以前、ウチで飼っていたメダカが減ってきて 最後の一匹になったらそのメダカが頑張って生きていました。
台所で飼われていたそのメダカさん、 銭婆が「 邪魔だから川に流してきて! 」
と、いつもオイラに言ってましたが たった一匹のメダカでも そんな殺生な事は出来ません、
そこで思い付いたのが 母ちゃんに飼って貰う事、
一人で暮らしている 母ちゃんには 手軽で良い友達が出来るし
良い事かも! と、持って行ったのですが( 押しつけたとも言う )
4月にアップしたメダカの記事 ←それがこの記事です
せっかくなので 新しい入れ物と 友達を何匹か増やして持って行きました。
ひと月もすると オイラが持って行った 連中は皆死んでしまい
その後、母ちゃんが 本当のメダカ(今まではアカヒレという魚)を何匹か買ってきては 補充していたようです。
で、こないだ父ちゃんの三回忌の時 車の中での お喋り中、メダカを思い出して
「 メダカはまだ元気?」 と、訊いてみると
「 こないだ最後の一匹が死んで 入れ物も片付けた。 邪魔だから持ってき! 」
と言われてしまいました。
「 それでもなぁ、最後の一匹は 私に よう懐いてくれよったわ 」
「 えっ? メダカって 人に懐くの? 針の穴程の脳みそしかないのに、マジですか?」
「 ホンマやって、 名前呼ぶとこっち来るようになったからなぁ 」
「 んな訳っきゃないだろうよ 」 と、薄笑いしながら言うと 母ちゃんは
「 ピィちゃん! ピィちゃん!って呼ぶと 水草の中に隠れとるのが 上に上がって来るんやからなぁ 」
「 なに? メダカの名前って ピィちゃんって名前なん ヒヨコみたいな名前付けて変だろうよ、」
「 何言うか! なんて名前付けようが私の勝手やろが 」 と怒られてしまいました^^;
世界広しと言えども メダカにピィちゃんって名前付けたのは 母ちゃんだけだと思いますがね^m^
「 そのピイちゃんって名前の由来は何処から来たん? 」 と訊いてみると
「 動きが ピッピッて動くやろ、だからピイちゃん! 悪くないやろ 」 と言ってましたが
ピイちゃんという名前のメダカ という事が オイラの頭はツボにハマってしまい
笑いを堪えるので必死でした(^u^)
「 歳を取ると メダカ一匹死んでも 悲しいもんやで もう動物は持って来んでな 」
と言われてしまいました。
ティラノザウルスのような 母ちゃんでも歳を取ると こうまで気持ちを変えるのかと
この時、母ちゃんの老いを 感じました。
まぁ、ワカメさんがいる間は たまにワカメを預けて 散歩にでも連れて行ってもらいます。
「 アタイの年齢もそろそろ婆ちゃんに近くなってきたかも、 」