ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

まだ見ぬ日

2019-12-31 14:58:28 | Weblog
それにしても安物の腕時計はすぐに電池が切れる
可愛がったペットは気を使い、今年のうちに死んだ
僕の電池はあとどれぐらいだろう
今日が明ければ、明日が今日になり
今日は去年という枠に収まることになる

時は無表情に正確な歩幅で進み
どんな人や生き物、いや、ありとあらゆる物が
2020の枠組みに組み込まれる
死者だけがこの年に留まることになるのだ
電池が切れた物だけが

人々はまだ見ぬ日の恐怖を消すために
慌ただしい年末を過ごし
年明けのめでたさを無理にでも強調するのだろう
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こじるりがスピッツ好きに?

2019-12-30 18:37:16 | Weblog
こないだのテレ朝の戦国武将総選挙で、個人的に好きな織田信長、上杉謙信、真田幸村がそれぞれ1位、2位、4位という高い順位になりました。信長の1位というのは順当としても、謙信の2位は望外でした。共通しているのは謙信が軍神と言われたように、戦に強く、家康や信玄のようにどっしり腰を落としているというより、アクティブな印象が強いですね。信長の斬新な思考、謙信、幸村の損得勘定を抜きにした義というものを現代の国民は求めているのかなとも思いました。

ところでユーチューブを見ていたら、AIが僕に忖度したのでしょう。こじるりこと小島瑠璃子が今年はスピッツにハマったという動画が出てきました。「ドライブに合う。『君が思い出になる前に』って本当にいい曲ですよね。以前からスピッツが好きな友人の影響で、今年から聴くようになりました。押しつけがましくないし。『ヒバリのこころ』とかも好きです」。大体、こんな感じのインタビューでした。

まあ、スピッツファンとして嬉しいことですけど、少し引っかかるところもあるんですよね。こじるりがスピッツを好きになったというのは本当だと思うけれども、例えばあいみょんとか藤井聡太など各界の才能ある若者のスピッツ好きを聞きつけて、「私も乗り遅れちゃいけない」という気持ちが少しあったのかという見方はやや意地悪かな。でも今年は「優しいあの子」が朝ドラの主題歌だったこともあり、新たなファンを獲得したのは確かだと思います。
結構、僕はこじるり好きなんですけどね。最初、知ったのはTBSの夜のスポーツ番組で、爆笑問題の田中さんのアシスタントをしていた時だと思います。その時の印象は健康的な女の子という感じでした。勿論、今も可愛いし、頭の回転が速いから何年も一線で活躍できるのだと思います。彼女も年齢的に大人の女性ですね。いつまでも19、20歳ではないのはわかっていますが。

サザンオールスターズの曲で「Ya Ya(あの時を忘れない)」が特に好きなのですが、ただ自分の青春じゃない。他の誰かの輝いている青春なんですよね。その点、スピッツはそういう意味でもスッポリはまったというか、こじるりも好きだといった「君が思い出になる前に」の歌詞の「君が思い出になる前に もういちど笑ってみせて 冷たい風に吹かれながら 虹のように今日は逃げないで」。あと「夕焼け」という曲の歌詞で「遠くから近づいてる 季節の影を 忘れさせてくれる 悲しい程にキレイな夕焼け」この辺はたまらないですね。僕は付き合い始める時には別れを意識するので、そうした恋愛しかできない人間にとっては強い共感があります。草野さんの詩の中には「楓」や「冷たい頬」のようにすでに終わった恋愛の回想も多いです。そんなところも自分はスピッツと相性が良かったんだなと思います。

今年最後になるかもしれませんので、一応、書き残しておきます。今年もお世話になりました。よいお年をお迎えください。
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藤井聡太、進学せず? 棋士と学歴

2019-12-26 18:47:05 | Weblog
こないだ免状取得を目指すため、将棋世界という雑誌の四段コースに応募しました。四段から六段までは問題が同じで、4問出題されます。3問はある程度自信があるのですが、残りの1問が曖昧な分だけ難しく自信がありません。四段取得には最短で5か月かかります。今回の正解発表は1か月後なのでまだまだ先です。途中経過などもブログで知らせていければと思います。

さて、藤井聡太七段が「今のところ進学は考えていない」との意思を示しました。個人的にはそのほうがいいと思います。ここで過去の中学生棋士たちの学歴に少し触れておきます。加藤一二三九段は早稲田大、谷川九段は進学校の滝川二高、羽生さんは都立高校を通信制で卒業、渡辺三冠も高卒です。加藤さんだけが大学に進学しましたが、将棋の実績では谷川・羽生・渡辺の3棋士に比べると劣ります。勿論、名人にもなった大棋士ではありますが。両立に最も苦労し、通信制に切り替えた羽生さんが最も実績を残しています。

