昔は肉体美を見せつけるラブコメばっかに出てたマコ様、
そういえば同じくゴールド付くタイトル、「フールズゴールド」(ケイト・ハドソン共演)なんてのがあったっけ。
←これ。
ゴメンナサイ 6月に観たい映画リストで、金の行方なんてどうでもいいと言っちゃって
正直期待してなかったこれ。だってポスターもつまんなそうなんだもん
170億ドル相当の黄金が、一夜にして消失したという通称“Bre-X事件”を描いたまたまた実話の映画化。
禿げ上がりのメタボ体型に化けたマコ様の本気の熱演にグイグイ引き込まれる2時間
監督は「トラフィック」「シリアナ」などの脚本家でもあるスティーヴン・ギャガン。
ちなみに、ソダーバーグも関わったこの「シリアナ」は当時はつまらなく感じたけど今見たら
もしかしたら面白いのかな?(また見てみたい)
マコ様、いつの間にかオスカー俳優です、名演に見惚れます(笑)
ほんと、お世辞でもなくマコの演技力、なりきりに引き込まれちゃう。
開始後ほどなくして7年後に。
ケニー・ウェルスは一気に禿げ頭、それにメタボ腹になって挑む、マシュー・マコノヒー。
父親は名監督ロン・ハワード、ブライス・ダラス・ハワードは献身的に支える恋人、ケイ。
この人、見るたびに整形っぽくなっていくけど、、、今回ハマってました
地質学者のマイケル・アコスタ役にエドガー・ラミレス。
最近だと「ガール・オン・ザ・トレイン」や先日見た「Joy」にも出てたけどセクシーなベネズエラ人
果てない夢と野望、一攫千金に賭ける男のロマン
8/10(80点)
いやー予想に反して面白かった。
それというのも、マコ様の説得力あるなりきり熱演に引き込まれたせい。
この入魂演技!
これ他の俳優だったらそこまで良くならなかったと思う。
それに相棒役のエドガー・ラミレスの存在感。
だんだんと築き上げられる二人の友情。そこにもグッと惹きつけられるものがあったし
伏線と、思うようにすんなりとはいかない、映画ならではの展開。
最後の10秒で逆展開するという宣伝文句に、最後に一攫千金することはバレバレだし
だいたいの予想はつくものの、最後までグイグイ引き込まれた。
地質学者であり、世から見放された男であるマイケルに目をつけ
組むことにし、自分の全財産をつぎ込んで鉱山からゴールド(金)を掘り当てることに専念するものの
マラリアにかかり、生死をさまよった後 マイケルの努力によって見事、ゴールドを発見。
マイケルは投資する人がいれば一人でも見つけられたんじゃない?って感じだけど 笑
そこに、投資したい大企業やインドネシアの大統領、その一人息子などが絡んできての面白さ。
そして、のちに調査で判明する
マイケルが見つけたという「鉱山からの金など最初から存在していなかった」という驚愕の事実
石の上に金の粉片を撒いて金に見せかけていたという、信じられないような詐欺発覚。
しかも本人も高飛びし、その後ヘリコプターの上から突き落とされたと、、、
(この辺りは本当のことらしいが)
最後の最後の10秒で明かされるその後の話。
どこまで実話でどこまでが脚色なのかは定かではないけれど、
結局、マコ様演じたケニー・ウェルス、(実際にはカナダ人のデヴィッド・ウォルシュ氏)
1998年に52歳で亡くなっていたので真相は闇の中。
それと、特筆すべきは音楽
なんだか90年代の感じの曲が多くて懐かしいなーと思ってたら
イギーポップの曲も
スティーヴン・ギャガン監督自らが作詞を担当「歌えるのはイギーしかいない、イギーの声はケニーの声なんだ!」
というオファーが運命的に実現し主題歌「GOLD」は、今年のゴールデングローブ賞主題歌賞にノミネートされた。
ちなみに、マコ様 役作りで今回は髪を剃って禿げにし、
23キロの体重増加はチーズバーガーとビールを食べて飲みまくってたそうで。
わたしの周りでもこの春、ビールで太っちゃった美人がいて、やっぱりビール太るんだなぁと思ってた。ビール嫌いでよかった!笑
1980年代、アメリカ。父から採掘会社ワショ―社を受け継いだケニー・ウェルスだったが、業績も株価も低迷し、銀行や投資家にも相手にされず倒産寸前に。そんな時、たまたま見た夢に突き動かされ、インドネシアへと向かったケニー。地質学者のマイケル・アコスタをパートナーに迎えると、2人で山奥へと分け入り金脈探しを開始する。やがてケニーの執念が実り、ついに巨大な金脈を掘り当てることに成功する。そのニュースは瞬く間にウォール街を駆け巡り、ワショ―社は奇跡的なV字回復を遂げ、一夜にして巨万の富と名声を手に入れたケニーだったが…。
GOLD 2016年 アメリカ 121min
6月1日より、公開中〜
プレミアにて。
すごい足と顔だな