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マルコヴィッチの穴 / Being John Malkovich

2009-02-19 17:01:42 | Recommend Movie



ひさびさにちょっと昔の映画レビュー
これまでも既にDVDとなってるお気に入りの映画レビューを書いてきましたがこれも個人的に好きな映画


コメディだけど実は奥が深い、コメディだけど内容暗め。
奇想天外こんな映画、かつて観たことない


公開当時はマルコヴィッチのお面まで配られたりと一部で盛り上がりをみせてたこの映画、
映画ファンでなくとも観た人も多いかな?
監督は、ソフィア・コッポラの元旦那、スパイク・ジョーンズ。脚本はチャーリー・カウフマン。



サエない男
定職もないパペット使い(人形師)にジョン・キューザック。


動物好きな妻ロッテには、ノーメイクっぽい爆発頭のキャメロン・ディアス。



ある日、新聞の求人欄をみて訪ねたオフィスはなんと! 7と1/2階
天井低っ


仕事中、ふとしたことでオフィスの壁に扉を見つける。
そこは、誰が想像できるだろうかナント!
俳優 ジョン・マルコヴィッチの頭に通じる穴だった


その男が自分に気があるとわかった同僚のマキシン(キャサリン・キーナー)は
これでひと儲けしようともちかけ、
200ドル払えばマルコヴィッチの頭に15分間入る事が出来る商売を始める、、、。



もちろんマルコヴィッチご本人も登場

自分の頭を利用してのマキシンたちの商売も知らず、その不思議な魅力に負け、、、、


さすがに自分の頭になにか異変を感じたマルコヴィッチ、
ついにつきとめ、自分も穴に入ると言い出す

そこで彼が見たものとは...


つづきはDVDでお楽しみ下さい


9/10


これ去年の秋にレビュー書こうとして久しぶりに観直してその後また最近観たんだけど
観るたび面白いなぁって思えちゃう
キャメロンが「穴」に入ることで、自分の潜在意識のなかにあった同性愛にめざめちゃって、夫婦でマキシンをとりあったりという
妙な展開にもなるけど、こんな奇想天外でおかしな話はほかにナイ。
ストーリーのオリジナリティと脚本のうまさ。
コメディなのに笑えるというシーンは少なめだし、全体的に暗いけど なにしろ
あの名優マルコヴィッチをもってきたってところにセンスの良さを感じずにはいられない!
とくに、あのマルコヴィッチがあんなコトやったりこんなコトやっちゃったりするのは必見♪
マルコヴィッチを知ってる人、好きな人なら楽しめるはず。
これはもうマルコヴィッチでないと成立しなかったでしょう、きっと。
舞台出身のちゃんとした俳優ならではの存在感と演技力に圧倒!さすがです!

もともとどこか気になる俳優ではあったけど これで一気に大好きになりました~
マルコの苦悩と失意のダンス、最高~

それと、オープニングから既に始まってる劇中のパペットショーは素晴らしい
そのアベラールとエロイーズというのは実在する人物らしく、そのお芝居自体もなかなか興味深い。

結末については1度観た時ははっきりしなかったんだけど、2度目観た時なるほどーってカンジ。



ネタバレ
オフィス会社の社長レスター博士は別の「器」をマルコヴィッチにしようとしていた。
穴を通して「器」に入るが、器には0~44歳になる直前(夜中12時)までしか入ることが出来ない。
44歳を過ぎると次の「器」に穴が繋がる。
その「次の器」は「前の器」の第一子。

社長が言っていたように、もし子供の器に入ってしまうと、子供の意思のほうが強い為に、入った人間は吸収され
他人を通してもの(外)を見るだけで操る事は出来なくなる。
レスター博士はそうやって44歳直前の器に乗り移ることにより、永遠に生き続けている。
でも何でそうまでして永遠の命が欲しいのかはちょっとなぞ(笑)
12時までに入ることができず、子供のほうに閉じ込められてしまったクレイグが悲しい。






この映画、カメオが実はけっこうすごい。
まずはマルコヴィッチの友人の俳優としてチャーリー・シーンが実名でちょこっと登場。最後の方では禿げ頭で♪

マルコヴィッチ特集番組でのコメントではショーン・ペン。
エミー賞会場ではウィノナ・ライダー。たぶんこのあたりでデヴィッド・フィンチャー監督。
ゲイリー・シニーズもどこかにいたらしい。
そして、マルコヴィッチのワールドツアーロンドン公開初日、マキシンへのインタビューの横でブラッド・ピットが。
(ほんの1秒 笑)  

1999年、アカデミー賞監督賞/脚本賞/助演女優賞 キャサリン・キーナー ノミネート

この映画、もう今年で10年にもなるんだよね~!早!
不思議で面白い映画を観たい方、1度観た方もぜひ

公式サイト
Being John Malkovich  1999年  アメリカ   113min



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マルコヴィッチ、20日より公開アンジー主演の「チェンジリング」と
来月公開の「バーン・アフター・リーディング」ではブラピと共演
と立てつづけに出演!


スパイク・ジョーンズ監督、2002年のニコラス主演「アダプテーション」以来の
待望の次回作は
モーリス・センダックの児童書で日本でも有名なあの絵本、「Where the Wild Things Are」
(かいじゅうたちのいるところ)の映画化
延期の話もあったけど全米で今年の10月16日公開予定。(日本ではワーナーブラザーズ配給で来年!)




このうしろ姿だけで既にカワイイゾ

実写とアニメとパペットが革新的に融合して映像化される。
吹替にフォレスト・ウィテカー、ポール・ダノ、キャサリン・オハラら。
実写部分では「マルコヴィッチの穴」でも組んだキャサリン・キーナーが主人公の母親役。
内容は、いたずらの罰に寝室へ追いやられた少年マックスは部屋がいつの間にか森になり大喜びするが、
森での体験を通して最後には我が家に勝るものなるファンタジー・ストーリー。

というわけで今度はオリジナル脚本のではないけど、日本での公開がまちどおしい

もう1本、ジム・キャリー主演で ティム・バートンからミシェル・ゴンドリーにまわってたプロジェクトがスパイク・ジョーンズでおちついたらしく
制作中とか。いつになるかわからないけどそっちも楽しみです♪



 
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