今年の冬は雪が積もることも無く良い冬でした。
毎年 冬が終わると庭はこの通り コケで緑色になってます。
そこで竹ホウキで掃きまくります。
今回は朝早く庭を履きました。
スズメの餌撒きの前に庭を履いてるので スズメ達が餌撒き時間が遅くなりイライラしているようです^^;
「 庭なんか履いてないでサッサと餌撒けやーーっ!」
うるせー! このクソスズメが! もう少し待ってろ! っつうの<`ヘ´>
翌日、コケも無くなり庭も綺麗になりました。
もう数日、竹ホウキで掃きまくればもっと綺麗になるはずですが
ここのところ 天気が悪くて 履く事が出来ず そのままにしてたら
また元に戻りそうにあります(-_-)
では次のお話し、
2カ月程前から 銭婆さんに 「 今度は桜でも作ったら ? 」と提案してましたが
なかなか出来ず やっと重い腰を上げて作ったのですが、
本物の桜の枝に ちりめんの桜をくっ付けました。
「 花が付いてた場所に付けたからリアルな感じでいいでしょう^^; 」
とは言っても もう一本くらい枝を持って来てほしい気が
もう少し工夫が必要だと思いますが今年はもう遅いので来年の課題となるでしょう^^;
ピーナッツクリームの思い出・・・。
久しぶりにピーナッツクリーム入りのパンを食べました(^^)
人に言うほどの思い出でも無いのですが ピーナッツクリーム入りのパンを食べると思いだします。
オイラが小学校2年生くらいの頃だと思います。
考えるともう50年以上も前の話になりますね、
その頃は父ちゃんの博打、酒、浮気などで家の中が イライラしていました。
いつも夫婦喧嘩が絶えなくて 大変な毎日だったと思います。
そんな時に小学校の図書室で読んだ一冊の絵本、
題名も内容も忘れましたが、かすかな記憶の中で覚えている範囲で説明すると・・・。
雲の上に鬼の子供がいて 上から地上の世界を見ていました。
そこには 一人の少年がピーナッツクリームのパンを食べていて
「 おいしい おいしい 」と、何度も言ってます。
鬼の子は そのピーナッツクリームの味を知りません、
「 あんなに美味しそうに食べているのだから さぞかし美味しいのだろうな
一度でいいからそのピーナッツクリームの入ったパンを食べてみたいな 」
鬼のお父さんお母さんに頼んでも 「 人間の世界に行ってはいけない 」と、怒られてしまいます
~中略~
ついに子供の鬼は 少年が食べていたピーナッツクリームのパンを食べる事ができました。
鬼の子は嬉しくて美味しくて とても幸せな気持になりました。
中略の部分は全く記憶にありませんので どんな内容なのか解りませんが
小学生の低学年だったオイラも子供の鬼と同じく ピーナッツクリームのパンを食べた事が無くて
『 ピーナッツクリームのパンって、そんなに美味しいの?』って思いました
子供にとって、食べた事のないものの味って 未知の世界で想像しても解らないのです
大人になると 〇〇の様な味! とか、説明する時は 経験を元に想像も出来るのですが・・・
そんな平和なお話とは違い、我が家では毎日の様に夫婦喧嘩ばかりしている両親、
そんな殺伐とした家の中で「 ピーナッツクリームのパンが食べたい 」などと言えるはずもなくその日を過ごしていました。
まぁピーナッツクリームのパンが何処に売っているのかさえも知らなかったのですけどね^^;
そんなある日 友達の家の近くに新しくパン屋さんがオープンしたという情報を聞きます。
もしかして ピーナッツクリームのパンがあったりして・・・
お金も無いのに ノコノコとオープンしたパン屋さんを覗いて見ると、
ここで売っているパンの目玉商品は食パンにクリームを塗るタイプのサンドイッチ、
クリームはガラスのウインドウの中に 今のアイスクリーム屋さんの様にバットに入れて並べて置いてあります
オイラは人差し指を立てて ピーナッツクリームを探しました。そしてその存在を見つけるなり
飛び上がって喜んで そのまま家に駆け込みました。
家には金が無いので 「 そんなの駄目だ」と言われるのは目に見えてますが
夢中になった子供というのは全てを忘れてしまいます。
「 母ちゃーーーん! ▼◎△■!!! 」 もう、支離滅裂です^^;
何とか自分の思いと伝える事が出来ましたが
オイラは自分が言った後に「 駄目だ!」と言われるはずだと気付きました。
少しの沈黙のあと 母ちゃんが言いました
「 今日はもうあかんけど 日曜日の朝 買いに行ってくれるか?」
もう天にも昇る気持でしたね^^
ピーナッツクリーム入りのパンを食べる事が出来る! 死ぬほど嬉しかった
そして日曜日の朝、パン屋さんに飛んで行きました!
「 ピーナッツクリームのパンを4つ 」4人家族ですので 一人一枚づつです。
パン屋さんは 大きなカタマリの食パンを機械に入れてスライスさせて
そのあと ガラスの中に入っていた ピーナッツクリームの入れ物を出して パンに塗ります
そしてもう一枚上に食パンを乗せると出来上がりです。
四つのピーナッツクリームのサンドイッチを 薄い緑色の紙で包んで 茶色い紙袋に入れてくれました。
また飛んで帰って 一家でサンドイッチを食べます。
まだ保育園児の弟が 「 スゲーうんめぇ!」と言うと 母ちゃんが「 ほんま 」と答えます(^-^)
オイラはもう英雄気分でした^^
初めて食べたピーナッツクリームのパン、本当にうんめぇ!
食べながら親と弟を見ると皆がニコニコして食べてる、
いつもイライラして 食事時でさえ親の顔色を見ながら食べていた食宅が
この日は 皆が笑顔になっているのが 何よりも嬉しくて誇らしかった。
それからは 日曜日になるとたまに母ちゃんに 「 食パン買ってき 」と言われると喜んで飛んで買いに行きました
借金だらけで貧乏で いつ家庭崩壊するか分からななかったあの時期
ピーナッツクリームのパンを食べた思い出だけは温かな思い出として今でも思い出されます(^-^)
「 貧乏は変わらないけど今のパパからは想像も出来ない話よねぇ 」