日本が台湾有事に備えて南西諸島に日米のミサイルを設置すると聞いた。
ロシアはそれに対応すると言っているらしい。
どうやら台湾有事に備えることが気に入らないらしい。
なんで台湾有事に日本が対応するとロシアがそれに反対するのか。
台湾はロシアとは関係ないでしょ、と思う。
どういうこと?
まぁ、それはつまり中国とロシアが連携を組んでいると言う証拠であろうなぁ。
そもそも、どうして日本が自国を守る軍事力を増強すると周囲のアジア諸国が怒るのか?
そこには日本人が勘違いしていることがあると思う。
それは近隣諸国が日本が嫌いだからとか、日本が太平洋戦争の時のような富国強兵をしているとか、そういう意味ではないと思う。
元々日本はアメリカの軍が常駐している「東洋の島」だからである。
アメリカの軍艦なわけである。
だから、日本に対して怒っているのではない。
アメリカに対して怒っているのである。
世界に目線で考えたなら日本という独立した国はそもそも存在しない。
中国もロシアもそういうふうに思っている。
日本という国は傀儡国であって、独立した一つの国だとは思っていない。
歴史的な背景から考えると確かにそうとも言える。
日本人は太平洋戦争は終わったと勘違いしている
日本は植民地ではないと勘違いしている。
結論から言えば、いまだに日本はアメリカの植民地である。
「いやいや、そうではない」と言い返す人も中にはいるかもしれない。
でも、アメリカのためにせっせと稼いで、アメリカのために世界第二位の経済国になり、アメリカが金をよこせと言えば、金を渡す。
アメリカのために軍備を拡張して、アメリカを守るための軍事力を増強せよと言えばそうする。
そもそも戦争が終わって、「日本は軍隊を持たない」と言うことになっていた。
けれども、1950年頃 朝鮮戦争が始まった。
その時にアメリカを守る島に仕立てた「日本という国土」をアメリカ軍が守る余裕がなくなった。
それは、朝鮮戦争の時に、朝鮮半島にアメリカ軍を投入しないといけなくなったからである。
日本という軍艦が手薄になるから「日本人を使って日本の島を守れ」と言ったわけである。
だから、自衛隊と言う名前で、日本人を使ってアメリカのための軍隊を作ったわけである。
脈絡から言うと、そういうことだ。
だから、日本の近郊の国々から見ると、日本が軍備を増強すると言う事は、アメリカがアジアの国々に対抗する軍備拡張していると言うことに他ならない。
わかっている人はわかっているのだろうけれども、多くの日本人は誤ったプライドで日本を見ている。
日本は独立していると思っている。
アメリカの属国ではないと思っている。
そこが大きな勘違いなのである。
そう考えると、日本政府がやっていることが何のためにやっているかがよくわかる。
つまり、日本人はアメリカを防衛するために作られた植民地だからである。
だから、日本国民から大量の税金を吸い上げて、アメリカが利益を得るために生かされていると言うことに他ならない。
だから、アメリカの考えでは日本人が滅亡しようがどうしようが関係ない。
それが世界の常識なのである。
では、日本人たちはどうしたらいいか。
日本と言う国を別の角度から見るために、一度海外に行ってみたら良い。
そして、海外に住んでみたら良い。
それでも日本に帰ってくる人たちが、大勢いるのはなぜか。
日本はアメリカの植民地であるけれども、そこに住んでみたら、我々日本人から見たハワイのようなものなのではないかな。
軍事的な拠点であると、同時に、ある程度そういう軍事力に守られたリゾート地的な印象を与えているのだろうと思う。
リゾートと言うのはちょっと違うけれど、説明するにはそういう言い方が分かり易いのでその言葉を使ったが。
まぁ、治安が良い。
アメリカ軍が駐留するからである。
そしてそこに住めばアメリカ軍が守ってくれるし、適度な治安で守られた日本人と言う奴隷者たちが色々と重宝した環境を作っている。
世界的目線で言えば、結構「品の良い楽園地」なのである。
沖縄における米軍の乱暴な事件は、そういう背景が根底にあるから、「日米地位協定」などというものは、過去も未来も変わらない。
変えられない。
アメリカ軍が出て行けば別だけれども。
しかし、日本からアメリカ軍が退いた後は、貧弱な植民地としてポツンと残ってしまう。
中国やロシアからすれば太平洋を望んでアメリカに対応する軍事拠点が作れるのである。
非常に有意義な島なのである。
それより先に、中国は台湾を一旦そういう太平洋を望む軍事拠点にしたいのである。
ところが、アメリカは、そうさせたくないから、台湾を守ろうとしている。
緩衝地帯と言える。
それはつまり日本はウクライナと同様な存在であろうか。
アメリカにとってアジアの拠点である日本はウクライナとは立場と言うか意味合いが違う。
ウクライナについては、ヨーロッパ諸国がロシアに対抗するためのクッションを置いているエリアなのである。
だからEU諸国にとってはウクライナは重要な拠点となる。
そう考えてみれば、歴史背景と未来がよくわかる。
結局、東西冷戦は終わったように見えて終わってない。
かつて、アメリカとロシアの冷戦があったけれども今はロシアと中国が手を握り、東側諸国として復活してきたのである。
現状がそうなってるではないか。
ヨーロッパに対しては、ウクライナをその拠点としてロシアと奪い合っている。
東アジアに向けては、台湾と日本列島がそれに匹敵するのである。
では、日本列島がどういう立場なのか?
以上の内容でよくわかると思うけれども、ウクライナの環境、立場と類似なのである。
日本人はそこがよくわかっていない。
だからいまだにフラフラしている。
確かに、ウクライナの中でも「自分たちは戦争をしている国なのだ」という立場が根本からはわかってない人がいるかもしれない。
それはウクライナでも西側のほうの人だろう。
日本人に振り返って考える。
南西諸島に住んでいる日本人たちは、中国軍に比較的脅かされるような時があるので、戦争の危機に少しは気づいているかもしれない。
だから沖縄のデニー知事はそこに不満を持っている。
自分たちの立場をもうちょっとよく知ってほしいということである。
自分の立場と言うのはつまり日本人全体の置かれている立場だ。
沖縄の問題は、日本国全体の未来の問題なのだということがみんなわかっていない。
そう考えると、まさに、既に戦争の前哨戦に突入しているのだろう。
既に 所得が多いとか少ないとか言ってる場合ではない気もする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます