ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

東野圭吾にハズレなし

2021-11-29 11:06:32 | Weblog

数日前から東野圭吾の「パラレルワールド・ラブストーリー」を読み始めたのですが、珍しく仕事が忙しく、私の集中力の欠如もあり、まだ序章を眺めた程度です。

この作品の前に読んでいたのが、東野圭吾の「時生」、その前が「パラドックス13」。さらに遡ると、「殺人の門」、「マスカレード・ホテル」、その前は思い出せなくなりましたが、おそらく東野圭吾の作品だと思います。東野さんの作品はやはり面白い。

 

東野圭吾というとミステリー作家というイメージが強いかもしれませんが、例えば「手紙」やここに挙げた中でも「殺人の門」や「時生」はミステリーではなく、人間の内側を丹念に描いた小説です。

東野圭吾がガリレオシリーズや私の好きな加賀恭一郎シリーズなど、一流のミステリー作家であることは間違いありませんが、とてもその枠に収まる器ではありません。

 

エンターテイメント性も高く、文章が論理的。そして、何といっても、人間の心理を描く名人です。本格的なミステリー作品であっても、人間を描くことにおいておろそかになることはありません。そこに長い間、多くの人が東野作品に惹かれてきた大きな要因があるのではないでしょうか。

私はしばらく東野圭吾から抜け出せそうにありません。

 

 

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大谷翔平、満票MVP 藤井聡太との共通点

2021-11-19 11:30:23 | Weblog

今朝、嬉しいニュースが入りました。大谷翔平選手が満票でアメリカンリーグMVPに輝きました。予想されていたこととはいえ、記者30人のすべてが大谷選手を選んだというのは快挙ですね。

 

今季の大谷選手の活躍に関しては、今更言うまでもありません。コロナ渦の中で数少ない明るい話題を提供してくれました。

それにしても、改めて投手としてローテーションに入り、好成績を残しながら、46本塁打は予想できませんでした。これまでメジャーにはタイ ・カップ、デッド・ウィリアムズ、ロジャー・マリス、ジョー・ディマジオら歴史に残る名打者はいましたが、大谷選手の比較対象はやはりベーブ・ルースでしょう。ルースに肩を並べるような記録にも記憶にも残る大選手になってもらいたいです。

 

スポーツ界代表が大谷翔平ならば、文化系の勝負師の代表は藤井聡太でしょう。二人の共通点は多く、スター性があり、才能が飛び抜けているのは勿論、野球、将棋が途轍もなく好きで、性格が謙虚で頭脳もクレバー、そしてタイトルなどには拘らす、強くなりたい、上手くなりたいということに集中しています。少子化時代に生まれた二人が過去にない成績を残しています。今後の教育や少子化時代を乗り換えるヒントすら二人は与えてくれているような気がします。

大谷選手、満場一致でのMVP、おめでとうございました。

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藤井竜王奪取 新時代の幕は開けた

2021-11-15 12:14:28 | Weblog

挑戦者の藤井聡太三冠が3連勝で迎えた竜王戦第4局は藤井三冠が激戦の末、豊島竜王を下し、竜王位を獲得しました。これで四冠、そして初のビッグタイトルです。実力的にはすでにナンバーワンの呼び声は高かったのですが、いよいよ格においても渡辺明名人に並び、棋界の頂点に立ちました。藤井時代の幕が開けたのだと思います。

 

それにしても強かった。あの豊島さんを寄せ付けませんでした。特に第4局は角換わりの立ち上がりから大熱戦になりましたが、持ち時間がほとんどない状況でも正確な指し手を重ね、最終盤で相手のミスを誘っての勝利、藤井新竜王、見事でした。

 

ストレート負けを喫し、無冠となった豊島九段ですが、決して不調という訳ではなく、藤井君の出来が良すぎただけです。謙虚で研究熱心な豊島さんですから、さらにパワーアップしてタイトル争いに戻ってきて欲しいですね。藤井豊島戦は最終的には100局以上になると思いますから、まだ二人の戦いは序章に過ぎません。

 

話を藤井最年少四冠に戻しますが、現在、王将リーグでトップに立っており、挑戦権を獲得する可能性は高いと思われます。渡辺王将を倒して五冠王となるかが、最大の焦点になります。

史上最年少四冠、ならびに初のビッグタイトルとなる竜王獲得、藤井新竜王おめでとう!

