まるぞう備忘録

無題のドキュメント

心を守る「知恵」と「身体」という考察。6

2020-07-22 09:28:11 | 陰と陽の理論

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愛知県西部より西方向(立つねじれ雲)


徳島市





心と身体は別物だ。と多くの人が考えている。

 私達の心と身体は、私達が思っている以上に密接な関係があるのではないか。というのが今回の仮説です。

 たとえば身体の免疫。私達は身体の免疫力を強めるために、何を摂ったらいいのだろう。感染病にかかったらどういう薬を摂ったらいいのだろう。そのように思いますが、免疫力をつけるた何を思ったらいいのだろう。とは普通考えません。

 また心のストレス。心が受けた痛みを和らげるために、親しい人に相談したりあるいはマインドフルネスのような方法をとるかもしれません。(それは有用な方法です)
 しかし心がストレスに強くなるために、普段の食生活を気をつけよう。とはなかなか思わないのではないでしょうか。

 つまり心と身体は離れたものだと多くの人は考えています。しかし実際はそれはオモテとウラ。一体である。というのが今回の仮説です。

 だから、たとえばウイルスに感染しないためには、清潔な生活習慣と免疫力をつける食事(御飯を中心とした和食。特に古来からの発酵食品)は最重要ですが、普段からの想いも免疫力には非常に重要である。

 また心のストレスについても、人間関係をどのように対処していくか。たとえば相手の理不尽な言動に対して、半分は自分への警告として抽出し、半分は「そういうもんだ。仕方ない」と手放すような知恵などは役に立つ。けれどもそれと同じくらい、身体が心の傷を受け止められるように保つこと。適度な運動も大事ですし、食生活はもっと重要。それは私達の想いの半分は私達が食べているものから出来ている。そのように言ってもいいぐらい。というのが私の心象風景です。



真面目すぎる女性が陥る罠。身体のガス欠?

 特に日本の女性。ある意味世界で最も強いストレスを受けている人たちの一つではないかと思います。世界で最も同調圧力が強いのが日本社会。その日本社会でも女性同士の世界は更に「見えない空気を読む」という同調圧力がある。

 もちろん「日本女性の社会」と大きくくくりましたが、人によってはそれほどストレスを感じなく生きている方も大勢いらっしゃいますし、一方やはり毎日きびしいな〜とストレスを感じて仕事に行かれている方もいらっしゃることでしょう。

 今回のシリーズの仮説は、特に毎日の仕事の人間関係で強いストレスを感じている方。特に女性を想定して考察しています。

 本当は身体がそのストレスの半分を受け止めることが出来るはずなのに、身体のエンジンがガス欠になっていませんか。まさかご自分の食生活が、心のストレスを和らげることと関係があるなんて。そのように思っているのではないでしょうか。

 特にストレスを強く受ける環境にいる女性に気をつけて頂きたい食生活の視点は2つです。
・低血糖(急激な血糖上昇が起きない)に気をつけた食事。
・良性のタンパク質を摂る食事。



タンパク質が心のストレスを和らげる材料となる。

 私達がストレスを受けた時に脳内にセレトニンというホルモンが分泌されます。このセレトニンはストレスから脳を守る大切なホルモンです。しかしタンパク質が不足するとセレトニンが分泌されにくくなると言われます。

 このセレトニンは一例ですが、肉食女子という言葉があるように、ストレスに晒される環境にいる時期は、きちんと良性のタンパク質、特に動物性タンパク質を食べて頂きたいと思います。

 良質なタンパク質とはもちろん安全なタンパク質です。が、アミノ酸スコアといってバランスが高いタンパク質が理想です。


「最新研究で明らかになった正しいタンパク質の摂り方」より
https://www.yakult.co.jp/healthist/257/img/pdf/p02_07.pdf




よくありそうな質問1
お肉はあまり食べないのだけれどその分大豆製品を摂っているから大丈夫でしょ?

