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ベンジャミン・バトン-数奇な人生-/TheCURIOUS CASEofBENJAMIN BUTTON

2009-02-03 12:45:43 | 劇場&試写★6以上

『セブン』『ファイトクラブ』に続き、デヴィッド・フィンチャー監督×ブラッド・ピットのコンビ 3作目は
今年ももうすぐ発表になるアカデミー賞で 最多13部門ノミネート


作品賞/監督賞/主演男優賞/助演女優賞/脚色賞/
撮影賞/編集賞/美術賞/衣装デザイン賞/メイクアップ賞/視覚効果賞/録音賞/作曲賞


老人として生まれ、歳をとるごとに若返ってくという不思議な運命に生きた男の話

ということでそれだけで興味深くて今月公開で1番楽しみにしてた作品♪


この映画、とにかくCG効果が素晴らしい

街ひとつとっても、美しい映像で



老人のしわくちゃの身体で生まれて、徐々に若返っていくブラピがやっぱり見どころの1つ。

たまにセリフの中で年齢が出るけど、それ以外のところでは今何歳かな?なんて計算しながら観ちゃった。
見かけは若くなってくけど中身はどんどん歳とってくから、ちょっとややこしくなっちゃう。

最初の老人姿見慣れてから段々と若くなってシワもなくなり
『リバーランズスルーイット』や『ジョー・ブラックをよろしく』なんかの頃のような若き日のブラピが現れると
それまで思ったことなかったわたしでも、やっぱりブラピってカッコいいんだなーなんて思えてくる。(笑)



愛する運命の相手デイジーには『バベル』でも夫婦役を演じたケイト・ブランシェット。

若い頃の姿はCGによって見事美しい輝きを放つ
バレエのシーンはとくに美しくて必見です 見とれちゃいました。


初めて、愛し愛される歓びを教えたのはエリザベス演じるティルダ・スウィントン。
さすが、印象的な存在感

ほかに素晴らしいなと思えたのがベンジャミンの母親となる黒人のタラジ・P・ヘンソン。
(『ハッスル&フロウ』『スモーキン・エース』)
この母親の存在が印象的ですごく良かった~。
アカデミー賞でも助演女優賞にノミネート中!


他に、デイジーの幼少時代の役でダコタちゃんの妹、エル・ファニング(『帰らない日々』にも出てた)
ベンジャミンとデイジーの娘の赤ちゃんの頃の役には、以前ゴシップでも載せた通り
アンジーとブラピの子、シャイロちゃんがちょこっとだけ出演(スクリーンデビュー




1918年、ニューオーリンズ。ある一組のカップルの間に男の子が産まれる。
しかし、その赤ん坊は80歳の老人と見まがうほど奇異な容貌をしていた。
ショックのあまり男は困り果てた末、赤ん坊を老人養護施設に置き去りにしてしまう。そして老人の集まる施設を営む黒人女性クイニーに拾われた赤ん坊はベンジャミンと名付けられ、献身的に育てられるのだった。
成長するにつれ髪が増えシワが減り普通の人間とは逆に若返っていくベンジャミン。
やがて少年期を迎えた彼はある日、施設入居者の孫娘で6歳の少女デイジーと出会う。
それは、これから壮大な人生を歩んでいくベンジャミンにとって、今後かけがえのない存在となる女性との運命の出逢いだった…。





7/10(75点)

迷ったけど7かな。
期待してたほどではなかったかも...。
いい映画だという印象は受けるし、キャストも良かったんだけど。

退屈しないし、長い!!って感じも約3時間あるわりには受けなかったけど
もうちょっと短くしてもよかったんじゃないかなぁ?
生まれてから最期まで、一人の人生を描くのだからこのくらい長くても仕方ないのかな。

フィンチャーの映画は全部観てて、最近のよりも昔の方が好きだった。
今回はあんまりフィンチャー作品という感じはしなかった。
原作は1920年代にF・スコット・フィッツジェラルドが執筆した短編小説の映画化。
『フォレスト・ガンプ』っぽいとの声も聞かれてるけどそれもそのはず、脚本家が一緒でエリック・ロス。
あちらほど波瀾万丈にどんどん話が展開するわけではなく
一人の男の、貫き通した愛を描いたストーリー。

『フォレスト・ガンプ』では白い羽が自由の象徴的に使われてるけどこちらではハチドリがその似たような役割。

確かにガンプっぽい所もあるけど、わたしは去年観たコッポラの新作『コッポラの胡蝶の夢』を思わせた。
あちらは雷に打たれてから徐々に若返ってく男の人生の話。
(興味ある方はそちらもドウゾ!)

今作の中でわたしが好きだったのは唯一ユーモアのある
雷に7回うたれたと話すおじいちゃんのシーンとその一瞬のクラッシックフィルムのような映像。

全体のストーリーの語りべとなるデイジーの娘があんまり良くない、 誰の子?って感じでジュリエット・ビノシュ似。
まあ似てる似てないはおいといても、 そんなデイジーも自分が病床で死にそうになってる直前にそんな大事なこと言うなんて。
と現実的に考えちゃった
それと、人生は素晴らしい!ってメッセージがあるわりに
誰かの死というものが前面に多く描かれていせいか、前向きという印象をあまり受けない。
自分の愛する周りのひとたちが、自分を残して逝ってしまうせつなさ。
そこを強くアピールした作品でした。


感想を一言で言うなら
感動したというより せつない....かな

自分は歳をとるにつれ肌はいきいきし、どんどん若返っていき、愛する人はシワが増え衰えて行く、、、
どれほど二人の気持ちが同じでも共に生きるのは不可能だったのか、、、、、

様々な人間の生き方がフラッシュバックするラストの40秒?くらい?がとても好きでした~




この作品でアカデミー賞主演男優賞に13年振り2度目のノミネートを果たしたブラピ。
良かったことは良かったけど比べるんだったら『レボリューショナリー・ロード』のレオくんの方が良かったように思うなー。
今回はノミニーされてもないけどケイト・ブランケットの方が良かった気もするし。
さて、2/22の結果はいかに?!


 公式サイト
THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON  2008年  アメリカ  167min
2月7日より、ロードショー


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1/27  ブラピ&アンジー 一家来日




3年振りの来日。午後10時すぎ成田空港に到着


ブラピはアンジー(33)と、昨年7月に生まれた双子のノックス・レオンちゃん、
ビビアン・マーシュリンちゃんを1人ずつ抱いて降り立った。総勢6名の子供たち!
双子ちゃんたち、そっくりでカワイイ~

この映画に出てた時まだ赤ちゃんだったシャイロちゃんこんなに大きくなっちゃって。
可愛すぎ~

29日は六本木ヒルズで行われたプレミアに夫婦で参加





べったり~

真ん中、フィンチャー監督。

記者会見では得意のハンチング帽にカジュアルなスタイルで現れたブラピ。


「(映画に関わった)全ての人々の努力の結果。アクション、演技、音楽、メイクアップ、演出などあらゆる面で素晴らしい成果が上がった。
できるだけ多くの人に、何度も繰り返し見てほしい」と語った。


4月24日に公開が決まったコーエン兄弟監督の新作『バーン・アフター・リーディング』

8月21日 全米公開決定のタランティーノの新作『イングロリアス・バスターズ』も楽しみ



 
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