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ヒトラー ~最期の12日間~/Der Untergang/Downfall

2005-07-24 23:51:04 | 劇場&試写★6以上


恥ずかしながらワタクシ「アドルフヒトラー」について、
史上最大の独裁者という基本中の基本である事実以外は何にも知らなかった。
それでも最悪の人物「ヒトラー」ついて、少しでも過去の事実が知りたかったので映画を観ることに。

冒頭、ヒトラーの最期の個人秘書官として、1943年~1945年の2年間その職務を全うした
”目撃者”トラウドゥルユンゲを通して語りが始まる。
ユダヤ人の側面から捉えた戦争映画、「ライフイズビューティフル」は感動させられるものがあったけど、
このドイツ側から描かれた「ヒトラー」では、
タイトル通り”ヒトラーの”最期の12日間を描いた作品。
そのため何の説明も勿論なく、ヒトラーが情け容赦ない人間で怒りっぽい気質であることもすぐに観てとれる。

冒頭からして戦渦の最中。
私はよく知らないけど、きっと実際のヒトラーもこういう人間であったであろうという気質・特徴がよく捉えられた、
威厳と存在感たっぷりのブルーノ・ガンツ[ベルリン天使の詩]の演技がやっぱり素晴らしい

  コチラ本物→ 


ん~。。。でも正直長い!(155分!)
本来なら12日間を描くのだから描ききれないんだろうけど
前半、戦闘シーンとヒトラーの怒りの爆発シーンが続き、激しい場面なのに危うく寝そうになってしまった
それでも後半にかけてはかなり見応えがあった。
やっぱり実話だからという興味から引き込まれたというのと、ヒトラーの行動全てが目を見張るものだったから。
このあたりの歴史的背景に詳しいわけでもないし、本を読んだりも
してないから細かい説明など小難しいコトは語れないけど。

ヒトラーの最期がああいう死に様だったことは知らなかった。
秘書、ユングに対してはいつも優しく
妻には「”総統”のときには人が変わるのよ」と言わせるあたり
完全なる極悪人として描かないところがさすが?ドイツ人監督だからなのか。
(ちなみに監督は心理サスペンススリラー「es」の監督)


6/10
ヒトラーという人物に、少しでも興味があれば観るべし。
キョーミがない人には2時間半はツライ。(当たり前か




ストーリー
1942年、トラウドゥル・ユンゲは数人の候補の中からヒトラー総統の個人秘書に抜擢された。1945年4月20日、ベルリン。第二次大戦は佳境を迎え、ドイツ軍は連合軍に追い詰められつつあった。ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜り、ユンゲもあとに続く。そこで彼女は、冷静さを失い狂人化していくヒトラーを目の当たりにするのだった。ベルリン市内も混乱を極め、民兵は武器も持たずに立ち向かい、戦争に参加しない市民は親衛隊に射殺されていく。そして側近たちも次々と逃亡する中、ヒトラーは敗北を認めず最終決戦を決意するが…。



監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル 『es』
製作  ベルント・アイヒンガー 
原作  ヨアヒム・フェスト 『ヒトラー 最期の12日間』(岩波書店刊)
トラウドゥル・ユンゲ  『私はヒトラーの秘書だった』(草思社刊)
脚本  ベルント・アイヒンガー  
出演  ブルーノ・ガンツ (アドルフ・ヒトラー)
アレクサンドラ・マリア・ラーラ (トラウドゥル・ユンゲ)
ユリアーネ・ケーラー (エヴァ・ブラウン)
トーマス・クレッチマン (ヘルマン・フェーゲライン)
コリンナ・ハルフォーフ (マグダ・ゲッベルス)

ヒトラー~最期の12日間~ 公式サイト


es 公式サイト




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