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雨に濡れる麹町で

2024年03月01日 22時03分37秒 | 日々の出来事
雨の夜景ですね⭐




2/29/2024
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3000の兵で15万の兵に逆転勝利できた…豊臣秀吉が大絶賛した"生涯無敗"の戦国最強武将とは?

2024年03月01日 20時03分36秒 | 歴史的なできごと

このやり方で3000の兵で15万の兵に逆転勝利できた…豊臣秀吉が大絶賛した"生涯無敗"の戦国最強武将の名前 (msn.com) 








>織田軍の桶狭間の戦いは、信長が戦術を今川本陣への直接攻撃に絞り込み、あとは本陣へ到達するまでひたすら走り続けたことが成功につながりました。


大軍に勝利する武将はどんな戦術を使っているか。歴史家・作家の加来耕三さんは「“生涯無敗”の戦国武将・立花宗茂は少数の兵をもって大軍を討ち破り、不利な局面を有利に一変するのが得意な奇跡の武将だった。宗茂は敵の布陣を徹底的に調べて、ウィークポイントを探し出し、軽く突いて目算をつけた後、合戦ではそこを狙って集中攻撃を加えた。小さな単位を次々とつぶして勝利をつかんだ宗茂の戦い方は、現代のビジネスでもそのまま実践することができる」という――。
※本稿は、加来耕三『リーダーは「戦略」よりも「戦術」を鍛えなさい』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。


大軍に戦術はいらないが、弱者には戦術が必要
小よく大を制す――戦術の力で、戦略の劣勢をひっくり返した例といえば、
日本三大奇襲戦”の一つに、幕末の歴史家・頼山陽(らいさんよう)が数えた「桶狭間の戦い」(1560年・永禄3年)が、真っ先に思い浮かびます。


実兵力2万5000の今川義元の大軍に対して、挑む織田信長はわずか3000弱ほどの兵力しかありませんでした。しかし、皆さんもご存知のように、信長はわずかな兵力で奇襲を敢行し、今川軍を尾張(おわり)から撃退しました。


今川軍にすれば、負けるはずのない戦いであったはずです。味方は2万を超える大軍であり、敵はわずかに3000なのですから、戦力の実力は、自乗に比例する――数の力で正攻法に押せば、簡単に勝てる、と義元は考えていたことでしょう。


わずか3000の兵を相手に、細々とした作戦を立てる必要はない、と考えていた今川方は、敵将である信長のことを一切リサーチしていませんでした。


彼について少しでも調べていれば、信長が無鉄砲に思われる性格で、一か八か運を天に任せて、今川の本陣を探しつつ、突っ込んでくる可能性がある、と予測できたはずです。


しかし義元は、2万5000の兵をもって信長の居城・清州(清須)城を取り囲めば、すぐに相手は降参するだろう、と漠然と(「戦術」一つ持たずに)考えていました。


信長が劣勢をもって、清洲城を打って出て、今川の本陣めがけて襲ってくるという発想が、義元にはそもそも浮かばなかったのです。


織田勢に奇襲された後も、今川軍にはまだ勝ち目――少なくとも敵将信長を葬る――がありました。


なにしろ兵の数では、敵を圧倒していたのです。奇襲されても冷静に、これを迎え撃っていれば、当初は混乱しても、ついには返り討ちにできたはずです。


ところが今川軍は、碌(ろく)に警戒することもなく、各隊が分散して各々、食事をとっていました。敵地であるというのに、見張りも適当にしか立てず、すっかり油断していたのです。


「偶然の勝ちはあるけれども、偶然の負けはない」
一方の信長は、しゃにむに今川の本陣を求め、駆けつづけていました。


わずかな兵力で、城に立て籠もっていても勝てるはずはありません。


ならば、油断している相手の隙を突いて、万に一つ義元の本陣に行きつけば、逆転して、勝利できるかもしれない、と信じて、その戦術を最後までやり切ったのが信長の信念でした。



「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」


この言葉は、江戸時代後期の大名で、肥前平戸(ひぜんひらど)藩主の松浦静山(まつうらせいざん)のものだといわれています。静山は文武両道に優れた人物で、自ら藩校で講義を行い、剣術は心形刀流の達人でした。著した『甲子夜話(かっしやわ)』は有名です。



