我想一個人映画美的blog

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あるスキャンダルの覚え書き/NOTES ON A SCANDAL

2007-05-12 12:05:25 | 劇場&試写★6以上


ジュディ・デンチケイト・ブランシェットが、
アカデミー賞とゴールデングローブ賞で共にノミネートされ話題になった。
この作品、20Th Foxさんから試写状頂かなかったらたぶん観なかったと思う。
タイトルからしてつまんなそうだし。

てっきり宣伝文句から、"歳の離れた教え子との禁断の恋"がテーマだと思ってたから、
ああ、よくある映画のパターンね?と。

それもそうなんだけど実はもっと違うところに主題はあって、、、、、
期待していなかっただけに面白かった!

主演に、最近では「007 カジノロワイヤル」でMを演じたジュディ・デンチ

この物語の語り手。
誰もが私に秘密を打ち明ける。
私は誰に打ち明ければいい?  
.....あなたよ。
ということで綴られていく(おぞましい)秘密の日記。

さすがの貫録。なんというか、表と裏では違う人間の怖さを演じ切る。



オールドミス教師の前に現れた美しい女教師、シーバにケイト・ブランシェット。
優しい夫とかわいい子ども。一見幸せな家庭を持っているかのように見える
シーバの心の内には、孤独が潜んでいた。
ケイト・ブランシェット、前髪を下しているせいか今までで一番綺麗な感じがした



可哀そうな、歳の離れたシーバの優しい夫にデイヴィジョーンズビル・ナイ。



8/10
期待度が低かったせいか、意外性に逆にすごく楽しめてしまったパターン。
好きなタイプの映画でした☆
アミン大統領を描いた今年の作品「ラスト・キング・オブ・スコットランド」でも、人間のうちに秘めた怖さを描いていたけど、
こちらもそんな、社会的な地位や立場とは裏腹に実は人間が持つ、
内面的な怖さ裏表を見せつけられたような感じ。
寂しさのあまり、誰かを求めてそこに執着する。
好きになった同姓の真似をしてその人間になりたいと願い近づいていく
怖い映画「ルームメイト」を思い出した。
誰が死ぬわけでもなく、衝撃的なラストではないけど
映画として、楽しめる1本。
冒頭から既に始まっている、日記を読むバーバラばあさんの語り口がまた面白い☆



独りよがりな人間の思いは恐ろしい!


二人の緊迫した後半のすさまじいやりとりもスゴイものがある。
主演&助演女優賞ノミネートも納得!の演技だった。



15歳の教え子と不適切な関係を結び、その関係が世間に露呈してしまった美しい美術教師シーバ。
教師の起こしたスキャンダルに、世間や周囲からの批判がシーバに集中する。
そんな中、同僚のベテラン教師バーバラは彼女に親近感を覚え近づいていく。
が、ある日シーバの秘密を目撃。

その秘密を共有するという形でますます近づいていくバーバラは
すべてを日記に書き留めていたのだ。


 公式サイト
NOTES ON A SCANDAL  2006年  イギリス  92min
6月2日~ロードショー
大阪6月9日より、順次全国展開。
R-15



本作は、イギリスやアメリカでベストセラーとなったゾーイ・へラーによる同名小説の映画化作品。監督は『アイリス』のリチャード・エア。
2005年に映画化した「クローサー」の脚本家、
パトリック・マーバーによる脚本は、この原作はわたしは読んでないけど
とても映画らしい面白さを持たせて脚色している。


原作はこちら「あるスキャンダルの覚え書き」←クリック


実はこの映画、実在するモデルがいた。
「ルトノー事件」と呼ばれた、1997年に児童強姦で逮捕されたシアトルの
小学校教師メアリー・ケイ・ルトノー。
当時35歳で4人の子供を持ちながら、13歳の生徒と性的関係を持ち、彼の子を妊娠、出産。
懲役7年半の判決、接触禁止になるがその後また二人目を出産。
仮釈放違反で実刑をうけることになった。
様々なスキャンダルに発展したが2005年に結婚している。


教訓
1.日記は人に読まれないように厳重に管理するべし。
2.見られたくないことは書かない!
3.誰かの観察日記をつける時は想いはほどほどに!


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まだPC不調(というかもう買換え、、、、)なので
今日も外からの更新です、、、
観てから数日経つけど時間置くと感想忘れちゃいそうで、、、、

時間をみてTBのお返し、コメントのお返ししていこうと思ってます
いつもありがとう
しばしご迷惑おかけします。




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