ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

清原を冷遇した巨人の誤算

2007-04-27 23:58:00 | Weblog
パリーグの現時点での観客動員数が発表されました。全体としては微減といったところですが、目立ってしまうのがオリックスの激減です。何とマイナス37%。確かに中村ノリらの放出も響いているとは思いますが、何といっても清原の不在が痛いですね。

その清原を放出した巨人。チームは好スタートを切ったものの、今年も視聴率は低迷しているようです。

今年は民放各局の巨人戦中継が大幅に減りました。なぜこんな事態を招いてしまったのか?理由のひとつは清原のカリスマ性を巨人が見誤ったことにあります。

2004年の開幕第2戦、清原は早くもスタメンからはずされました。相手投手が右という理由で。清原本人もさぞやがっかりしたでしょうが、見ている側も同じ気持ちだったのではないでしょうか。この頃の清原は事実上、ミスタージャイアンツだったように思います。それを一番わかっていなかったのが巨人でした。

仮に清原が今も巨人に残っていたとしても、やはりケガがちで数字的に望めなかったのは確かです。ただ、巨人が清原をもう少し立てていれば、まだ何年かは巨人戦はほぼ毎試合、地上波で放送されていたように思います。清原を切って毒を抜いたつもりが、逆に個性に乏しい集団に見えてしまうのです。

清原の選手生活は風前の灯です。しかし、巨人でユニフォームを脱げば、監督としての起用もありえたわけで、そういう意味では巨人はかけがえのない人材を自ら切るという、取り返しのつかないミスを犯してしまったような気がします。
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続・菅野の試練

2007-04-20 22:48:13 | Weblog
「わたしたちの教科書」の2話目の視聴率が明らかになりました。結果は11%台と低迷。今後もよほどのことがない限り大幅に上向くことはないでしょう。正直、残念です。菅野美穂に視聴率を取らせてあげたかった。

タレントとしての菅野の人気は健在だと思います。しかし、ドラマ女優としてのそれはピークを過ぎたのではないでしょうか。

実質ダブル主演だった「恋の奇跡」の視聴率が15%を超えたのが1999年。当時、テレ朝の木9で15%を取ることはまさに奇跡でした。「2001年の男運」の初回は17%台。この辺がドラマ女優としての彼女の旬だった気がします。

月9の「愛し君へ」でまずまずの数字を残した後、2005年の「あいのうた」では平均一桁に甘んじ、そして久々の連ドラ主演となった「私たちの教科書」が苦戦。

確かに演技が上手いからといって視聴率が取れるわけではありません。視聴率は脚本次第という片付け方もあるでしょう。しかしキムタクドラマは常に高視聴率だし、篠原涼子や仲間由紀恵のドラマも比較的高めです。やはりキャストも視聴率の主要な要素のひとつであることは間違いないでしょう。

菅野は自分を周囲より低く評価することはあっても高く評価することはない人だと思います。今回のドラマが数字的に低調に終わった場合、強い責任を感じるでしょう。いくら大手の事務所に移ったといっても、主役の座に執着するとは思えません。

今後、菅野はどこへ行くのだろう。ドラマで脇に回るか、映画、舞台に居場所を求めるか、それとも・・・
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菅野の試練

2007-04-13 23:20:30 | Weblog
菅野美穂主演の「私たちの教科書」が始まりました。菅野は敏腕の女弁護士を演じています。

「若手実力派」「演技派」。これまで菅野はこのように形容されてきました。ファンとしては嬉しかったし、私もそのように思っていました。しかし、ふと思うんです。彼女はホームランバッターではないのだろうかと。彼女の本塁打を目撃した人が、「素晴らしい」「演技が上手い」と感じるのではないでしょうか。

私も今から10年以上も前になりますが、「イグアナの娘」で美しい弧を描いた菅野のアーチを見てからすっかりファンになりました。「恋の奇跡」では爆音とともに弾丸ライナーがスタンドに突き刺さりました。それを目撃した人々が「彼女は凄い」と絶賛しました。

そして今回の「教科書」。彼女は果たしてホームランを打てるのか?私は決して簡単ではないと思います。今回の役柄は彼女のツボではありません。まず眼鏡をかけていることにより彼女得意の目の演技が封じられてしまいます。それに言葉の抑揚も冷徹な弁護士役ですから使いにくいでしょう。絵に描いた弁護士像というのは、眼鏡をかけている格好いい大人。彼女の顔や声質はまだ幼さを残しており、この役に向いているとは思えないのです。

しかし、それでも何とかするのが菅野美穂だと思います。回を重ねるごとに役柄が板につき、はまり役にしてくれることを期待しています。
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