我想一個人映画美的blog

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ラースと、その彼女/Lars and the Real Girl

2008-12-03 11:04:24 | 劇場&試写★6以上

 

 

「紹介したい人がいるんだ。」
いつも一人の内気な弟が連れて来た彼女は、なんと等身大の人形だった


しかもその人形って、おもちゃっぽくない、見た目リアルなダッ○ワイ○


ダッ○ワイ○相手だからって、おバカ映画ではなく
真面目な青年が主役の映画でエッチなシーンは一切ありませんのであしからず



去年トロント映画祭でチケット売り切れで見逃したというのは前にも書いたけど、
こんな笑える設定のコメディがなんでトロント映画祭で上映(コメディはあまり上映されない
ってちょっと驚いたんだけど、

これ、コメディっぽくもありながら、実は一人の男の自己再生物語

監督はCM界で活躍してきた新鋭のクレイグ・ギレスピー。
ナンシー・オリバーが脚本し、2008年アカデミー賞脚本賞ノミネート。



女の子がニガテで純粋、温厚なラースに『きみに読む物語』『ステイ』のライアン・ゴズリング。

この役の為に9キロ増量してヒゲ蓄えて出演
おっさんぽくなって、ちょいデビッド・アークウェット風。


舞台は小さな田舎町。隣に住む兄夫婦、突然の来客に
 唖然。
ドールとラースのやりとりよりも、この夫婦のびっくり反応が面白い。
(ポール・シュナイダー&エミリー・モーティマー)
独特の間で笑える




何の兆候もなく突然連れて来た彼女。目の前でその、彼女=人形に話しかける弟。
こんなの見たら誰だってイカれたと思うよね


会社の同僚でラースに片思いの女の子マーゴ。



田舎町に住む内気な青年ラースは兄夫婦に恋人ビアンカを紹介する。
ところがビアンカは等身大の人形だった!
ラースがおかしくなったと心配した兄夫婦は、医師や地元のひとたちに相談を持ちかける。




7/10


期待しすぎた感じもあるけどやっぱりいいお話だった~。
細かいところでちょこちょこ笑える。
設定がおバカ映画っぽいけど、内容はけっこうちゃんとしたドラマ。
ダッ○ワイ○を彼女と思い込むなんて、ほんとにありえるのかな?
あ、ダッ○ワイ○じゃなくても、よく出来た人形に話しかけたり大事にして彼女代わりに?してる人
知ってるし全然あり得るか~!
でもそういう場合、さすがに人前ではしないでしょう。
ここまで公の場でも生きてると信じ込んでるっていうのはやっぱり心の病であり
なんらかの原因が過去にあったりするもので、、、、。

ハタから見たら、変態もしくはかなりアブない男

でもこの映画のラース、見ていて単にバカに出来ないというか、ちょっと可哀想に思えてくる。

それにしてもこの映画には悪人は全く出て来ない。
小さい町っていうのもあるけど、兄夫婦はじめ皆ラースを愛してて
あったかい対応でラースの彼女、ビアンカを迎えてくれてる。
奇異な目で見たりからかったりする人もいない。
ちょっと不思議だけどそういう映画ではないんでしょう

個人的に気に入ったシーンは、マーゴの死んだクマのぬいぐるみを蘇生させるシーン(かわいいー)と
ちょっとマーゴを意識しだすボウリングのシーン。



ひとりぼっちで愛を知らなかった男が、一つの愛を見つけるまでのきっかけになったリアルドール。
このお話はラースの成長物語。
そういう意味では、妊娠をキッカケに周りの人たちの暖かさ、愛する事を知って成長する『ジュノ』に通じる所もあるかも。

ラブストーリーってほどでもないけど、寒い冬にぴったりの、ちょっと気持ちあったかくなる作品でした~ 音楽もいい感じ♪






公式サイト
Lars and the Real Girl    2007年 アメリカ  106min

12月20日より、シネクイント、シネリーブル池袋ほかでロードショー



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2007 L.Aプレミアにて。



ドール同伴!?



と思ったら違った(笑)マーゴ役のケリー・ガーナーでした 実はキレイな子なのね~。




ライアン・ゴズリング次回作は2009年予定のキルスティン・ダンスト共演『All Good Things』、

『The Dallas Buyer's Club』、ミシェル・ウィリアムズ共演の『Bluevalentine』が待機中


プライベートライアン(ゴズリング)笑 (撮影 11月中旬)

なんかいぶかしげな顔して歩いてます...


ヤセたけどヒゲそのまま。

ええー?



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