初七日

９５歳で母が逝って７日になる。
さほどの苦しみもなく、希望通りに最後まで自宅で看取れたことで先ずはホッとする。
安らかに天寿を全うという表現でよいと思う。

９０歳ごろまで裏の畑で野菜作りに勤しんでいた母である。
丁度二年前に脳梗塞を発症し半身麻痺の不自由な体となったが、デイサービスや毎月一回、１週間のショートステイを利用させてもらっていた。

ショートステイ中夏祭りがあったが、車椅子で盆踊りの輪に入れてもらったり、カラオケ大会にも参加させてもらった。

施設の職員さん方にも大切にして頂き、前向きな老後の生活を送っていたといえる。

この１ヵ月半、体調を崩しデイサービスにも行けないでいた。

医師の往診や訪問看護、ヘルパーさんの支援を受けて自宅療養を続けていた。
短期間点滴注射を受けただけで、少しづつでも重湯やヨーグルト、具無しの茶碗蒸し、プリン、葛湯、リンゴ汁、みかんの汁などを食べてくれた。
茶碗蒸しやプリンを作るのに圧力鍋が大変役立った。
最後の日の夕食まで食べてくれたことを良しとしよう。



花好きな母には、式場から溢れるほどのいっぱいの花と大勢の人々に見送ってもらい、夫や５９歳で逝った次男のもとへ旅立つことが出来た。

１２月の園芸療法

毎年１２月は、お正月飾りを作ってもらう。
デイサービスの利用者さんも楽しみにしてくれている。
今年は、ネットで虎の張子のイラスト「招福とら」を利用させてもらった。



今年は夏の天候が悪く、稲の育ちが良くなかったようで藁も短い。
羊バエも出なかったようだ。
どの田んぼを見てもない。
職員の運転手さんの田んぼに少し出ているとのことでもらってくる。
いつも藁を提供して下さる職員さんのお父様から本物の稲穂を貰っていたので、両方を合わせて稲穂飾りを作った。

失敗は扇の紙をケチって100均のものを利用したこと。
ここはやはり本物の和紙を使えばよかったと後悔。

それでも皆さん喜んでくれた。
なかには、昨年の正月飾りを捨てずに置いているという人もいた。



出来上がった正月飾りを手ににっこりの利用者さん。

家庭犬訓練競技会

１３日の日曜日は、犬馬鹿クラブの訓練競技会。
母の介護を妹に頼んで参加する。

ビースケは招呼の時に脱走してしまい大幅に減点。
前回は５０点満点の３９．５点だったのに、今回は２９．１点と１０点以上も落ちてしまった。

チャコは前回は初級で４２．５点で優勝、今回は初めての中級で２３．８点。
招呼がダメだから仕方がない。
まあ、参加することに意義があると・・・・。



オールドの金ちゃんも中級は初めてなのに、中々集中していい感じ。




我が家の２ワンは金ちゃんを応援しているように見えるでしょう。



実際は陽だまりでのんびりと寛いでいました。
母の介護にかまけて散歩すら出来かねている最近の状態では、こののんびりとした一日は貴重なものだったのかも知れない。

訪問入浴

母の体調が思わしくない日がもう１ヶ月になる。
デイサービスもショートステイも行けそうになくなった。

往診をしてもらっている診療所から訪問看護を毎週一回お願いした。
訪問介護は毎日１時間来てもらう。
加えて、週一回訪問入浴もしてもらう。

昨日、初めて室内で入浴させてもらった。
看護師1名、介護士1名と運転手の３名がチームで、チームワークもすばらしくテキパキとしかも丁寧に入浴させてくれた。

お風呂大好きだった母はもう少し喜ぶかと思ったが、やはりかなり体力が落ちているのか余り会話はなかった。
しかし、夜は久々に良く眠れていた。



気が付けばもう１２月も半ばになろうとしている。
庭の白木蓮の蕾が逆光に輝いてきれい。

ワンコのお友達

ジローママ（今は金ちゃんママ）がお友達ワンコを羊毛で手作りして、町の文化展に出品された。
あまりに見事なので、お断りしてブログに載せさせてもらう。



このワンたちの中には、もう虹の橋を渡ってしまった仔もいる。
ピレニーズのジローくん、その母犬のグレミちゃんとお父さん犬、バーニーのＨＡＲＵくん。
その横にいる小ちゃいビーグルは先代ビースケだという。
懐かしいなあ～～～。

正面にいる金ちゃんは、金ちゃん自身の毛を使っているとか。
他は羊毛を紡いで染色して、細々とした作業の繰り返しをして作っている。

金ちゃんママは、ワンコの写真を元に木工でワンコの看板やキーホルダーなどを作ってくれた。
我が家にも作品がたくさんある。
ワンコのリボンや帽子なども製作していたが、今は止めてしまわれた。
もったいないと思うが、材料費程度しか報酬を受け取っていないので続かないのだろう。

その犬をモデルにした唯一の作品なので、もっと正当な報酬を受け取り続けてくれたらと願うが・・・。