ヘビで温泉で警察へ その３

その２からのつづき

温泉から戻ったあと、みるのを楽しみにしていた「義母と娘のブルース」。
まさかこんなことでみれなくなるなんて思ってもいませんでした。



雨に打たれながら懐中電灯で照らし車の中をもう一度よく調べる。



ない。もう、あきらめよう。

ないこと確定させなきゃ。前に進めない。

クレジットカードを止めなくては。

…その前に、
いろいろ詳しそうなおみちに電話でＳＯＳ。

その次にインターネットで検索。

紛失、盗難にあったら…　ポチッ

ふむふむ。

だいたい手順がわかってきたところで
なぜか一番にＷＡＯＮの手続きの電話をしてしまう私。

えーなんでーッ？！　ＤＣが先じゃねー？

だって、ＷＡＯＮが一番使用頻度高かったから…１人問答。


ＷＡＯＮに電話をしたのが１１時３０分。
ＤＣが１１時５０分。
そしてドコモのＤポイントクラブが０時３０分。

ＤＣは２４時間なのを知っていたけれど、
ＷＡＯＮやＤポイントカードも２４時間対応だったのにはちょっと
びっくりでした。すごいです。

そして何よりも３社どこもみんな感じがよくって…

夜中だというのにとても親切に対応してくださいました。

おろおろしてしまっていた私がちょっと落ち着きを取り戻せたのは
ＤＣのお兄さんが銀行のキャッシュカードについても
「今は時間外だけれど明日の朝までにこちらから連絡をいれて
おきますから」と穏やかに話し、信頼のおける処理をしてくれたから。

そこで本当に心が落ち着きました。

サービス業とはそういうもの、かもしれないけれど、
財布を失くし傷ついている私に対して、
頼もしく手際よく、そして優しい口調で手続きを進めてくれるのが
嬉しかったのです。
涙が出そうなほどありがたかったです。

ＷＡＯＮのおじさんは盗難かもと言った私に心のこもった同情の
言葉をかけてくれたし、
Ｄポイントカードのお姉さんは混みあっていてなかなかつながら
なかったことについて何度も謝っていて…いやいやいやいや、
営業しているからとは言っても、
こんな夜中に、対応してもらえるだけでありがたいのだから…



盗難にあったかもしれない・・・・・・　　
悔しくて、
用心が足りなかった自分を責めて
ショックでショックで悲しくて、

だけど、夜中に話した３社の３人が親切だったことが胸にしみて、

救われた気持ちでした。

私も、いつだって人に優しく、そういう人になりたいって思いました。



朝が来たら会社に連絡をして
カードキーを紛失してしまったことを謝罪して、
免許再交付申請のため休みをもらいたいことを伝えなきゃ。

そしてまずは警察へ・・・出頭？遺失物届けをしに行かなきゃ。


なんて考えていると、興奮して、悔しいのもあって、
その夜はまったく眠れませんでした。





つづく