森沢が花壇の手入れをしていると、5歳ぐらいの男
の子がやって来た。
「この花、ぼく知ってるよ。チューリップ!」
「ほう、よく知ってるね」
森沢がほめると、次から次へと言い始めた。
「えーと、こっちがバラで、こっちがヒマワリ」
「すごいね。大したもんだ」
親のしつけがいいのだろう。自分にも、こんな孫が
いたらいいなあと、森沢は思った。
すると、男の子は、花壇の端に咲いている花を指さ
しながら、目を輝かせてこう言った。
「わあ。アズマシロガネソウだ!」
その花の名は、森沢も知らなかった。こんな可愛げ
のない孫がいなくてよかったと、森沢は胸をなでおろ
した。
気温が下がったので、あわてて少し厚手の毛布を
用意。なかなか気温の変化への対応が難しいです
ね。
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中日新聞HPの「達人に訊け!」コーナーに、お気楽悩み
相談室」を連載しています。
相談その320「割り勘の端数を支払わされるが、こんな理
不尽な思いをしてまで、付き合いを続けるべきか?」
不尽な思いをしてまで、付き合いを続けるべきか?」
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