では他のトップ棋士はどうなのか?森内九段、佐藤康光九段は進学校ですが高卒。丸山九段は早稲田大。年代が下になると高学歴の棋士が多く、その代表格が同じ88年生まれの糸谷八段と中村太地七段でしょう。糸谷さんは哲学の家系で大阪大学の大学院時代に竜王を獲得した天才です。中村さんも2年ほど前、王座のタイトルを取りましたが、学歴が凄い。早稲田実業を首席で卒業し、早稲田大の政経学部。早稲田の政経というのは私大の1つの頂点でしょう。そこでも優秀だったそうですからね。
ところが、この2人の調子があまり芳しくありません。特に中村七段は今季、大きく負け越しています。それに対して大学中退の豊島竜王・名人、高校中退の永瀬二冠は実力ナンバーワンの渡辺三冠を激しく追い上げ、非常に充実しています。

糸谷さんや中村さんの世代が高学歴になった1つの理由は将棋人気の凋落でした。藤井聡太出現前の将棋界は坂道を勢いよく転げ落ちていたため、将来、将棋では食べていけないという不安があって当然だったと思います。そういえば、広瀬八段も早稲田の教育学部を6年かけて卒業しました。あれだけの才能の持ち主が、まだタイトル2期では少なすぎます。

やはり全体的にみると18歳から22歳という最後の大きな伸びしろで二足の草鞋を履いたためか、全体的にみると高学歴の棋士は大成できない印象が強いです。この時期に将棋に一途に打ち込むことは大棋士になるためには欠かせないのかもしれません。藤井君の意思がどれだけ固いのかは知りませんが、進学しない選択は好手になると思います。彼ほどの天才には学歴は必要ありません。
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運命

2019-12-21 18:01:49 | Weblog
だからとりあえず言っておこう、さらばと

考えてみれば人間というのは、出来のいいちっぽけな生き物だね
ただならぬ才に恵まれても
慎ましい汗をかいても
運命がその気になれば
ケーキに立てた蝋燭の火のように
アスファルトを埋めた枯葉のように
一息で消されるのだ
その儚さゆえに、些細な行為であれ、また人そのものを美しく映す時があるのだろう

すべては大きな力の支配下にある
彼が機嫌を損ねれば人の命はひとたまりもない
決まり事のような明日さえも
だからとりあえず言っておきたい、さらばと
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「同期のサクラ」最終回

2019-12-19 19:12:27 | Weblog
「同期のサクラ」もついに最終回を迎えました。椎名桔平演じる副社長になった黒川の誘いで、再び花村建設に戻ったサクラ。彼はサクラに重要なポジション、つまり力を与えました。以前から思っていましたが、黒川は態度や言動は淡々としているものの、随分、サクラを気に入っているというのは漠然と感じていました。黒川とサクラが二人三脚で社内を改革しようとしている姿は、黒川が彼女を利用しているように見える反面、父と娘のようにも映りました。
同期たちは、仲間よりも黒川に与えられた力の行使に夢中になっているサクラを心配します。彼らの忠告を受け入れなかったサクラですが、自ら実権を握り、他社との合併を推し進め、リストラを断行しようとする黒川のやり方に疑問を抱くようになります。

自分を取り戻し、辞表を黒川に渡すサクラ。それと同時に何故、そこまで自分にこだわるのかを問いました。黒川はバレリーナを夢見ていた娘を8歳で亡くした過去、そして娘と同い年で誕生日まで同じだったサクラが入社当時に夢を語った時、娘と重なったと答えました。胡散臭さはあっても、皆に喜んでもらえる建物を作る情熱、サクラに対する愛情に嘘はありませんでした。
サクラは平泉成演じる老社長が経営する花村建設の孫請けの会社で働くことになりました。黒川はその会社を潰すような行為はしないでしょう。むしろ力を貸すことはあっても。

ドラマを通じて、ストーリーもよかったですし、主演の高畑充希の演技も冴えていましたが、他の同期たち4人を演じた若い役者の演技も光りました。イケメンばかり揃えなかったのも現実感があってよかったです。「同期のサクラ」という作品の力が役者に光を当てたともいえます。
「私には夢があります」。月並みで照れ臭い言葉ではあるけれど、サクラが声を張ってそれを語るシーンが好きでした。

僕らはきっと待ってる、君とまた会える日々を。さらばサクラ。
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藤井VS出口 言葉なき約束

