今回は文章が長いので興味のある方だけ見て下さい。
あれから11年・・・きっと今月辺りが愛猫のチビ(オス)の誕生日なんだろな~。
生後2ヶ月ぐらいの子猫。
ヨタヨタふらふらと何の目的もなく、ただひたすら草むらの中を歩くだけの子猫。
なんかもうやばそう・・・
ほっといたら死んじゃいそう。
いてもたってもいられず家に連れ帰りました。
こちらは生後約4ヶ月(拾って2ヶ月)の写真です
ちょっとまだ痩せています
斜頚がある為顔がやや左に傾いてしまっています。現在も少し・・・
・・・あれから11年も経ったのかぁ
4年前のある日、左目全体が白っぽくもやもやしていました。すぐ治るだろうと思いほっといたらなんと、増殖してるじゃないですか!目の中の透明な所にもやもやがいっぱい!
なんじゃこりゃ!!
急いで病院に連れて行きました。
先生が言うには、前房蓄膿といって目の中の炎症により膿が溜まってしまっているらしい、といことでした。こんな病気があるんだぁ。初めて知りました。ほっとくと目の瞳に癒着して失明することもあるそうです。
失明!!!!!?
チビは生まれつき両耳が聞こえないのに、目まで見えなくなったらどうしよう!
わたしのせいだ!わたしがもっと早く病院に連れいってあげてたら・・・。
神様ーーーー!チビの目を治してあげて下さい!!
注射器で目の中の膿を吸い出す方法もあるそうですが、それをすると恐ろしく目が真っ赤っかになるそうなので、とりあえず目薬と飲み薬で様子を見ましょうということになりました。
原因がわからない為、血液検査をしたところ、白血病などはなかったのですが、先生が
「残念だけど・・・陽性って出ちゃいましたねー」
え?なにが陽性?ん?なになに?
・・・検査キッドを見るとうっすら反応が出てる。陰性なら色が出ないのにうっすら青色に。
そのキッドにはFIVという文字
└|゜ロ゜;|┘エイズ!!!!?
失明の可能性があるうえにエイズ発覚!!!=死!?
混乱したわたしはその場で大泣きしてしまいました。
チビが遠くに見える・・・っていうか自分の意識が遠のいていっていたのかも
とにかく今ある症状を治していかないと・・・
もらったお薬はこちら
目薬2種と飲み薬3種
一番強いお薬はプレドニンというお薬。副作用も出やすいし飲み方にも注意しなければなりません。ちゃんと指示通りに飲ませれば問題はないんですけどね。
このお薬が効いてくれて3日ほどで一気に目の中のもやもやがひいていきました。
黒目の真下のもやもやした物が膿(ウミ)です。治療開始前は目の下半分をこの膿が覆っていました。
そして2週間程で完治~。
神様~、どうもありがとう
そして1年後・・・再発
黒目の真横に針の穴ほどの小さな白い膿(うみ)を発見!病院直行!
先生が、こんな小さな物をよく発見できましたね!?と。
毎日角度を変えながら目の中をじっくり見てましたから^^;
っていうか・・・失明したらチビがー!!
治療は前回と同じお薬でした。発見が早かったのですぐ治りました。ふぅ~、よかった~♪
と思っていたのですが、お薬を飲み終えて1週間経つのに副作用らしき症状が続いていました。
お水をたくさん飲むし、おしっこの量も増えてるし、おしっこの色も薄くなってきてる・・・。
これってプレドニンっていうお薬の副作用だよなぁ~。
なんて思っていたある朝、食欲がないのかエサもあまり食べずじーっとうずくまっている。
いつもとっても元気なのにやっぱり副作用のせいかな~。
なんだかやばそうなので、病院へ。
症状からすると糖尿病。
血糖値を測ってみるとなんと503!正常値は69~146g/dl
副作用は普通飲み薬をやめると同時に消失するということでした。
が
チビは糖尿病に移行してしまったのです。
1週間以上毎日病院に通い続けインシュリン(血糖値を下げるお薬)の注射をしてもらいました。
うまくいけば食事療法だけで済むところですが、チビの場合は注射をしないと血糖値が下がってくれません。
ペットがインシュリンの注射を必要とした時は、飼い主が毎日家で注射を行わなければならないのです。
わたしはもと看護師なので注射の経験はあったのですが、愛猫に注射をするのはとても心が痛みます。病院で練習(チビで練習)をし翌日からは家で毎日インシュリンの注射をしなければなりませんでした。
先生!!は、はり、針が曲がっちゃいました!!
・・・大丈夫ですよ。じゃあ、もう1本、はいどうぞ。
チビが変な目でこっちを見る。
あの~、まりえさん。それでもあなた元看護師ですか?俺の体で何回も練習しないでくれる?
( ̄□ ̄;)!!
翌日からはいよいよ家で飼い主(わたし)による注射が始まります。
インシュリン1.5単位皮下注射です。
・・・そりゃ~逃げますよ。
針を刺した瞬間ダーッ!って。
寝起きなどを狙って毎朝同じ時間に注射をします。
わたしが下手くそな為最初は痛がっていましたが、徐々に痛がらなくなりました
寝ぼけまなこのチビ↓
ちょっとの間じーっとしててねっ!
よしっ!今だ!
ブスッ!
それから2週~1ヶ月置きに病院で血糖値のチェックをしました。
いつも血糖値は80~90台で安定していました。
毎回先生は、「もしかして治ってたりしてw」 と言っていました。
人間は一度糖尿病になると死ぬまで治りません。
しかし、猫の場合はごくまれに治ることがあるのだそうです。
先生~!期待させないで下さいよぉ~w まったくぅ~
7ヵ月後・・・奇跡が起こりました。
チビの糖尿病が、な、な、なんと完治しました!
神様~~~~~~!!!ありがとう!!!!!
今は食事だけ糖尿病専用の物をあげています。
エイズがある為、免疫力は他の猫に比べれば弱く、歯周病とかニキビなどがあって毎日ケアしなくてはいけませんが、元気いっぱいなチビです。チビ、11歳のお誕生日おめでとう