「偶然の勝ちはあるけれども、偶然の負けはない」――つまり、敗北にはすべて必然性がある、と静山は言っていたわけです。


そういえば、プロ野球の野村克也監督も、この言葉を好んで口にしていましたね。


日本史の合戦には、信じられないような強者の、逆転負けのケースがいくつもありますが、それは弱者側の巧みな「戦術」によってもたらされたものでした。


15万の大軍を3000の兵で破った戦術の達人・立花宗茂
当初に立てた「戦略」を遂行するために、刻一刻と移り変わる戦局にあって、積み重ねる作戦が「戦術」です。

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「集中」と「スピード」で戦いを制する
立花宗茂の例も、前述の織田信長の例も、戦術において重要なことは「集中」と「スピード」であることを教えてくれています。


いかに戦力を、一点に集中させるか?


いかにスピード感をもって、素早く行動に移せるか?


織田軍の桶狭間の戦いは、信長が戦術を今川本陣への直接攻撃に絞り込み、あとは本陣へ到達するまでひたすら走り続けたことが成功につながりました。


少ない兵力で清州城に籠もって戦っても、とうてい勝ち目はなかったでしょう。


少しでも奇襲をためらっていたら、わずかしかない勝機を逃していたはずです。


同様に、立花宗茂も兵力を一点に集中し、相手の弱点を攻め立て、傷口を広げて戦いを勝利に導きました。


一方、平安時代末期に活躍した源義経も、「集中」と「スピード」に長けた戦いの申し子のような人物でした。


急峻(きゅうしゅん)な山肌を騎馬で駆け下りて、平家の陣を背後から奇襲した“一ノ谷の戦い”や、嵐の中、わずかな船で四国に渡り、少数で平家を強襲した“屋島(やしま)の戦い”──。


いずれも、戦力を一点に集中して、素早く敵陣に襲いかかったものでした。


義経は、この難しい作戦を実行するにあたり、選りすぐりの兵を集めています。


一ノ谷の戦いにおける“鵯(ひよどり)越えの逆(さか)落とし”をする際も、そもそも難易度の高い騎馬戦ができる郎党や武者の中から、さらに腕の優れた者を選抜していました。


同じほどのスピードで、鵯越えを駆け下りられる人間が揃わなくては、せっかくの奇襲が成り立たなくなってしまいます。


戦術を実行する上で、「集中」と「スピード」は不可欠です。


---------- 加来 耕三(かく・こうぞう) 歴史家、作家 1958年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業。『日本史に学ぶ リーダーが嫌になった時に読む本』(クロスメディア・パブリッシング)、『歴史の失敗学 25人の英雄に学ぶ教訓』(日経BP)など、著書多数。 ----------



https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%81%93%E3%81%AE%E3%82%84%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A73000%E3%81%AE%E5%85%B5%E3%81%A715%E4%B8%87%E3%81%AE%E5%85%B5%E3%81%AB%E9%80%86%E8%BB%A2%E5%8B%9D%E5%88%A9%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%9F-%E8%B1%8A%E8%87%A3%E7%A7%80%E5%90%89%E3%81%8C%E5%A4%A7%E7%B5%B6%E8%B3%9B%E3%81%97%E3%81%9F-%E7%94%9F%E6%B6%AF%E7%84%A1%E6%95%97-%E3%81%AE%E6%88%A6%E5%9B%BD%E6%9C%80%E5%BC%B7%E6%AD%A6%E5%B0%86%E3%81%AE%E5%90%8D%E5%89%8D/ar-BB1iCYmb?ocid=msedgdhp&pc=NMTS&cvid=e2ea034284b246c699c746b692f20dd7&ei=6


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ビッグサイト出張、二日目です

2024年03月01日 10時03分41秒 | 日々の出来事
参加者は、コロナ以前を越えてる勢いですね⭐
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夜景の街、朝の風景

2024年03月01日 08時03分16秒 | 日々の出来事

夜景の街、朝見ると別物になりますね⭐




2・29・2024
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コロナで命を落とした4000人を分析して分かった、リスクの高い「持病と既往症」

2024年03月01日 03時03分58秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス

志村けんさんは肺気腫

写真:現代ビジネス


1・29・2021

 糖尿病と高脂血症、そして高血圧。昨年12月27日にコロナで命を落とした羽田雄一郎参院議員にはこれだけの「持病」があったという。


 【一覧表】コロナで重症化しやすい持病リスト!  

