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パブリック・エネミーズ / PUBLIC ENEMIES

2009-12-15 20:08:01 | 劇場&試写★4 以下
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社会の敵ナンバーワン=Public Enemy No.1と言えば、先日観た
ヴァンサン・カッセル主演の「ジャック・メスリーヌ/フランスでパブリック・エネミーNo.1と呼ばれた男」
あちらはタイトルにもあるようにフランスで、
こちらはアメリカでナンバーワン。時代も違うし別人。

マイケル・マン監督作は「ラスト・オブ・モヒカン」は面白かったと記憶してるけど、
ここ数年の「アリ」「インサイダー」「コラテラル」とあまり好みじゃない映画が多くて
今回も期待もせずに鑑賞。


公開後、先に観てるblogお友達の方々も「ジョニーを楽しむ映画!」なーんて言ってたし

個人的にはジョニー・デップは普通の男(人間)を演じる二枚目より、
主にティム•バートン映画の、コスプレジョニーさんの方が好きだったりするので、
きゃあ~っとときめく事はないんだけど、
基本的にはやっぱりジョニー・デップがカッコイイ、というだけの?作品でした☆
(結末から言っちゃった)



というか、長すぎる~。
あ、ジョニデさんを愛でる方に向けた映画だからいいのか、長くても(笑)


この社会の敵ナンバーワン、利益を独り占めする銀行を襲撃する大胆不敵な犯罪行為、
強者から金を奪っても弱者からは一銭も奪わないといった独自の美学を貫くカリスマ性ある実在の犯罪者を演じてる。
ジョニーが悪役ってことで本当のワルではなく、
悪い事やってても当時不況に苦しむ多くの国民は魅了され、彼をスターのごとく崇めたというほどの魅力ある人物、ジョン・デリンジャー。

この人、ホンモノ。
ちょっとビリー・ボブソーントン風?(←アンジー元旦那)


長いわりにじっくり人物像に迫って描かれてるわけでもなく、
実際の凄腕銀行強盗を描いた今年はじめに公開された「バンク・ジョブ」みたいに面白い展開で見せるワケでもない。。。

ジョン・デリンジャーが愛するひと、ビリーを演じるのは
マリオン・コティヤール。「エディット・ピアフ」で注目された女優さん

来年公開の「NINE」にも出るし、今後も注目


初めは[共演]と聞いてたけど、完全にジョニー・デップの映画で
「ダークナイト」でもバットマン演じてるのに悪役ヒース・レジャーに持って行かれ、
「ターミネーター4」でもジョン・コナーなのに役柄的にパッとせず、
「プレステージ」では相手がヒュー様だったから持ってかれ、、、、
と毎度ちょっと可哀想なクリスチャン・ベール演じるのは凄腕FBIエージェント、メルビン・パービス。

「ゼッタイ捕まえてやる」と息巻いてた?わりには あれれ、、、。
でも、ビリーが尋問で暴力を振るわれていると入って来て、
抱き上げて助けて?くれるシーンはバットマンみたい
ちょっとクラっときそうに、、、(ジョニーじゃなくそっちか)


中盤はけっこうダラダラで、間延びしてる印象。
ここもっとテンポよくやってくれたら2時間半もかけないで
きっちりかっこよく纏められた気もするのに~。(←って長さにえらそうにダメだし)
音楽は1930年代~のもので雰囲気良し
マイケル・マン作品では「ヒート」で組んだ、マリオット・ゴールデンサルの重厚なスコア7曲と、
ブルース、ジャズを中心にセレクトした歌入り9曲。(サントラ)セレクト渋いです~。



1930年代のアメリカ大恐慌時代。
鮮やかな手口で銀行から金を奪い、不可能とも思える脱獄を繰り返す世紀のアウトロー、ジョン・デリンジャーは、その“黄金時代”を謳歌していた。
ある日、デリンジャーは、他の女たちとはどこか違う雰囲気をまとった神秘的な美女、ビリー・フレシェットに目を奪われる。
彼にとってビリーとの出会いは、これからの人生を決定付ける運命の瞬間であり、
彼女もまたデリンジャーの強引で一途な愛に、危険な選択だと分かりながらも次第に惹かれていくのだった。
だがその頃、FBIはデリンジャーをアメリカ初の“社会の敵ナンバーワン”として指名手配していた....。