 

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秋たち

2021-11-12 11:32:39 | Weblog

次第に深まる秋

木々色づく秋

服を重ねてゆく秋

文庫本片手の秋

隣にスマホ眺める秋

マスク越しに楽しく話す秋たち

実ればいいと願う秋たち

電車内で逃げまどう秋たち

追いすがる狂った秋

 

まもなく秋たちは会議を開く

どうすれば秋が持続可能かという難題を

結論の出ない会議の最中に、次第に秋たちは震えだし

強い北風に飛ばされて、跡形もなく消されてゆく

 

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藤井vs羽生 大一番

2021-11-11 11:40:44 | 将棋

先日、王将リーグで注目のガードがありました。全勝でトップを走る藤井聡太三冠と1敗で追走する羽生善治九段の激突です。

 

先手羽生、後手藤井で幕を開け、矢倉模様になり、中盤までは互角の応酬。終盤までどちらが勝っているか分からない攻防が続きましたが、時間に切迫した羽生九段が自玉の詰みを読みきれず、攻めの手に出ました。即詰みを見事に読みきった藤井三冠が106手で際どい勝負をものにしました。

これで藤井三冠は王将戦挑戦に大きく前進し、羽生九段は挑戦争いから後退しました。

 

将棋ファンの間で羽生さんの順位戦でのA級陥落が囁かれているようですが、この王将リーグ、そして藤井戦のような将棋を指し続ければ、陥落は考えにくいですけどね。羽生さんが残留し、藤井君が順当に昇級すれば、いよいよA級という最高峰のリーグで藤井羽生の対局が実現します。多くのファンが待ち望んでいるでしょうね。

A級と言えば山崎八段が初勝利を飾りました。山崎さん、おめでとう!

 

さて藤井三冠ですが、いよいよ竜王奪取まであと1勝と迫りました。豊島竜王にも意地があるでしょう。熱戦を期待しています。

 

 

 

 

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自民、想定外の勝利、立憲民主敗北

2021-11-02 10:48:33 | Weblog

10月31日、衆議院選挙が行われましたが、世論調査の予想以上に自民党が勝ち、立民党は敗れました。自民党は単独過半数どころか絶対安定多数を確保し、事実上の快勝です。

 

個人的には右でも左でもないので、与野党に一票ずつ入れてきました。自民党の勝因は総裁が菅さんから岸田さんに変わったこととコロナがかなり収まっていたのが大きかったです。岸田さん、総裁選、総選挙と案外、勝負強いですね。立民の敗因は共闘が必ずしも単純な足し算にはならないということです。共産党にアレルギーを持っている国民が多いことをもっと頭に入れておくべきでした。いつの間にか昔の社会党のようなイメージになってしまいました。筋を通して共闘に加わらなかった国民民主が立派に見えます。

 

議席数を大きく伸ばしたのが維新の会です。当然の結果だと思います。これまでの大阪での実績。吉村人気が大きかったですね。無駄を排除する姿勢とベーシックインカムを公約に入れていることにも注目しています。

 

今後ですが、まずは岸田さんがコロナ対策、経済対策をしっかり実行できるかどうかだと思います。あと力を入れて貰いたいのは少子化対策です。日本がこの25年で衰退した大きな原因のひとつは少子高齢化だと思います。解決は至難ですが、ここにもっと力を入れて貰いたいです。そうでなければ、日本の未来はありません。

 

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