まだ53歳で働き盛り。そんな人が熱を出してからわずか3日で亡くなってしまったのは、持病のせいだったに違いない。

  昨年5月にコロナに感染して亡くなった力士、勝武士も糖尿病患者だった。28歳という若さでも、持病があればコロナで命を落とすのだ。 

 コロナで死ぬ危険が高いのは、治療中の持病がある人だけではない。  

昨年3月、志村けんさんがコロナで亡くなった衝撃を忘れられない人も多いだろう。70歳だった志村さんの場合、事務所は「基本的に通院するような持病はない」と発表していた。  

だが、志村さんはもともと一日60本を吸うヘビースモーカーで、過去に肺気腫を患っていたようだ。最近は禁煙し治療もしていなかったが、一度壊れた肺は元には戻らない。肺気腫は、コロナによる肺炎が急激に悪化する要因となった。  

つまり過去にかかった病気、すなわち「既往症」がある人もまた、コロナで死ぬリスクが高いのである。 

 有名人だけではない。日本国内ではすでにコロナによって4000人を超える人が亡くなった。 

 旅立っていった人々が残した膨大な情報から学べることは多い。具体的にどんな病気や既往症を持っている人が、コロナで死ぬ可能性が高いのか。そしてどのような人が、コロナに特に注意すべきなのか。最新の統計データでようやくわかった真実を見ていこう。  日本では国立国際医療研究センターが中心となって、コロナ患者の情報を収集したデータベースが作成されている。研究参加施設は844にのぼり、登録された症例は2万件を超える。 

 無数にあるデータのなかで着目すべきは「死亡因子」についてのデータだ。ここを見れば、コロナ重症で入院した患者について、それぞれの持病ごとの死亡率が分かる。

  コロナに感染し、命を落とす危険度が最も高い持病は何か。堂々のトップとなってしまったのは腎機能障害だ。重症者のうちの実に44%(25人中11人)が死亡している。 

 「人工透析の患者さんは免疫機能が低下しています。ウイルスが入ってきた場合、そのまま増殖し重症肺炎となってしまうのです」(浜松医療センターの医師・矢野邦夫氏)  意外な結果となったのは、この後の順位だ。 

 次に亡くなる割合が高いのは心疾患を抱えるコロナ患者となった。重症者121人中49人が死亡した(40・5%)。 

 そしてその次の3位は脳血管障害で、こちらは重症者114人中45人が死亡している(39・5%)。 

 一方、慢性肺疾患の人は、102人中31人が死亡してはいるものの、割合にすれば30・4%に留まっている。

なぜ肺より心臓か

Photo by iStock

 コロナは肺の病気であるにもかかわらず、なんと、心臓や脳の血管の持病がある人のほうが命を落としやすいというデータが出たのだ。

  いったいなぜなのか。東邦大学医学部名誉教授の東丸貴信氏が答える。  「新型コロナ感染症は、単なる上気道炎や肺炎ではないからです。コロナの正体は、毛細血管を含む全身の血管に障害を引き起こす『血管病』なのです」  最新の研究によれば、新型コロナは肺から血管に侵入し、血管の内側の細胞(内皮細胞)を攻撃することが判明している。

  内皮細胞は血が固まるのを防ぐ役割を果たしている。そのため、コロナによって破壊されると、血管中に血液の塊ができ始めてしまう。これが「血栓」だ。そこに追い打ちをかけるように、コロナによって「サイトカインストーム」という現象が引き起こされる。 

 免疫細胞はウイルスを攻撃する際に「サイトカイン」と呼ばれるたんぱく質を分泌する。このサイトカインには他の免疫細胞を活性化する効果があるが、過剰に生産されると免疫細胞が暴走し、正常な細胞まで破壊してしまう。 