→ はい。大豆は畑のお肉と言われるぐらい良質なタンパク質です。ただし女性については大豆のイソフラボンの長期摂取は身体に良くないと言う説もあります。ですから摂りすぎに注意。
 大豆製品と動物性たんぱく質の両方を摂取するのが良いと思います。



よくありそうな質問2
具体的に毎日どれだけの大豆製品や動物性たんぱく質を摂ればいいの?

→ 大豆イソフラボンは70mg以下に抑えること。*1
 タンパク質は50g(50代女性は60〜100g)以上摂取することと言われています。*2

 どれだけ食べたらその基準になるか具体的に示すとすると
「ええ?これだけ摂ってもタンパク質まだ足りないの?」
「ええ?大豆製品って1日にこれだけしか摂ってはいけないの?」と驚かれる人が多いので記事には書きません。あまり神経質にならなくても良いと思います。

 ですから
・大豆製品は普通の和食の常識的な範囲で。
・その中でストレスを受ける環境の人は肉食女子で乗り切ろ〜。
を目安に身体と相談しながら判断されるのが良いと思います。

*1 https://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html#19
*2 https://corporate.kyusai.co.jp/w-protein/chapter2-2.html




よくありそうな質問3
私は魚は食べますがお肉はめったに食べません。何不自由していません。元来日本人はお肉は食べなかったし、無理してお肉を食べる必要はないのでは。

→ はい。無理してお肉を食べる必要はありません。現代の社会の中で仕事や人間関係のストレスで悩んでいる女性の方に対してのみ。肉食女子で乗り切ろ〜。という仮説です。
 ただストレス耐性とは別にアンチエイジングの観点でも良質な動物性タンパク質は有効なのですが、また別の機会に。



よくありそうな質問4
私はヨーグルトや牛乳を摂っているからこれは動物性タンパク質でいいんですよね。

→ はい。ただし乳製品についてはカゼインの問題があるので私のコメントは今回は保留です。



よくありそうな質問5
プロテインはどうですか。あれなら簡単にタンパク質を摂取できます。

→ プロテインもコメント保留です。
 やはり和食の大豆製品と、食事のお魚やお肉や玉子から摂取するのが理想だと思います。



よくありそうな質問6
玉子はコレステロールが上がるから良くないでしょ。

→ コレステロールの摂取上限は2015年に厚生省が撤廃しました。
 玉子は安価でアミノ酸スコア100というとても優秀なタンパク質です。オススメです。(それにコレステロールは実は副腎が出すコルチゾールの材料でもあります)



よくありそうな質問7
タンパク質も撮り過ぎは身体に悪いって聞いたよ。

→ はい。摂りすぎはよろしくないのは当然です。たとえば腸内フローラのバランスが崩れると言われます。悪玉菌と呼ばれている腸内細菌は動物性タンパク質を分解する役割。その過程で毒素が出てしまうので。

 しかし「タンパク質摂りすぎ」とは、たとえば女性の場合は、1日にステーキ250g以上に相当するタンパク質を毎日食べる場合などです。普通の日本の女性なら、摂りすぎよりも不足していることの方が問題となるでしょう。(ただしプロテインなどを摂取している場合は別です。)



つづく




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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ご祈祷等について質問されていた方がおられたので、念のためお知らせします。
今伊勢神宮では、御垣内参拝、ご祈祷共に行われていません。連休中に参拝を予定されている方は、伊勢神宮のホームページを確認することをおすすめします。

→ 情報ありがとうございます。大変助かりました。

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自分が正しい物事を選んでいるかどうかは、たぶん誰か偉い人に聞かなくても、こういう感覚を基準にすれば自分で結構判断できるように思ったりします。正しく物事を選んでいるときには、自分が正しい、というよりも、自分が健気で愛おしい、って感じるように思います。もうすぐ人類が選別されるから正しい人にならないとって焦ってしまうという話も耳にしますが、『蜘蛛の糸』のカンダタのような気持ちに追い込まれてしまったら、健気で愛おしい自分じゃなくなってしまいますから要注意な落とし穴だと思います。

