生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

愛のムチ

2018-07-28 22:34:19 | 日々の暮らし
近くのお寺の今日の
言葉に

『忘恩(ぼうおん)』

「借りた傘

雨が止んだら

邪魔になる」

を見ました。

成る程な。

恩を忘れるとはこういう事かと納得しました。


「ほしいままに

食わせた馬は

どうにも

手におえない」

(イスラエルの諺)


「一番良い馬は

たくさんムチを

あてた馬」

(西欧の諺)


「わがままに

させた子はその母に

恥をもたらす」


「あなたの子を


懲(こ)らしめよ

そうすれば彼は

あなたを安らかにし、

またあなたの心に

喜びを与える」

(旧約聖書)


人間は厳しく育てらる

ほど、すぐれた者に

なるのでしょうね。

愛情ある人からの

ムチなら

励みになりますね。

そういう人が

いなければ、自分で

ムチをあてましょう。

アラブの諺に

「何ものからも学ばない人は  バカ。

他人から学ぶ人は
    才人。

自分から学ぶ人は
    賢人」

自らを厳しくして、

自らの才能を見つけ出し、

伸ばしていく人を

賢人という。


宮本武蔵を

思い出してしまいます。

自らを高めるには、

自分なんだ

人に頼るな。


今日は愛のムチを頂いた恩を

忘れる事なく、

さらに自分を磨く心構えの大切さに気づかされました。

合掌




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徘徊

2018-07-28 00:53:07 | 日々の暮らし
暮れようとして暮れることができない空のことを暮れ泥(なず)む
といいます。

夏の夕方は少しずつ変わっていく空のようです。

何とも言えない人の心のようです。

そのような時に人はさ迷い歩くのかも知れません。

介護業務につくと徘徊という言葉を使うことがあると思います。

この字を古典で見つけました。

立ち徘徊る(たちもとほる)という言葉があります。

あちこち歩き回る意味です。

「木の間より

移ろふ月の

影を惜しみ

立ち徘徊るに

さ夜更けにけり」

(万葉集11-2821)

木々の間から移ろう月影にひかれて
愛しいものよと
もとおり惜しんで
歩き回って
君さえ忘れて夜が更けてしまったよ。

徘徊する人は、恋しい人を求めて歩き回っていたり、

家路に向かって歩き回っていたり、

素敵な夜空を見ながら歩き回っているのかも知れませんね。

手をつないで一緒に歩くと落ち着かれますから、時間があればお付き合いしてあげましょう。

夜の雨音が涼しげに
聞こえます。

合掌
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