まるぞう備忘録

無題のドキュメント

職場。精神の健康。その4。幸運。

2016-10-29 10:22:30 | まるぞう経営学

 先輩のいる大企業では精神を病む人が増えていると言います。うむ〜。パワハラセクハラの上司によるブラック企業であれば、心を病む社員が増えるというのならまだ理屈は通ります。しかしあの会社はいまやホワイトの権化でありました。どんなに仕事ができなくても、一度就職すると定年まで給料が貰えます。無理な残業もありません。みんな決められた時間に出社して決められた時間に退社します。

 もちろん花形部署は仕事はキツいようです。しかしそうではない閑職に回されてから精神のバランスを崩す人が多いと言います。うむ〜。


■ハングリー環境が生命力の秘密

 我々には「長生き遺伝子(サーチュイン遺伝子)」というものがあるそうです。この遺伝子が活性化すると細胞が若返るそうです。誰もが持つこの「長生き遺伝子」がONになるには、一つの条件があるそうです。それは何か。
 それはハングリーであることなのです。
 身体がいつも満腹だと、肉体は老化していくのでした。しかしお腹空いた〜という飢餓状態が身体に生じると「長生き遺伝子」が活性化して、身体は若返るのです。

 これは身体だけではなく、精神にも言えるように思います。つまり肉体のバランスを正常に保つには、適度な「ハングリー状態」が必要なのです。同じように、精神のバランスが正常に保たれるには、やはり精神的にも「ハングリーな状態」が必要であるということです。



 仕事の成果をあげなくても、タイムカードさえ押せば定年まで給料を貰える仕事は、誰しも羨ましいと思うかもしれませんが、実は「ハングリーさの欠如」は、その人の精神のバランスを崩しやすい環境となっていくのでした。


■人が思い出すこと〜宿題

 私達はきっとそれぞれの人生を始める前に、自分がその人生で解決したい宿題があったのではないかと思います。
 それは、もっと自分の内面の声を大切にして生きたい。とか、もっと謙虚に丁寧に生きたい。とか、人の陰にまわって人を助ける人生を生きたい。とかとか。とかとか。

 しかしそういう自分に課した宿題を実現できない生き方をするようになってしまうと、内側の心が警鐘を発して、それにより精神のバランスが徐々に崩れていくという人が存在するのかもしれません。逆にそういう人は良心の声が強い人であると言えるかもしれません。



■幸運

 もちろん犯罪行為や暴力行為のセクハラ・パワハラからは私達は自分の心と身体、家族を守る義務があります。しかしそうではない場合、たいてい厳しい職場環境とは、自分の精神のバランスを保つのに自分に丁度良い「ハングリーさ」を与えてくれているように思います。

 周囲の問題だと思っていたことは、実は全て自分の内側の問題でありました。自分の内側の課題が、丁度よく外側に起きる問題として私達に鏡のように見せてくれていたのでした。

 だからどんな仕事であっても、外の評価に右往左往しそうな時は、自分が内面の心(良心)に忠実かどうかが、その人を救います。
 同じように自分一人の損得ではなく、自分に関わる人たちを助けてあげたいという覚悟が、その人を救います。
 ふむう。なるほどね〜。



このシリーズ終わり



 ありがとうございます。
※本日は新月週間ですね。




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