新人は、どんなんやろか? 何、考
  えてるんかよう分からへんけど、バカにされんように、若
  いふりしとかなアカンな。そや! 髪の毛の色を、おんな
  じように染めたろ」。
  こんなことしていたら、バカにされても仕方がありません
  ねえ。

   *旧ことわざ
    「鰯の頭も信心から」
      つまらないものでも、信心の対象となれば、あり
      がたく思えるものだということ。


    北九州では、さわやかな天気が続いています。でも、
    関東の方は、大荒れ? 
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ゼェゼェヒィヒィ(新ことわざ辞典)

2007-06-08 01:26:23 | 新ことわざ辞典
 ●意味…全力を尽くすこと。
  今は、生きがいが見出しにくい時代だと思います。
  物に恵まれ、苦労せずに育った世代にとっては、出世主義
  やモーレツ社員という言葉を聞いても、ピンと来ないのは、
  仕方のないことかもしれません。
  しかし、そんな時代だからこそ、全力を尽くしている人間
  の姿を見てると、感動がこみあげてくるんです。
  いや、“ハァハァヒィヒィ”“フゥフゥハァハァ”では、
  駄目なんです。ここは、何がなんでも、“ゼェゼェヒィヒ
  ィ”じゃないと駄目なんです。

   *旧ことわざ
     「是々非々」
       良いことには賛成し、悪いことには反対する
       という、公平無私なこと。


    近所の小さな食堂が、36年間の幕を閉じました。
    寂しくなりました。 
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本音、身に沁みる(新ことわざ辞典)

2007-06-05 01:26:39 | 新ことわざ辞典
 ●意味…なんでも真に受けたら、ひどい目にあうこと。
  身に沁みるのが、“人の情け”だったらいいんですが、本音
  だったら大変ですよ。
  「遠慮はいらん。今日は、本音でとことん議論しょうやない
  か」。こんな言葉に惑わされて、ガンガン本音をぶつけてし
  まったら、結果はもう見えています。
  双方とも、心はズタズタ、ボロボロ、ぼろ雑巾から同情受け
  てしまうぐらい、悲惨な結末を迎えるに決まっています。
  日本社会は、まだまだ「あうんの呼吸」が生きてる社会です。
  TPOをわきまえておかないと、大変な目にあいますよ。

   *旧ことわざ
    「骨身に沁みる」
       喜びや悲しみを、心身に強く感じること。


    訪問者数、おかげさまで少しずつ増えつつあります。
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梅に、浮くイス(新ことわざ辞典)

2007-06-02 01:19:15 | 新ことわざ辞典
 ●意味…欲望が、果てしなく広がっていくこと。
  物の本質を見抜くには、視点というものが大事になってき
  ます。一番いい視点は、何と言っても同じ高さの視点だと
  思います。
  したがって、梅の美しさを本当に楽しもうと思ったら、梅
  の花の高さから見るのが最高なんですね。
  「ああ、ウグイスみたいに空が飛べたらええなあ。そやけ
  ど、ずっと立って見るのも疲れるしなあ。そや。空中に浮
  くイスがないやろか」。
  こんなふうに、望みは果てしなく広がっていくのです。
   
   *旧ことわざ
    「梅に鶯(うぐいす)」
      とりあわせがよいこと。

    イチロー選手、連続試合安打の自己記録更新! どこま
    で続くか楽しみですね。 
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