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愛についてのキンゼイ・レポート / KINSEY

2005-09-07 00:00:07 | 劇場&試写★4 以下



タイトルからは全く魅かれなかったけど、
『ゴッドファーザー』のフランシス・フォード・コッポラ製作総指揮、
脚本は『シカゴ』のビルコンドンと聞いてとりあえず観ておこう。と。
第62回ゴールデン・グローブ賞3部門(作品賞、主演男優賞、主演女優賞)ノミネート、
アカデミー助演女優賞ノミネートなどもあり、
日本公開後の評判も悪くなかったからそこそこの期待値で観ることに。

今から50年前、性のことを口にするのはタブーだった時代に、動物学者で昆虫の研究をしていた博士。
「性とはなんぞや?」「他人はいったいどんなSEXをしているのだろう」
「自分の愛情表現は普通か?異常か?」などという疑問から、キンゼイ氏は助手と共に各地を旅し、色々な年齢・職種の人々に直接インタビュー。
こちら本物キンゼイ氏→

相手が心を開いて正直に話してくれるように独自のインタビュー方式でプライベートを聞き出すことに成功、
350の質問を1万8千人に質問したその結果を、史上はじめて統計学的にまとめたレポート。
それが全米で話題を巻き起こして大反響を呼び、ブームになった
キンゼイ・レポート」多くの場合、自分がノーマルだと言うことをここで明らかにした。

※1948年に「SEXUAL BEHAVIOR IN THE HUMAN MALE」として男性版を出版、その5年後女性版を出版。

原題はまたしてもよくあるけど、名前そのまんま。
邦題で"愛についての"とつけたのは、ラストまで観ると正解だったと思える。
これは、「愛についての」レポートでもあるから・・・・。
ローラリニー演じる良き妻の愛に支えられながら、研究を続けるキンゼイ。

一度手にしたと思えた栄光が崩れていき地に落ちるときにも側には妻がいた。
前半は、相手をリラックスさせながらいかにして自分の性について語らせるかというレクチャーを、自分を相手に助手たちにさせるキンゼイ。

そこから自分と父親との関係や、過去の妻との出逢いなどがシンクロして進行していくんだけど、
これが丁寧に描きすぎているというのか、段々中だるみしていく。

ところどころの人々へのインタビュー回答シーンで「SEXするとドモリはなおりますか?」や、
「しすぎると死ぬ?」などと言った今では考えられない質問が出るところは当時ならでは。
他の人と比較が出来ないから、そんな質問は当たり前だったんだね。
妻が、キンゼイを愛してるにも関わらず、助手に「君とセックスしたい」と言われ、その場でキンゼイ本人に「したいからいい?」と了承をとるのはびっくり

後半で、「かなりの人数とやっているから参考になるはずだ」と断言する、
60くらいの絶倫じじい(オヤジ?)が
「俺は萎えた状態から10秒で射精出来る状態にまで持っていける」と言い、
助手が「それはありえません」と答えすぐに目の前で実践。というビックリ人間もいた。

講義のスクリーンにデカデカと、女性器に、男性器が入る瞬間(ここはあえて、お上品に表現)の写真が無修正で出てきたのにもビックリ。だからR-15か。。。。

愛とは科学や理論や蘊蓄では得られないし答えも出ない。
体感しないとね

こないだまで『バットマンビギンズ』で師匠をしていたかと思ったら
今度はSEX研究の博士になっていた。リーアムニーソンはまさにこのキンゼイにハマり役。
他の人だとちょっと考えられないほど。

助手役にはピーターサースガード・クリスオドネル(久々!)ティモシーハットン(懐かしいー)
そして、父親役には怪優ジョンリスゴー。
役者もみんなよかったけど、大胆な性描写・セリフも内容も過激な海外ドラマ、「Sex and the City」にハマリすぎて見慣れてしまったせいか?昔はこうだったのねーそりゃそうだよねー。
奥さんとの愛が、ステキだなー。とか
そのくらいにしか感じなかったのが正直なところ。


4(10段階)
悪い要素があるわけじゃなく、いい作品だと言うのはわかる。
でも、面白く感じられず・・・2時間が長かった
前売りだったけどこれに1500円の値は高いなー。


        
ストーリー

舞台は50年前、性について語ることはタブーだったアメリカ。キンゼイ博士(リーアム・ニーソン)は、他人の性体験をまとめたレポートを出版し、一大センセーションを巻き起こす。一躍有名になるも、その衝撃的な内容から激しいバッシングにより事態が暗転する。

監督:ビル・コンドン
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:ビル・コンドン『シカゴ』
音楽:カーター・バーウェル『レディ・キラーズ』『アラモ』

CAST
アルフレッド・キンゼイ:リーアム・ニーソン
クララ・マクミレン:ローラ・リニー
ワーデル・ポメロイ:クリス・オドネル
クライド・マーティン:ピーター・サースガード
ポール・ゲブハルト:ティモシー・ハットン
アルフレッド・シークイン・キンゼイ:ジョン・リスゴー

愛についてのキンゼイ・レポート公式サイト

SEXに関する意識・実態調査~この映画の公開にあたり、
2005年日本人のセックスはどうなってるのか?楽天リサーチの調査結果。(の一部)
調査方法:インターネットによる自記式質問紙調査
調査対象者:20代~50代の女性、各年代250人づつ 計1000人
調査期間;2005年7月1日~3日

Q1 あなたのセックス体験人数は?  
経験人数 平均6.25人

Q2 セックスの初体験は?
平均 19.79才
最小 10才(ほんと?)  最大 38才

Q3 今の彼、夫とのセックスのペースは?
月、2,3回が多く、全体で22.7%

Q4 現在のパートナーとのセックスは100点満点で何点?
平均点は65.01点
(ん?!これっていいほうなのか?65点だったらやだね。

Q5 今、彼・夫とはセックスレスだ
気味も含めて58.8% 20代女性は約5割がセックスレス。
(ホントに現代ってSEXレスなんだ~。少子化にもなるわ

Q6 彼・夫の浮気は許せるか?
絶対に許せない54.3%
ばれなければ良い45.7% 
(えバレなきゃいいって人、こんなに多いの
ワタシは、ゼッタイ許さない!派だ。

Q7 S(サディスト)かM(マゾヒスト)か?
M 66.2%
世の女性の3分の2はどちらかと言えばマゾ。
(へぇへぇへぇへぇ。)


ムービーウォーカーのリアルタイム投票&リーアムニーソン動画インタビュー
Movie Walker



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