2019-12-18 15:40:51 | Weblog
昨日の王位戦予選、藤井聡太七段VS出口若武四段の対局は97手で藤井七段が出口四段に勝利しました。藤井七段は次の斎藤慎太郎七段との対局に勝利すれば、初の王位リーグ入りとなります。

藤井七段と出口四段の対局は、昨年の新人王戦以来となります。藤井君にとっては初の番勝負でした。言葉に出さずとも、次はお互いプロとしてという思いはあったでしょう。特に出口君は当時まだ奨励会三段でしたから、その意識は強かったと思われます。彼はプロとして藤井聡太と戦うという目標を達成して、感無量だったのかもしれません。対局は終盤、出口四段が踏み込み、藤井玉の横に銀を放った手は迫力はあったのですが、これが悪手らしく、そこから冷静に対処した藤井七段がリードを広げ、出口四段を投了に追い込みました。

出口君は見るからに爽やかな好青年なのですが、将棋の棋士としては優しすぎるかもしれません。素質はあるのでしょうが、せめて対局では鬼にならないと大成は難しいと思います。これまでの大棋士を思い浮かべても、普段はともかく、盤上の前にひとたび座れば、相手に近づきがたい印象を与えるタイプが多かったはずです。藤井君もその系譜です。豊島竜王・名人ほどポーカーフェイスになれとは言いませんけど。

対する藤井君は中盤までで大きくリードを奪う作戦家とは思いませんが、それでも序中盤でのミスは少なく、得意の終盤で決着をつけるスタイルですね。
棋王戦挑戦は佐々木大地五段と本田四段の2人に絞られ、タイトル挑戦で藤井君は後塵を拝する形になりました。しかし、杉本師匠によれば序盤が進歩しているようですし、現在の2強は豊島さんと渡辺明三冠ですが、この2人のように時間をうまく残せるようになれば、タイトルも近いでしょう。

そして藤井君は聖火ランナーにも選ばれました。足は速いと聞いていますが、200メートルは短いようで長いので、将棋で得意な終盤が心配ですね(笑)地元の瀬戸市を走れればいいのですが、どうなるのでしょうか?将棋を知らない人にも聖火ランナーとしての藤井聡太選手の力走ならば、感動を与えられるかもしれません。
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パニック障害について

2019-12-13 19:40:29 | Weblog
ここのところ、将棋やドラマ、また詩や小説などを書くことが多かったので、この辺で一度、自分の人生のメインテーマであるパニック障害について記しておきたいと思います。このブログも、はや15年。いつ終わりが来るとも限りませんから。

間違った考えかもしれないけれど、1989年2月で自分の人生は終わったと思いました。しかし生きてはいるという状態です。生き地獄の始まりですね。当時、パニック障害という病気を僕が知る由もなく、世界で1人の病気だろうと思いました。

18歳以降にも知り合った男女はいます。予備校、大学、バイト先。しかし、長続きはしません。大学は中退。女性とは親密になればなるほど、別れが近いのです。パニック障害になることは行動範囲、人間関係を著しく狭めます。それを30年以上続けて、時代から周回遅れになったことも自覚しています。
パニック障害の代表的な症状である過呼吸発作は、だいたい初期に集中します。あとは残遺症状との闘いが中心になります。かといって自分も抗不安薬を急に減らせば、今もパニック発作は起きるわけですが。そして、パニック障害の患者の半数はなると言われるうつ病も併発し、現在に至っています。

ここからは自分を離れて、パニック障害という病気を見ていこうと思います。発症年齢は主に10代から30歳前後と若い時が大半です。40歳以上でパニック障害のような症状が出た人は体の病気や薬の副作用という見方が一般的です。
また女性に多い病気と言われますが、これも僕は疑わしいとみています。たまに女子高生が集団過呼吸のようなニュースを目にしますが、その多くは貧血が原因だと思います。パニック障害にも同じことが言えるようで、鉄を体内に取り入れると、若い女性のパニック障害には特に大きな効果があったという医師の本を読んだことがあります。メンタルの治療と並行して貧血を改善すると、いい方向に進める女性は多くいると思います。それと自分も含めてですが、男性の場合、パニック障害と分かっていても病院へ行かないケースも多いと推測すると、男女比もそれほどないのかなというのが僕の考えです。

自分の話に戻りますが、若い頃、もし手術で治る可能性があるなら1対9、1が成功、9が死でも、それを受けたいと思っていました。若いからまだ取り返しがきくと考えていたのです。今は多くの年を重ねてしまったので、そうも思わなくなりました。魔法の薬で治れば、凄く嬉しいですけど、もう取り返しのつかない多くの時が流れてしまいました。
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「同期のサクラ」第9話

