今回は、奉納登山全回参加のO氏のお誘いで、
宝塚市西谷のスサノオノミコト神社からの始まり。
立派な御社は、何か殺伐とした乾いた感じで・
よくよく聞いてみると、
樹齢400年の夫婦杉の片方が、幹の上方三分の一が伐採された事を知る。
見事な火焔の如くの大木の姿が消滅したと言う。
どの様な理由によるかはさておき、
この出来事がこの神社一体に影響を与えている事は間違いない事を感じ、
何故ここに私は来たのかを考えたりするも答えは出ず。
その裏手の竜王山に向かう。
のどかな田園風景の背景に、そんなに高くない竜王山を望む。
竜王山を背景に眺める景色は爽快で、ピラミッド型の山々が連なる。
このエリアは昔より水飢饉の災いが多く降りかかった場所の様で、
それでスサノオ様の神社や竜王さんを祀ったと言い伝えがあるらしい。
でも今日はここに来るまでも関西中の空は天気予報に反して、
どす黒い龍雲の様なものが居座り、今にも降り出しそうな悪天候。
そんなにきつくない登山と言えど、汗だくになりしばらく登ると八大龍王社に。
早速演奏。
すると・陽が射したり鳥がさえずり始めたりするが・
でも・何かが違う。
さらに頂上を目指して、荒れ果てた獣道の様な山道を蜘蛛の巣に阻まれながら進みようやく竜王山頂上に。
天候は今にも降り出しそうな悪天候に・
さらに道は続くが、
引き帰そう!
何かそこに答えがあるかも。
迷いつつ辿る帰り道は、
再び私達を先程の八大龍王社のこじんまりと開けた敷地に導く。
富士王朝での奉納演奏を思い出し、
この日の昼ごはん(おにぎり・お水・お茶)をお供えし、
再び奉納演奏。
一気に八大龍王の祠の顔つきが変わる。
風が止み、暗黒の雲間から光が差し込む。
熊野や龍穴で体験した様な・・
やっぱりこれ!
これが今回の答え。
最近はいろいろな事を教えられます。
お供えしたお下がりを戴き、
直らいの昼ごはん。
帰りは能勢のお勧めのかしわやで鶏肉を購入し、
その日は、地鶏の焼き鳥・生肝・塩焼きの鳥三昧に。
幸せな奉納登山の一日でありました。