月曜日、仕事から帰って来たら 隣の家が葬式の仕度をしていました。
そして昨日、お通夜に出てきました。
隣は 猫屋敷の家です。 猫屋敷には お爺ちゃんと お婆さんが住んでおり
その他大勢の猫達が 一緒に住んでいます。 でも最近はかなり数が減ったかな?
お爺さんは 去年の暮頃、救急車で運ばれて行きましたが
ついに亡くなってしまったか・・・。
と、生前の姿を思い出すと 少し悲しい気持ちになります。
しかし、こないだの 大地震や津波で 大勢の方が 惨い亡くなり方をしましたので
近所で 高齢で亡くなった人がいても 昔みたいに 騒ぐ感じもなく 逆に何事もないような気さえしてしまいます。
ただ思うのは 「 畳の上で亡くなる事ができて良かったじゃない、 」 って、思ってしまいます。
これがもし、ひと月前に亡くなったとしたら
どんな病気だったのか? 親戚とか沢山いるのか? とか 色々と聞きたい事とか出てくるのでしょうが
失礼だとは思いますが 今回は そんな事を聞く気にもなりません、
お隣だというのに オイラはやっぱり薄情なのかも知れません、
まぁ、 そこの家にいる多数の猫のおかげで ウチとはほとんど交流は無いのですが やっぱり お隣の家ですからね、
今までいた人が居なくなると さみしい気持ちにはなりますね、
今までオイラは 『 人の死というものは 特別な事であり 人というのは そうやたらに 死んだりはしない 』
『 死ぬという事は特別な事だ 』 と、思い込んでいました。
外国で 戦争や災害などがあっても 心のどこかに 『 それは ヨソの国の出来ごと 日本は特別な国、』
などと勝手に決めていたような気がします。
今回の大災害で思った事、
人なんて簡単に死んでしまうし 今まで築いてきたものも あっという間に瓦礫になってしまい、
ここまで発展した科学や文化や文明なども、 こんな惨事になると 何の役にも立たなかった。
人間は今回、自分の持っている 二本の足や手で 自分の力だけで逃げなければならなかった。
人間がどんなに頑張っても 自然の力には まったく歯が立たないという事を思い知りました。
隣の お爺ちゃんが居なくなって、これからは お婆ちゃん一人で 暮らす事になるのですが、
何だか可哀想です。
家族は家で一緒に暮らしているネコのみに なってしまいました。
ますます孤立してしまうのではないか? などと心配に なってきました。
「 お隣の爺ちゃんが 死んじゃった・・・。 やっぱり悲しいな 」
「 ウチの爺ちゃんが死んじゃったよう (T_T) 」
「ウエーーーーーン! じいちゃーーーん (/_;) 」
「 残念だけど 元気出してよね、」
「 うん、」
「 今度から アタイが友達になってあげようか、」
「 僕、ワンコは嫌いだから友達になんて ならなくてもいい!」
「 ショボーン、キッチリと断られちゃったよ・・・。」
「 せっかく アタイが友達になってあげようと思って声かけたのにぃ!」