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キャピタリズム~マネーは踊る~ / CAPITALISM:A LOVE STORY

2009-12-05 22:30:11 | 劇場&試写★5
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キャピタリズム=資本主義は悪だ
アポ無し取材でこれまで数々のドキュメンタリーを撮ってきたマイケル・ムーアが
声高にしてNYウォール街に突撃!




観たDVDレビューもたまってるし
あまり時間ないので今日はミニレビューで。(あれ?ちょっとのハズだったんだけど、、、)


'89年の「ロジャー&ミー」でゼネラルモーターズ(GM)の身勝手な経営方針を追求し、
「ボウリング・フォー・コロンバイン」でアメリカの銃社会を非難、
「華氏911」ではブッシュ大統領一族と、アルカイダのオサマ・ビン・ラディンの一族との癒着に対する問題、
2年前の「シッコ」では医療問題を取り上げたマイケル・ムーア。
今度は原点回帰で、資本主義と企業国家アメリカに再び切り込む。

このままいくと
資本主義はアメリカ経済にどういう影響を及ぼすか!

過去のマイケル・ムーアの突撃取材映画を全部観てきてるので
今回はアメリカの経済について、学びましょう。という気持ちで観て来た。

オープニングはイギーポップの「Louie Louie 」でノリノリに始まる。

 共産主義世界は崩壊したけど
 資本主義者には失望させられるだけ
 金こそがその理由だ
 まったくルイルイ歌うしかないぜ

 なぜアメリカには公的医療保険がないんだ?
 ブッシュの親父やゴルヴァチョフの後
 ベルリンの壁は倒れたけど、何かが失われた
 テレビのニュースを見ると映画みたいだ
 俺はルイルイ歌うしかないぜ!



マイケル・ムーアとは同じデトロイト出身らしい。




ちょーっと今回は経済に疎いわたしには分かりにくかったなぁ。
小学生でも分かりやすいように説明してくれてる、という風でもなかった。

そして2時間のはずなのに何だかやたら長く感じてしまったのでしたー。


 去年の9月のリーマンブラザーズの経営破綻で金融危機に陥り、アメリカだけではなく
100年に1度の世界不況と言われる昨今、こういうのを観ておかねば!
と思ったんだけど 思ったより理解するのが難しいというか、
相変わらずインタビュー映像にあわせてすごい早さで色んな問題について語られてるので
正直、字幕を追いながら理解してると映像がちゃんとみてる暇ないというような感じ。
頭で整理しながら観たいわたしみたいなのは、お家で吹替えでみるっていうのがちょうど良かったのかも知れない。



有名人になりすぎてアポなし取材もやりにくそうー。


5/10



誰もが知ってるような大手企業が、社員にかけた保険金。
それで社員が亡くなると儲かる、 とくに若い女子。
そういうことは多くの企業がやっているという現状は印象深い話だった。
そしてそれが企業側で「くたばった(←DEAD)農民保険(Dead Peasants Insurance)」
と紙には記されてた!
愛する家族を亡くして会社が儲かることに腹を立てて悲しむ残された家族たち、、、。
酷い話。

もうひとつ驚いたのは、アメリカの航空会社に務めるパイロットの賃金の安さ。
日本のパイロットの平均年収は1200万円に対し、アメリカは200万円以下しか支払われないってホント!?

比較例として、タコベル(アメリカの有名チェーンレストラン)よりも安い。
なんて言ってた。


金融危機の原因を作ったヤツら(投資銀行や保険会社)は税金で救われて、
役員たちは大金のボーナスを手に入れてハッピー。
後半では、マイケル・ムーアの息巻いてウォール街に乗り込む姿が。


今に始まった事じゃないけどもうパフォーマンスになってきていて、
その姿を囲んだまわりに出来たギャラリーが面白そうに携帯やカメラで撮影してる。
$袋を持って「僕たちのオカネを返してくれ!」
と訴えるも当然相手になんてしてくれない。
もちろん誰も返してくれません

「フィルムメーカーのマイケル・ムーアが来た」と要注意人物扱い。
相手にしてくれないので
最後はCRIME SCENE DO NOT CROSS(事件現場につき立ち入り禁止)というロゴの
例のイエローテープを建物にぐるぐる巻き付け、叫ぶのだった~。



「華氏911」の時のように、相変わらずブッシュの映像を出して批判、
大統領がオバマに変わる瞬間と、たったの2年前でもこんなことは誰も予測出来なかった、
未来に込めた期待と
 「僕一人が言っても無理だ、この映画を観たひとたちが声をあげて変えて行こう!」と
今後の期待を込めて最後を締めくくっていた。


アメリカ経済のこと、日本のも、よく分からんわ。では済まされないのです!
ホントウは。


公式サイト
CAPITALISM:A LOVE STORY   2009年   アメリカ  127min
12月5日より、公開中~



あ、そうそう
インタビュー映像のなかに、この人もいましたー。
「セックス・アンド・ザ・シティ」のどこかのエピソードで
ヴォーグの編集長のデートのお相手として紹介された小男、ウォーレス・ショーン。

調べたらウディ・アレン作品の常連さんだったのね、
「Satc」のほか「ER」や「Lの世界」「ゴシップガール」にも出演してて話題のドラマに出まくり
なぜそんな人が今回?と思ったら、オックスフォードで経済学を学んだ人物で母親はジャーナリストらしい。


それではまた次のレビューに続く~



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