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人形霊

2005-07-18 23:36:04 | 劇場&試写★4 以下

父親が人形プロデューサーなので、
人形関係の映画と聞いてほっとくわけにはいかない。
韓国原題は「ドールマスター
去年の韓国ホラー「箪笥」に続けとばかりに単館にも関わらず、
渋谷の大きな看板や宣伝トレーラー、雑誌広告
多量の広告費をかけていたわりには公開2日後だというのにガラガラだった。

ホラーは大好きなジャンルなので韓国ホラーも
けっこう観てるんだけど、いまいちなのが多くて
去年の「箪笥
も全然ダメダメだったし、期待しないで観ることに。


STORY
彫刻家のヘミ、女子高生のソニョン、モデルのテスン、
写真家のチョンギ、人形コレクターのヨンハという5人の男女が、
人里離れた小さな美術館に招かれる。
至る所に不気味に人形が配置された奇妙な美術館に、
5人は人形のモデルとしてしばらく滞在することに。
館長と人形作家、そして謎の少女ミナの異様な雰囲気におびえながらも、
自分にそっくりな人形を作ってもらえると心を躍らせる彼ら。
しかしある日、ヨンハが肌身離さず持っていた人形が何者かによって
無残に首をもぎとられて発見される。その直後、人形作家が書いていた
スケッチと同じ姿でヨンハ自身も殺害され…




↓↓↓ちょっとネタバレ(っていってもほとんどネタないけど?!)

1 想像通りの展開なので驚きがない。
2 怖くない(あ、人形嫌いの人には人形出てくるだけで恐怖か?)
3 球体関節人形といっても、いわゆるフィギュア人形、
「スーパードルフィー」が主。
4 話が単純すぎ。人形が人間を襲う理由が弱すぎ。
5 ラストがあっさりしすぎ!

一言で言うと、持ち主に愛されずに捨てられた人形が
持ち主を恨み復讐する話、なんだけど
主人公は幼い頃かわいがってた人形がいて、大人になった
今でも残るアザを作ってるのに、その人形の事忘れすぎじゃないの?
普通、過去に可愛がってた人形がいきなり現れたら
思い出さないかなぁそんなもんなの?と疑問。
それぞれの殺され方はなかなか良かった。不気味で。
人形オタクの女の子と、高校生のリアルな演技は良かったな。
あと、かなり不気味なポーズで置かれた現代作家人形は
気味悪さ、出てた。でも陰湿な恐怖は何故か感じない。
美術館の館長(ちょっと「ブリキのおもちゃ博物館」の
北原さん風)と、ナゾの囚われの男(後で正体は明かされる)
はフツーのオッサンで、存在感ない。もっと
雰囲気のある妖しげな役者にして欲しかったな~。
あ、人形役の女の子(韓国で人気上昇中イム・ウンギョン)、
お人形っぽくてナイスかわいかった。
それと、ここに出てくるスーパードルフィー(SD)という人形、
制作費の1/5を充てて収集したんだって!
(カスタム前でも1体8万円くらいするんだよー)
そこに金かけたか~。


監督:チャン・ヨンジ
出演:キム・ユミ,イム・ウンギョン,シム・ヒョンタク

4(10段階ね!)
箪笥よりましだったけど、期待以下でも以上でもなく。

※Super Dollfie、略称SD。株式会社ボークス(Volks Inc.)発売のウレタン樹脂製の球体関節人形。各関節が可動式になっていて様々なポーズをとることができる。衣装や小物等の着せ替えを楽しむだけでなく、ドールアイやウィッグなどの交換などオーナーの好みに応じて細かなカスタマイズができる。
スーパードルフィーのサイト

※ワタシのサイトを読んでくれた まいさんから、こちらのお人形がボークス社のものではなく、
カスタムハウスという所のものだと伺いました。
ちなみに、この映画の為に特注されたドールのようで、もう完売済みたいですね。
ごめんなさい。調べたときには、ボークスと書かれていたんですケドね・・・
ここで、訂正追加させてもらいます。


人形霊 公式サイト

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