4/10




こりゃジョニーさんファンの方はメロメロになるね
出逢ってすぐから「俺の好きなもの、野球 映画 高級服 速い車そして君さ」だもん
(笑)

この強引さがカッコイイよね 

その後も、愛する人を守る姿なんて、、、


でも、映画としては。

期待してたわけではないので予想通りという感じでした! (笑)
大胆不敵な銀行強盗にして脱獄王、である部分をもっとみせて欲しかった。
どうしても第三者的に、のめり込めないでただぼんやりと観てる感じになっちゃった。
後半の見せ場である銃撃戦は、眠気を少しさましてくれたけど
それにしても、指名手配されて有名な人物があんなに素顔であちこちうろうろしてるのに
素通り出来る警察信じられない!

しら~っとジョン・デリンジャー捜査部室に入り込んで普通に話しかけてるシーンにはびっくり。

ラブストーリーとしても中途半端だし、アクションとしても中途半端な印象。
面白かったのは、映画を観てるとき、「ハイ、右見て、左見て、この顔見たら110番!」みたいに宣伝?が入るシーン
ジョニー(デリンジャー)の顔が出て皆一斉に左右みる。
そのあと普通に出て行くけど誰も気づいてない(そんな馬鹿な~ 笑)

それと、若かりしクラーク・ゲーブルが劇中映画として登場するのはちょっと嬉しかった

「風と共に去りぬ」の時より若く、美しい顔。その映画をじっと魅入っているジョン・デリンジャー。




クリスチャン・ベール演じたメルビン・パービスは、FBIのクラーク・ゲーブル
と呼ばれてたらしい。
それほどクールな方だったのね。
そしてジョニーさん演じるデリンジャーは本当に映画ファンで、本人もクラーク・ゲーブル気取りだったみたい。
それで今作のクライマックスでもクラーク・ゲーブルの1934年の「男の世界/Manhattan Melodrama」を鑑賞。

クラーク・ゲーブルはマリリン・モンローともヴィヴィアン・リーとも共演してて男臭くて渋くて好きなんだ
出演作多過ぎて全部は観てないけど「男の世界」観たくなっちゃったな

で、ジョニーは役作りを半分デリンジャー、半分ゲーブルから借りたらしい。


そんな二人の直接対決(顔合わせシーン)はなくてちょっと残念でした~。


キャストは他にもちょい役の方々が数名。
「LOST」のクレア、エミリー・デ・レイヴィンに
久々にみたスティーヴン・ドーフ、リリー・ソビエスキーや、
「アバター」にも確か出てるジョヴァンニ・リビシも最近みないと思ったら、話題作に連続出演★
ちょい役だったけど。



同じパブリックエネミーナンバーワンの話なら、ヴァンサン・カッセル主演の
ジャック・メスリーヌ/フランスでパブリック・エネミーNo.1と呼ばれた男」前後編 
の方が見応えもあって面白かったな~。というのが正直なところ


公式サイト
PUBLIC ENEMIES   2009年   アメリカ   141min
12月12日より、公開中~




ジョニー・デップ、来年はまた 1月末にテリー・ギリアムの「Dr.パルナサスの鏡」
(ジュード共演で楽しみ♪)
ティム・バートンの「アリス・イン・ワンダーランド」が4月17日公開、
(イカレ帽子屋とバートンワールド楽しみ♪)
そして更にティム・バートンのその次の新作「Dark Shadows」(ダークシャド-ズ)でヴァンパイアを演じる事が決定したばかり。
撮影は来年からだとか。
「パイレーツ・オブ・カリビアン4」にも出演決定でファンの皆さまをまだまだ楽しませてくれそうです



今月ももう半ばまできちゃった今年観られる映画もあと何本かなー?




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