 サイトカインは血流に乗って他の臓器にも移動し、全身で血液凝固作用を高める。毛細血管から大動脈などの太い血管まで、身体中のあちこちで血栓ができていくことになるのだ。

  東北大学加齢医学研究所教授の堀内久徳氏が厚労省の研究班や日本血栓止血学会・動脈硬化学会の合同チームのメンバーとして行った調査でも、コロナが血栓を作ることが裏付けられている。全国399の病院にアンケートをして、約6000人分の患者データを解析した。  

「結果、60人に1人に当たる105人が血栓症を発症していました。人工呼吸器や人工心肺装置ECMO(エクモ)で治療中の重症患者に絞れば、なんと約13・2%が血栓症でした」(堀内氏)  では、血栓ができると何が起きるのか。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授の石蔵文信氏が語る。 

 「足の血管で血栓が詰まれば、赤く腫れる程度の症状で済みます。しかし、脳の血管が詰まれば脳梗塞、心臓の血管が詰まれば心筋梗塞が発生することになります」

  心疾患や脳血管障害の治療中の人は、血栓ができやすくなっているので注意が必要だ。また、過去に心筋梗塞や脳梗塞を起こしたことがある人も、血管が傷んでいることに変わりはない。血栓ができやすく、血管も詰まりやすいため、コロナの死亡リスクが高い。 

 コロナにかかると危険な持病4位につけたのは、慢性肺疾患だ。

ウイルスはまず上気道(鼻・口・咽頭)で増殖し、血管に侵入して下気道(気管・気管支・肺)へと攻め込む。そのため喘息の人は重症化リスクが1・5倍になるというデータもある。だが、より深刻なのは肺気腫だと前出の堀内氏は語る。

  「肺気腫の人は、コロナの死亡率が3倍近くに上がるというデータもあります。吸い込んだ空気を取り込む組織である肺胞が破壊されているため、肺炎に罹ると必要最小限の酸素も取り込めなくなるためです」 

 慢性肺疾患と同率で4位に入ったのが、がんである。データでは、重症者79人中24人が亡くなっている(30・4%)。抗がん剤を使うと骨髄の機能が低下し、白血球の数が減少する。そのため免疫機能が低下し、コロナが重症化しやすくなると考えられる。 

 ただし、がん治療をしているからといって、必ずしもコロナの死亡リスクが高まるとは限らない。 

 昨年4月に女優の岡江久美子さんが亡くなった際、2月半ばまで乳がんの放射線治療をしていたことが、死亡リスクを高めたと報じられた。 

 だが、日本放射線腫瘍学会が「一般的な放射線治療では免疫力が大きく低下することはほとんどない」と反論している。がん治療中の人は、自分の治療法でどれくらいコロナのリスクがあるのか、医師に尋ねておくといいだろう。  重症者299人中77人が死亡(25・8%)しているのが、糖尿病だ。前出の矢野氏は語る。 

 「血糖値が高くなると、白血球の機能が低下し免疫の働きも落ちます。糖尿病の人はウイルスに感染しやすいうえに、体内で増殖するウイルスに抵抗しきれずに、重症化するリスクが高いのです」 

 糖尿病患者のコロナ重症化リスクは、通常の約2・3倍となっている(米CDCの調査より、以下同)。 

 続いて重症者39人中10人が死亡(25・6%)した肝疾患が7位となった。がんや糖尿病の人であれば、普段医者から「免疫力が低下するので、感染症に注意するように」と忠告を受けている。 

 しかし肝疾患は、自分でも気づかないうちに病気が進行しているケースが多い。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、肝疾患(肝機能障害や肝硬変など)が始まっていても、まったく症状が出ないこともざらだからだ。前出の石蔵氏は語る。 

 「肝臓には大食細胞(マクロファージ)と呼ばれる免疫細胞があり、身体に入ってきたウイルスなどを処理しています。また、免疫をコントロールする『司令塔』となるT細胞も肝臓にある。つまり肝臓は『免疫の要』であり、機能が低下しているとコロナも重症化しやすいのです」  肝臓には、食物から吸収したアミノ酸をたんぱく質に変える「工場」としての役割もある。肝臓病を患っている人がコロナに感染すると、身体に必要なたんぱく質を十分に作れなくなって体力が低下し、重症化する可能性も指摘されている。

