「CUBE キューブ」「ナッシング」「スプライス」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督作。
「スプライス」のあとは「388」というB級の制作に関わっただけ。
日本未公開DVDスルーで、去年観たけど内容忘れちゃった
主演のリサには、目の周りふちどりが板についてきたぽってり丸顔アビゲイル・ブレスリン。
本作、DVDスルーを阻止して劇場で公開しようという企画で
3月初旬まで渋谷ヒューマントラストシネマでやっている、未体験ゾーンの映画たちのなかで上映。
狭い劇場でやってるので毎回満席っぽくて、夜の回に行ったら席なくて翌日の回予約してやっと観れた☆
時間のループに閉じ込められた少女の不思議ワールド
舞台は1985年。
消えた衣類。調子の悪い洗濯機、毎日昼にマカロニチーズ、夜はミートローフを出す母。
ガーレージでは自分の誕生日に出かけるために車を直す父親、必ず8時に揃って観る推理ドラマ。
自分が同じ日を繰り返し続けていることに気づいたリサ。
そしてどこからともなく自分を呼ぶ声、、、、。
同じ繰り返しにやる気なく、いちいちつっかかるリサにママとパパがいぶかしげにどうしたんだと問いただすが
こたえはでない。
永遠に16歳の誕生日の前日を繰り返す。
自分が暮らす家が呪われているのではないか??
あるとき、地下の洗濯機をずらすと小さな赤い扉を見つける!
そこで触れることのできない少女オリヴィアに遭遇し、ある驚愕の真実に辿り着く。
たいてい、主役は勇敢です。
普通なら怖いような場所も進んで入ってく(まぁそうしないと話が進まない)
霧の中、電話も通じないし外にも出られない。
優しげなのに突然キレるお父さん、なかなかいい。ドラマに色々出てきたピーター・アウターブリッジ。
「ソウ6」にも出てたらしい。
ある日、家族の前に電話線だかをチェックすると行って怪しい男が入ってくる。
これ以上出しゃばると、酷い目に遭うぞ、警告して去っていく。
この家族、いったい何者で、果たしてその運命は?!
6/10(60点)
ちょこっとだけ、ネタバレあり。
さすが、ナタリ監督。演出がうまい。
何度も繰り返す同じセリフと光景。
レコードにあわせて練習するクラリネット。
何がおこるか想起させない不思議な雰囲気。
家がおかしいとか、家に誰か(幽霊)がいるとか、
家のどこかに昔さらわれた子たちがいてそれが訴えてくるとか、
実は自分が幽霊とか、そういうパターンは何度もみてるけど
これも過去のそういうのを混ぜあわせた感じで、特にこれは面白い!っていう
脚本ではないんだけど、
主演のアビゲイルちゃんの演技にかかってるところは大きいし、
ホラーの怖さはないから演出力でカバーしているところが大きい。
一人、幽霊と話すボードゲーム?(よくホラーではでてくるあれ)をやると
イエス。とでるものの、その後このアイテムは活かされない。
うんざりして霧のなか自転車で飛び出すと 怒って引き止めるガレージにいるパパのところに
何度も戻るループから戻れない不思議さ。
同じベッドに寝ていて、違う人物に入れ替わり過去の出来事が次第に明らかになる。
そこではファックスに自分たち家族の死がかかれていたり、行方不明になった娘に遭遇したり。
話としてはちょっと惜しいな~。
もっと脚本が練られてて、ありきたりじゃなかったら面白かったんだけど。
内容的にはよくある、男が昔誘拐した子たちがその家で大量に殺されていて
その怨念でそこに住む人たちも、死の連鎖、、、、という。
でもまぁその演出とアビゲイルちゃんのうまさで少しカバーしてる作品でした~。
ハウンター
ある朝、リサは、ふと自分が昨日と全く同じことをリピートしているという思いにとらわれる。トランシーバーから聞こえる弟の モーニングコールも、母が用意する食事の内容も、全てが昨日と同じことの繰り返しだった。彼女は、自分の16歳の誕生日の前の一日を何度も同じように過ごしていることを知り……。
公式サイトはないからスケジュール
HAUNTER 2013年 カナダ=フランス 97min
2月19日より公開中~
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