→ ありがとうございます。そして今回の考察はお預かりしている自分の身体のこと。

想いが身体の免疫の半分を司る。身体が口に入れるものが想いの半分を司る。
何を想うのかと何を食べるのか。は私達が考える以上に重要。という個人的な心象風景です。

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副腎疲労にはコエンザイムQ10とアルファリポ酸が助けになるとの見解も。
ただし、遺伝的にアルファリポ酸で低血糖になる人も。

体調と相談しての選択なんでしょうね。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO87087610R20C15A5000000/

→ 情報ありがとうございます。
COQ10は今回のストレス耐性以外に中高年の人は試す価値はありますね。

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不明だったのは、遷宮の寄附のほか、お神楽の寄附(寄附と呼ぶかは不明ですが。)、ご祈祷のための寄附(こちらの呼び方も不明ですが。)を行っている方もいらっしゃるということで良いでしょうか。3種類に対して、それぞれ金銭を包ませていただく方法があるのでしょうか。

→ 私の知る限り神宮の寄付は3種類あるようです。ただし上記の3種類とは少し違います。

・遷宮寄付:神宮からの御礼として特別参拝章を頂けます。

・御祈祷:神宮では「御饌」または「御神楽」と呼ばれます。両方とも神楽殿で行われます。詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.isejingu.or.jp/visit/prayer/index.html

・(通常の)寄付:普通の神社のお賽銭に相当するのではないかと思います。上記の指定をしない場合は、こちらになるようです。

ただ他の読者の方が教えてくださいましたが、コロナ禍で今は特別参拝も御祈祷も行われていないようです。

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うーん、攻撃性云々は血糖値低下に伴う副腎髄質ホルモンであるアドレナリンなどの増加によるものだろうし、副腎疲労については副腎皮質ホルモンであるコルチゾールなどの不足によるものだろうから、ハッキリ分けないと混乱・誤解する人がいるかも?

→ はい。このため記事を2回に分けております。もし混同される人がいらっしゃるかもしれないので改めて整理します。ご指摘ありがとうございます。

・自分が抱え込む性格の人:低血糖から副腎の疲労で鬱状態。
・他人を攻撃する性格の人:低血糖からアドレナリンの増加。

抱えこむ性格の方も攻撃しやすい性格の方も、低血糖という状態で、心がネガティブな方に極端に振れる傾向があるということが要注意であります。

でも本人は自分が食べている「血糖値を急上昇させる食習慣」が心のネガティブを増長させているとは気づいていない。しかし必要以上に「自分を責める」「他人を責める」ということが起きている。という点から今回考察をしています。

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まるぞうさん、よくわからないのは問題ないのですが、失礼な書き方だったのならば、ごめんなさい。
まるぞうさんには、「相手の為の警告」が大事なんだなあ、という意味でした☆

→ 聞いて良かったです。やはりそうでしたか。そこで改めて質問いたします。

私は「自分が受け取る警告」についてはしつこいぐらい書いています。が、「相手の為の警告」というのは書いた覚えはないです。私のどの文章が「相手の為の警告」(しかもそれが大事)でしょうか?

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まるぞうさんは「丸元淑生のシステム料理学」をご存じですか?
もともと作家であり編集者だった筆者が現代の食事を憂えて米国の栄養学
を基本に書かれた本です。1980年代に出た先駆的な栄養学の本です。
美味しんぼなんかにも取り上げられた事があると思います。

→ はい。父が丸元料理に凝っておりまして、我が家の鍋はビタクラフトです。重宝しています。

その土地で採れる身近な庶民の食材をシンプルな方法で美味しく身体が喜ぶ料理法が一番ですね。

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この2〜3日で大豆のさやが一気に大きくなりました。興味深いです。



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