ギリシァ・ローマ神話に登場する女性にブシュケーがいます。
ブシュケーは、ある王様の三人娘の末っ子で絶世の美女であった。
そのため女神ヴィーナスの嫉妬を買い、過酷な運命に翻弄されることになります。
だが、そのたびにヴィーナスの息子エロスに助けられ、そのエロスと結ばれる。
この神話の中に、古代ギリシァ人やローマ人が考えていた「心」が
表されているという。
人間は迷い悩み、過ちを犯すという不完全な存在ではあるが、情熱や努力によって、それを克服すれば真の悦びや純粋な幸福が得られ魂は純化されて、不滅の霊魂になるという「心=霊魂」とされ、ブシュケーというギリシァ語に霊魂の意味があるのです。
また、ブシュケーの動詞形に、「息をする」という意味がありました。
心臓が息する事は、生きている証しですから、人間は生きているからこそ心が存在すると考えています。
人類最初の心を考えたとされています。
心には魂がありブシュケーと呼ぶ。
迷い悩み事は情熱と努力で克服すれば幸せになるというブシュケーという言葉を紹介しました。