我想一個人映画美的blog

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リバティーン/The Libertine

2006-04-16 01:16:04 | 劇場&試写★4 以下


「どうか私を好きにならないでくれ....。」
なんて言ちゃって、一体どんなナルシストなんだ~。
と観たいリストに入れてはいたものの、
きっと眠くなるような作品なんだろうなーと気合いをいれて、
期待もしないで観たら。。。

なかなかつまらなかった(笑

どうつまらないかって、
それほどストーリーに起伏があったり波瀾万丈な人生というわけでもない、ただ
詩と酒と女好き
アルコールと梅毒に侵された男の人生を110分で描く。

観客を楽しませようという意識もあまりない、こういった作品は
好きか嫌いかで評価が分かれるタイプの映画。
「リバティーン」=インモラルな人生を送る人
を指すらしい。
常に欲望を求めて特に性的な行為に喜びを見出す人。

舞台は1660年代!の王政復古のイギリス。

ジョニデが今回、
脚本の冒頭3行を読んで出演を即決した。
と言わしめ、演じたのは
ジョン・ウィルモット・ロチェスター伯爵二世。
17世紀イギリスに実在した詩人。ポルノ作家としても有名だった人。


この人、自分で自分を評して"この世の最も野蛮で、風変わりで、奇妙な男"
と言ってるけど正直こんな人の人生、わざわざ映画化して観せられても、、、、
と言いたくなる。
もっと最初の部分で女好きでしょうがない人間という描写や、
女性たちにモテてしょうがないという描写があってもいいと思うんだけど。
自分で言ってるだけであまり説得力がない。。。

ジョニーデップは素晴らしい俳優だし、
その演技力、入魂の演技などが見どころと言えば見どころだけど
冒頭であんな事を言われるほど、惹きつけられるような人物では全然なかった。

舞台女優のサマンサモートンを好きになっちゃうのも唐突。
(自分に似たものを感じたのか、、、)

ロチェスター伯爵が書いた芝居は
かなり露骨で下品なポルノ。    笑えない、、、、。

脚本の冒頭3行は確かに惹かれるセリフだけど
その続きを読んで「アレっ」とか思ったかも(いや、思ってないか)

ワタシ的にもう一人の気になる人物、
ジョンマルコヴィッチさんは。。。

舞台版では主役だったのを今回ジョニデに譲り、イギリス国王、チャールズ2世。
製作も担当。


いつものまんまだった☆
そのとんがった鼻、前からこんなだったっけか、と終始気になってたら
付け鼻でした 当たり前? 違和感ないけど(笑



俺って罪なオトコ、、、、。


悩みはどう演じてもかっこ良くなっちゃう事なんだよね~。


4/10
うーんんん。。。
"超"がつくほどつまらなくはないけど、、、と言ったところ。
ジョニーデップの後半のビジュアル的変貌は一瞬
「誰っ?!」と思っちゃった
DVDで観たら寝てしまいそうな感じなので
そういう意味では劇場で良かったけど☆



サマンサモートン演じた、
あの時代にしてはかなり自立し気丈な女の気持ちも何となく分かるけど
ロザムンドパイクが演じた妻の愛の方が切なかった。
夫であるジョニデとの気持ちのぶつけ合いシーンが良かった。

「プライドと偏見」ではキーラナイトレイのお姉さん。

監督は、BMW、adidasなんかのCMを手掛けている新鋭、ローレンス・ダンモア。
音楽が何だか良いな♪と思ったらマイケル・ナイマンでした。
(「ガタカ」「ピアノレッスン」)


同じジョニーデップの女好きナルシスト?男の作品なら、
こっちの方が好きだな。
 ドンファン
製作はフランシスフォードコッポラが担当



公式サイト
THE LIBERTINE  2005年 イギリス  110min
日本公開: 2006年4月8日
【staff】
監督: ローレンス・ダンモア
脚本: スティーヴン・ジェフリーズ
製作: リアーヌ・ハルフォン/ジョン・マルコヴィッチ/ラッセル・スミス
音楽: マイケル・ナイマン
【cast】
ジョニー・デップ/サマンサ・モートン
/ジョン・マルコヴィッチ/ロザムンド・パイク/トム・ホランダー
/ジョニー・ヴェガス /ケリー・ライリー

結局カッコ良かったの、カメラ目線で観客に話しかける
最初と最後だけだったような気が、、、

それでも、ジョニーデップの為の映画

この作品、去年の日本公開が決定したばかりの時点では
アカデミー賞最有力候補作品!
堂々と言っていた。。。そりゃありえんでしょ。



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