生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

夕星(ゆうづつ)

2018-07-17 15:24:19 | 日々の暮らし






『肩落とし

家路につく夜

夕星が

天路を見よと

かげろふ二星』
   
    (小生)


仕事がうまく行かず、
肩を落として帰る夜、

夕星が天女が通るという、
天路を見よとの声に見上げると、


光輝く星が二つ

出合うように近くにいる。

元気を出しなさいと言ってるようだ。

素敵な出会いがありま

すようにと星合(ほしあい)に祈り

ながら家路につきました…。

通常一番輝いている星は西の空の


金星(宵の明星)を指しますが、


東の空を見て一番

星を見つけたなら

それは木星です。


どちらかを最初に

見つけた星を


夕星と古代の人は

呼んだのでしょう。


仕事帰りに


夜空を見上げて


頑張った自分に


星達がお疲れ様と


迎えてくれます。

合掌。

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日本のロミオとジュリエット

2018-07-17 15:24:19 | 日々の暮らし
素敵な伝説を紹介します。

1615年前の菟原処女(うないおとめ)の伝説。

摂津の国(兵庫県芦屋)に住んでいた女性で、子供のころから成人するまでずっと家にこもったままでいたので、そのゆかしさにひかれて彼女に会いたいという男が多く現れた。

中でも、血沼壮士(ちぬおとこ)と菟原壮士(うないおとこ)との競い合いは激しかった。
娘の親は弓矢の勝負で決着をつけようとしました。

同時に水鳥を二人は射ました。

さて、二本の矢は命中しました。

腕前も互角でした。


彼女はとても悩み、誰とも結ばれるわけにはいかないと言って、死んで結ばれることを願いながらじさつしてしまった。

その夜、血沼壮士の夢に彼女が現れ、そのことを告げると、血沼壮士も跡を追って死んでしまった。

遅れをとった菟原壮士も負けられないとじさつをしてしまった。

彼女の親族の者たちは愛する者と結ばれようとして死を選んだ悲劇を語り継ぐために、

彼女の墓をつくり、

その両側に二人の墓を

つくったという。

約400年頃の話です。

その三つの古墳が見つかり万葉集(744年)にその伝説を詠んだ歌があります。


ロミオとジュリエットの話が1562年ですから
それより、1162年も前に誕生した伝説です。


彼女は血沼壮士の方が好きだったのでしょう。

女性から口に出せない時代なのでしょうね。

三人にインタビューしてみた。(笑)

夢に出た二人は結ばれた。

振られた方は潔く引き下がった。
それを見ていた美しい女性に見初められ一緒になった。
しかし、かなりの気の強い女性で尻に敷かれていたと述べていました。

現場からは以上です。


合掌





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壺と石

2018-07-17 00:15:51 | 日々の暮らし
『いのちがけで

ほしいものを

ただひとつにしぼって

言ってみな』

大学のある授業で教授は大きな壺を取りだし、壺が一杯になるまで石を詰めると、学生に聞きました。

『この壺はもう満杯か?』

学生が『はい』と答えました。

教授は教壇の下からバケツ一杯の砂利を出して壺の中に流し込みました。

石と石の間を砂利が埋めていきます。

そして、もう一度聞きました。

『この壺は満杯か?』

学生が『多分違う』と答えました。

教授は『そうだ』と笑いながらもっと細かい砂を砂利の隙間に流し込みました。

『もうこの壺は満杯か?』


学生はそろえて
『いいえ』と答えました。

教授は水を壺のふちまでなみなみと注ぎました。


『先に大きな石を入れないと、後で入る余地がないということだ。

この壺は人生そのものを示している。』

大きな石とは、志であったり、愛する人であったり、家族であったり、夢であったりする。


大きな石とは今、一番大切なものだ。

これを最初に壺の中に入れないと永遠に失うことになると講義しました。


般若心経に

『究竟涅槃(くきょうねはん)』

という言葉があります。
絶対的な心の安らぎの境地をきわめつくすことができること。


ゆうゆうと生きよ、志を一つに絞れば

「あれもこれも」結局その中に見つかると説いています。

いろいろな迷いの中から、一つに絞りこんでいくことこそ、

迷いから離れていく姿になると。

私もそんな気がしてなりません。

皆様も大きな石が

見つかりますように。

合掌


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