2019-12-12 18:54:54 | Weblog
2019年12月。ようやくサクラは目を覚ましました。勿論、同期たちは大喜び。リハビリ期間を経て、就職活動に精を出します。しかし、サクラはありのままを話し過ぎて、何度も不採用になってしまいます。就活の合間にコンビニで働いても、マニュアル通りには動けない、また動かないためにクビになってしまいました。確かにコンビニ店員には向かないですね、この子は。でも何より元気になってよかった。

そんな時でもサクラは仲間たちを心配します。それぞれの悩みの解決法を伝えようとするのですが、すでに彼らはサクラと同じ考えを持っていて、それを実行していきます。サクラはがっかりしたようでしたが、この10年で彼女の言葉を栄養にして、同期たちが成長した証でもありました。

夢破れたサクラは、故郷に帰ることを決意します。しかし、同期4人は強硬に反対します。そして新人研修の時に建物の模型をサクラに褒められた社員が、その言葉を励みに試行錯誤を繰り返しながら、着工にこぎつけた建設現場を見せます。サクラは感動し、再び都会で夢を追いかけることを決意したのです。
それにしてもサクラの高校時代の黒縁の眼鏡をかけた高畑くんはひじょ~に眼鏡美人ですね、ええ。掛布さんじゃないですが(笑)

最終回はサクラが会社に戻ったはいいけれど、どうも不穏な雰囲気ですね。最も権力が似合わない女がそれを握ったら。名選手、必ずしも名監督ならずとも言いますし。最終回、このドラマがどんな着地を見せるのかひじょ~に楽しみです。
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豊島、史上4人目の竜王・名人に

2019-12-08 18:05:27 | Weblog
昨日の竜王戦第5局は挑戦者の豊島将之名人が広瀬章人竜王を143手で下し、4勝1敗で竜王位を奪取しました。これにより豊島名人は羽生善治、谷川浩司、森内俊之に次ぐ、史上4人目の竜王名人となりました。

今期の竜王戦での豊島さんは、全盛期の羽生さんを思わせるような粘り強さ、執念のようなものを感じました。広瀬さんはピッチャーに例えるなら160キロのストレートを投げ込むような剛速球投手だと思います。まともにぶつかり合うと、押し込まれてしまうことが多く、昨日の第5局にしても終盤まで広瀬さんリードで、並の棋士なら広瀬さんの華麗な寄せを決められてしまうような展開でしたが、豊島さんは諦めず食い下がります。結果的に広瀬さんが歩一枚足りずに豊島玉を寄せきれず、駒をたくさん溜め込んだ豊島さんの反撃が決まっての勝利でした。謙虚な豊島さんは「ツキがあった」という言葉を使っていましたが、それを呼び込んだのは豊島さんの執念だったと思います。脳は勝ったと思うと働くなると言われます。昨日の広瀬さんは、もしかしたらそういう状態に陥ったのかもしれません。土俵を割らなかった豊島さんの足腰のしぶとさが際立ちました。

竜王・名人のビッグタイトルの二冠は史上4人目の快挙。保持しているタイトルを考えると、現在、最強とも言われる渡辺明三冠に大きな差を付けました。最優秀棋士賞は豊島さんでほぼ間違いありません。では豊島時代が訪れるのかというと、まだ大きな山がありそうです。渡辺さんが今期のA級順位戦で5戦全勝でトップを走っています。いよいよ渡辺明が満を持して名人戦に登場すれば、豊島VS渡辺の頂上決戦になります。ここで渡辺さんが豊島さんから名人位を奪えば、また立場は逆転します。ここが天下分け目の戦いになるでしょう。また、順位戦で渡辺さんを1敗で追う広瀬さんが意地を見せ、名人挑戦権を獲得する可能性もあり、それはそれで楽しみです。

いずれにしても順調にいけば、数年後には藤井聡太七段が名人位を争う位置に上がってくる可能性が高く、豊島さんにしても、渡辺さん、広瀬さんにしても、それまでに実績を積み重ねて藤井君を迎え撃ちたいところでしょう。
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薄汚れ

2019-12-06 18:49:48 | Weblog
煌びやかな街で美しい魂は見かけない
それは戦場であったり
狭いアパートの部屋で微動だにしなかったり
病室の4人部屋のベッドで天井を見つめていたり
彼らはこの世界から消えるのが得意なのだ

さして楽しいことなどないだろう
しかし、僕にはまだ未練があるんだ
だから薄汚れていたい
もっと薄汚れたい
白かったはずのスニーカーのように
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