生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

古典落語

2019-08-07 04:50:23 | 日々の暮らし

夏の夜は古典落語を読んで亡き兄を思い出しています。 長兄は骨董屋をしていました。 全国を回って古道具ばかり集めていました。 古道具がたまるばかりで創庫に一杯ありました。 志ん生得意の「火焔(かえん)太鼓」。 古道具屋の甚兵衛が市で古い太鼓を仕入れて来た。 女房はあきれ顔。 甚兵衛は小僧に表で太鼓のほこりを払うよう言いつけた。 小僧は力まかせに叩くものだからドンドンとうるさいのなんの。 それを聞いた一人の侍がやって来た。 殿が買いたいから屋敷に出向くようにと。 恐る恐る屋敷に持参すると、この太鼓は火焔太鼓と言って名品なので買うという。 好きな値をつけろといったので、 10万両と言ったら侍が驚いたので、 そこからいくらでも負けますからと言い訳する。 侍が300両でどうかという。 甚兵衛は腰を抜かした。 「ああ、お前さん商売が上手だよ」 「これからは、音のする物にかぎるね。 こんどは半鐘を買っておくれ」 「半鐘はいけないよ。 おじゃんになる」。 半鐘はジャンジャンと鳴ることから、 おじゃん(ダメとか泡になる)になると掛けた落ち。 兄は火焔太鼓を探していたのでしょうね。 医者と患者の小咄も面白かった。 「先生、右足が痛いんですが診ていただけますか?」 「レントゲンの結果、関節炎や神経痛や痛風ではありませんよ、 おじいさん」 「じゃあ何ですかこの痛みは?」 「まあ、歳のせいでしょう」 「先生いいかげんな診断しないでください」 「どうしてですか?」 「歳のせいって、左足も同い歳だよ」。 笑えますね。 夏は短いから屋外プールに行こうかな。 雨なら室内プールで泳ぐ。 来年のオリンピックめざして頑張らないと。 まずは25メートルからだ。        合掌

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傷おった鳥

2019-08-07 01:56:12 | 日々の暮らし

「傷をおった鹿が 一番高く跳ぶ」 (アメリカの詩人・エミリー・ディキンソン) の言葉です。 私が若い頃書いた詩を 思い出しました。 「天使の鳥」 傷負った翼で 生きてる鳥よ 強く飛び立て ほら 飛べただろう 高く飛んでけ 神風に乗って 負けるな 頼りないけど 飛んでる 君は 天使のようだ。 (カラスに踏みつけられ突っつかれていた 美しい小鳥を危機一髪で助けて空に放った時の詩です。) 勇気をもらった記憶がありました。 ハンディーあるあなたへのエールになれば              合掌

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