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敬愛なるベートーヴェン/ Copying Beethoven

2006-12-28 09:33:38 | 劇場&試写★5
史実に基づいた実話の映画化が増えている昨今、これはあくまでも
"音楽家、ベートーヴェンの、歴史に隠されたもう1つの物語"
ということで完全フィクション。


今日はクラッシック音楽を聴きながら、優雅に?書いてます


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
Ludwig van Beethoven (1770-1827)


演じるのは名優、エド・ハリス

                  ベートーヴェン、似てる??


わたしはどうしてもベートーヴェンというよりは、
エドハリスの真似をしてるニック・ノルティに見えちゃったんだけど。

いやいや、ちゃかすつもりはないのです
それほどに、いつものエド・ハリスらしさが全く感じなくて別人デシタ。



コピスト=写譜師 作曲家が書いた楽譜を清書する職業。

ベートーヴェンには3人のコピストがいたとされているが、3人目は明らかにはなっていない。
設定上その3人目という架空の人物アンナにはダイアン・クルーガー




1824年、ウィーン。
"第九"の初演を目前に控えながらも楽譜が完成しない中、ベートーヴェンのアトリエに
作曲家を目指す若き写譜師アンナが派遣されてくる。
ベートーヴェンは初めアンナを冷たくあしらうが、彼女の才能を知り仕事を任せることに。
尊大で傲慢なベートーヴェンだが、ただ一人の肉親である甥だけは溺愛していた。
しかし甥がその一方的な愛を疎ましく感じていることに気づかない、、。
そして初演の日。難聴から指揮を怖れるベートーヴェンを助けたのはアンナだった...。


             

わたし自身は、昔数年間だけどピアノをやってた亊もあるので
クラッシックはたまに聴きたくなるくらいけっこう好き
(とは言ってもCDだけど☆)
特にモーツァルトが好きなので、モーツァルトの謎に満ちた生涯を綴った名作、
アマデウス』(1984年度アカデミー賞作品)が大好きで、、、
あれは本当に面白いし見応えのある作品だった。

今作はベートーヴェンだけど、映画化すると聞いてすごく興味深かった。
元々、実在する人物の話は実話を期待したいところだけどそうじゃないから
そういう意味では興味が薄れてしまったのは事実。
まあ、映画だしと言ってしまえばそれまでだけど、欲を言えば
それならそれでもっと脚色しちゃって脚本に面白さが欲しかったな。
それと、実在しない人物だからやっぱりリアリティに欠けてしまったように思う。

ただ、描いたのを晩年の時期に絞ったのは正解だった。
モーツァルトという偉大な人間の一生を映画化するには到底2時間やそこらでは無理だもんね。

この作品、原題が『Copying Beethoven』であるように女性コピストとの関わりが重要ポイント。
それが存在しない人物で想像のものなら、音楽ドラマとして観るべきなのかもしれない。

5/10
海外ではあんまり評判にはならなかったようだけど、
日本ではかなり人が入っているようで、評価もそこそこ高いようなので
ちょっと期待しすぎたかな。
監督は後で知ったけど、レオナルドディカプリオが出演した
太陽と月に背いて』のアニエスカ・ホランド、、、、。
そういえばこの映画はいまいちだったなぁ、、、。




公式サイト
12月9日より 上映中~
Copying Beethoven 2006年 イギリス=ハンガリー 104min

---劇中使用された主な楽曲----
「第九交響曲」
「エリーゼのために」
「弦楽四重奏曲<大フーガ>」
「弦楽四重奏曲第15番」
「弦楽四重奏曲第14番」
「弦楽四重奏曲第9番」
「弦楽四重奏曲第6番」
「交響曲第7番」
「ピアノソナタ第32番」
「ヴァイオリンソナタ第7番」
「ピアノ協奏曲第4番」
「合唱幻想曲」





ゲイリー・オールドマンがベートーヴェンを演じた1994年の作品、
『不滅の恋ーベートーヴェン』
こちらの方が断然良かった

単なるラブストーリーじゃなく、ベートーヴェンの苦悩がよりよく伝わる秀作


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さてついにこの作品で今年劇場で観たレビューは終わり、、、、

あとは2006年のベスト&ワースト ランキングを今年も近日upしますー
映画blogの皆様の個人ランキングを見るのもすごく楽しみ




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