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バイバイ、ママ/ LOVER BOY

2006-04-03 01:04:03 | 劇場&試写★6以上

ベーコンブラザーズのCD買っちゃうほど
大好きケヴィンの初監督作品!
公開二日目、
ファンだからって容赦しないんだから 
今日は仕事だったので朝イチの回に意気込んで観てきました~☆ 
予告編が流れてる中、ギリギリ席に着いた 
まるで知人か身内の作品かのように、内心ちょっとドキドキ (笑


クリントイーストウッド監督の「ミスティックリバー」に出演した頃から
本気で監督業にも乗り出す。
TVドラマは撮ったけど、正式にこれが最初。2004年作品。
選んだのは
子供依存症である母親の異常な愛を描いた小説「LOVER BOY」
男、お金、家、全て興味ナシ。
たった一つ、欲しかったのは愛する自分の息子(ラヴァーボーイ)


主演には女優でケヴィン妻の
キラ・セジウィック



放任主義、かなり自由奔放で超~ラブラブな両親

60年代サイケ夫婦、インチキ臭い風貌の父ケヴィン&母マリサトメイ

仲の良すぎる両親に対して疎外感を抱きながら育ったエミリーは、
自分の子どもにはそんな寂しい思いをしていた。
心のよりどころとなっていたのは、優しくて自分を理解してくれる唯一の人、
ハーカー婦人。

大人になったエミリー。何不自由ない生活をしているが、いつも完璧な男を探し求める。
日々本気で男をチェック、狙った男は逃がさないーーーー。
でも、夫なんかはいらない。。。。。
全ては、最高の種=つまり子供が欲しいが為
一夜を共にした男との間にやっと授かった子供。
目に入れても痛くないほどこれでもかって言うくらい愛情を注ぐ。
自分の全てを子供に捧げての生活、、、、。
外界から遮断され学校にも行けない生活に、6歳になったポールは少しづつ疑問を抱き始める。
仕方なく学校に行かせるものの、心配で仕方がない。


全身全霊をかけて息子だけを愛す
息子しか見えていない。
誰にも渡さないし、この世は息子ポールと自分、二人だけの世界。



子供そんなに好きじゃないけど、
この子かわいい~♪ それになかなかの演技派!
「マイノリティリポート」ではトムクルーズの息子役。


ケヴィンファミリーが至るところに現れます (笑
妻の他にも、
子供時代のエミリーにホントのキラセジウィックとケヴィンの娘、ソジー。
回想が合間に挿入されて、エミリーの育った家庭環境もきちんと伝わてくる。
さすがふたリの娘! 素朴で自然な演技がすごく良かった☆ 
デビッドボウイの「Life On Mars?」の面白アカペラの上手さにもビックリ。

ちらっと出てくる近所の子供に、息子のトラヴィスくん、
キラの実弟、それにベーコン家の犬まで。(笑  そして音楽には
ベーコンブラザーズのケヴィン兄マイケル♪

昨日、一昨日は、カナダナイアガラの滝でライヴ

他にも、ケヴィンの初監督を祝うかのように
仲良し俳優たちがそれぞれシーンはちょっとづつだけど
なかなかの重要な役どころで出演


マリサトメイ  かわいい妻。
オリバープラット   先生。ハマってる。いい感じ。
キャンベルスコット
かなり久々に見た!老けたけど渋くてカッコイイ
マットディロン
今回はクセものじゃなかった(笑 でもさすが、存在感アリ。
そして、サンドラブロック
すごいよ~。女神のように見えた (笑
後光さしてた エミリーを導く重要な婦人。



ちょっと驚いたのは、主演で妻のキラ初めこの映画の中の女優たち
過去のそれぞれのどの出演作よりもキレイじゃ???ってくらい
皆美しく映し出されてたこと。  ケヴィンの愛の成せる技??
ま、サンドラに限ってはソフトフォーカスかかった神秘的な映像だったせいもあるけど

全然期待もしてなかったけど思ってたよりも、正直良かった♪
「殆どの場合、初項を読んでまあまあだから、気合い入れてもう一度
書き直して下さいと言うのが多いのだけど、彼女からの初稿は素晴らしかった」
と絶賛するだけあって、脚本が良く出来ていてわざとらしさがない。

冒頭部分から、思わせぶりな空気をよぎらせたシーンはちょっとやりすぎかな?

「バイバイ、ママ」ってタイトルはいかがなものか。
まあ、「ラヴァーボーイ」じゃちょっと違う方向の映画に間違われそうだから
仕方ないのか。。。?
宣伝文句、シングルマザーの暴走を描いた衝撃作!って言うの、ちょっと煽りすぎかも。
それほどの衝撃さはない。

それにしても、キラセジウィックは本当の母親であるし、
子供を溺愛しすぎの異常な母親、すごくリアリティがあった。
同じ女として、簡単に[異常な母親!]だけで片付けられない気持ちに、、、、。


こういう思い込み、
将来自分もなったりして....?と思えてちょっと怖い


子供は、ペットじゃない。
可愛くって、心配でしょうがない、ベタベタしちゃうのもわかる。
でもそれって結局は自己満足。
子供の幸せを考えるなら、自分の中に縛り付けちゃいけない。
”子供依存症”という事で考えると本当に映画の中だけの話ではない。
愛情不足もダメ、愛情過多もダメ。
ちょうど良いバランスでうまく親離れ、子離れ出来ないと。。。。


7/10
都内で渋谷のみ上映というのは、残念!
女性には特に観てもらいたい☆
家庭を持つ、お父さん、そしてお父さん予備軍の方々にも。。。
今後地方へと順次ロードショーは検討中らしいです。

ケヴィン今後の"監督作品"にも期待!



羊に願い事を囁くシーン、いちばん好き☆

2004年 アメリカ   86min
【staff】
監督 ケヴィンベーコン
原作 ヴィクトリアリデル
音楽 マイケルベーコン
【cast】
キラセジウック/マットディロン/サンドラブロック/
オリバープラット/ドミニクスコットケイ/マリサトメイ/ケヴィンベーコン/

公式サイト



ケヴィン出演作品「告発」や「フットルース」「ミスティックリバー」などもいいけど、
マットと共演したこの作品、二転三転の展開が面白い☆
ワイルドシングス


プライベートはおしどり夫婦のお手本。


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