  8位には高血圧(19・5%)、9位には高脂血症(16・1%)が入った。どちらもいわゆる「生活習慣病」で、動脈硬化により血管の壁が脆くなり、血栓ができやすくなってしまっている。

  こうした人がコロナに感染すると、突然症状が悪化して短時間で亡くなる「エコノミークラス症候群」を発症しやすい。 

 「正式名称は『肺血栓塞栓症』といい、下肢の深い静脈にできた血栓が肺に飛んで詰まり、呼吸や血液循環が途絶える病気です。

  欧米ではICUに入院した人の3~4割がこの病気だったという報告もあります。羽田雄一郎参院議員も容体の急変からたった15分で亡くなっており、肺血栓塞栓症だったと考えられます」(前出・東丸氏)  

肥満の人は、83人中8人死亡(9・6%)で、ほかの持病ほど死亡率は高くない。持病がない人でも重症者の8%が亡くなっていることを考えても、過剰に心配する必要はない。 

 ただし肥満の場合、重症化するリスクが高いことは明らかになっている。「脂肪で肺が圧迫され、肺炎になり人工呼吸器をつけても肺が膨らまない」(前出・石蔵氏)という理由もあるようだ。

  BMI30(160cmで約77kg、170cmで約87kg)以上の人は、重症化リスクが健康な人の3倍となる。さらにBMI40(160cmで約103kg、170cmで約116kg)以上では、重症化リスクがなんと4・5倍に上昇する。


「高血圧×喘息」が怖い

Photo by iStock

 とはいえ、コロナが怖いからと無理なダイエットをすれば、免疫力が低下してかえって感染リスクが上昇しかねない。感染者数が急増したことで家にいる時間が長くなっているかもしれないが、体重を増やさないことから心がけたい。  ここまで見てきた持病・既往症のある人は、コロナへの注意を怠ってはいけない。しかしこれから、さらに恐ろしい事実をお伝えしなければならない。  

複数の持病を抱えている人は、それだけで重症化リスクが高まることが分かっているのだ。米CDCの報告によると、2つ以上の基礎疾患を持っていると無疾患の人の4・5倍、3つ以上で5倍も入院リスクが高くなる。 

 たとえば高血圧の人は重症化リスクが健康な人の2倍となるが、さらに喘息も抱えていれば重症化リスクが4・5倍に上がってしまう。 

 その理由は、身体の中で不具合が複数起きると、連鎖するように症状が悪化していくからだ。  

コロナで重症化、死亡したAさん(60代・男性)の症例を元に見ていこう。Aさんには、2年前に心筋梗塞で倒れて病院に運ばれた経験があるほか、尿酸値も高く慢性腎臓病を抱えていた。 

 Aさんは38℃台の熱を出し、意識が朦朧とするなか病院に運ばれた。およそ30分間にわたり人工呼吸器を装着したが、そのまま命を落とすこととなった。

  このとき、Aさんの体内では「症状の連鎖」が起きていたと考えられる。  「心筋梗塞があるため、コロナによる肺炎で呼吸不全と心不全を起こし、全身で酸素と血流が不足する状態になりました。持病を抱えていた腎臓はいわば『血の塊』のような臓器で、血流がないと腎不全状態に陥ります。

  腎臓が機能不全に陥ると、血管内の水分や塩分が排出できなくなります。その結果、心臓や肺にさらに大きな負担がかかり、心不全が悪化してしまったと考えられるのです」(前出・東丸氏)  持病や既往症を抱えている人がコロナで命を落とさずに済むために、できることはないのか。前出の堀内氏が答える。 

 「糖尿病の人は血糖値をコントロールし、高血圧の人は降圧剤を正しく飲み続けることです。心疾患や脳血管障害の予防で血液を固まりにくくする薬を飲んでいる人も、主治医と相談の上、飲み続けて欲しいと思います」  

コロナの危険度は人によって異なる。自分がどれくらい注意すべきかを頭に入れ、自分の持病の治療自体も、疎かにしないようにしたい。 

 『週刊現代』2021年1月23日号より



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