「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

青い風船と雲

2021年07月23日 13時45分27秒 | オリジナル作詩
 今日も暑い、36度を超えているだろう。
原稿を書いていたけど身体が怠くて持続できない。
ベランダが鉄板のように熱くなっているので水打ちをするとヒンヤリしてきた。
そのまま空を眺めていると入道雲が粘土細工のように形を変えて行く、
ボ~っと見つめていると、ふと、こんな詩が浮かんできた。
「わーいわーいお祭りだ」
の続きのように浮かんでくる。とりあえず綴ってみた、手直しはこれからボチボチと・・・。

「風船と雲」
青い風船 ふわふわお空を泳いでる
どこから飛んで来たのだろう
お山のふもとの鎮守の森から
雲の間に間に迷いこんできたのかな
きっと赤い風船心配してるだろな

青い風船クジラ雲さんと遊んでる
亀さん雲もやってきた
鳶が風船みつけてくるりと宙返り
サーッと風が吹いてくるくるくるり
うさぎ雲さんと鬼ごっこはじめたよ

鎮守の森からお囃子きこえてる
子供祭りだ狐面をかぶってる
田んぼのあぜみちお神輿賑やかだ
笛や鉦に合わせて風船踊ってる
踊り疲れて雲の寝床で一休み

雲が離れて風船消えてった
遠いお空に消えてった
そこにはもくもく仁王雲
鎮守の森を守ってる


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親の期待に応えた娘

2021年07月23日 00時23分47秒 | 日常のこと&写真
 先輩がエレクトーン開発を手掛けたプロジェクトチームだったことから、グリークラブの定期演奏会においてデモストレーション演奏をしてくれた。
今までに聴いたこともなかったサウンドに驚嘆し魅力に取りつかれた。
だが私にはそれを学ぶ能力もなく、将来結婚し子供が生まれたら絶対にエレクトーンを習わせる、とその思いが離れなかった。
 そして結婚して長女を授かり、成長を見計らってヤマハ音楽教室へ通わせた。ここから娘の人生のレールが敷かれた。
 娘の性分にあっていたのかエレクトーンの虜になり、朝から晩まで弾いているという気に入り様だった。
 成長するにつれ期待通りに技能を上げていった。
 しかしグレードがあがるにつれ買い替えなどで親も大変だった。
 そして娘に壁が立ちはだかった。即興、創作技術が向上しない。
 音楽には、かなりの見識と音に反応する耳を持っていた私、休日になると娘の傍につき即興・創作曲を聴いていた。そしてダメ出しの連続。
「音符ばかり並べたてても、何を伝えたいのか、表現したいのか、それが伝わってこないんじゃ、なんの意味もない。つまらないオタマジャクシだ。」と、書き直し、やり直しをさせた。娘は泣きながら私の期待に応えようと頑張ってくれた。
妻は「あなたみたいに言ったって出来ないものは出来ないのでしょう。難しいこと言わないで」と反撃をくらった。
だが私はゆずりはしない。娘をプロにしたい、させたいと強く望んでいたからだ。
 音楽は「感性」、表現力が全てだと思っていた。
 クラッシックでも歌謡曲でも、フォークでもバラードでも、何を表現したいのか、音符一つ一つにどれほどの魂を注ぎこんでいるのか。
 難しいと言えば難しい。だが必死に娘は耐えて勉強してくれた。「完全」とはいえないものの、ある到達点には達したと判断し以来、口出しはしなかった。
 「凝り性の私」に娘は、反発もせず乗り越えてくれた。
  そんな回顧録を娘は会員会報に想い出として綴っていた。


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