全ての戸が外され、
最高の環境での庭園演奏会となりました。
大阪を発つ朝よりずっと顕れる太陽の光の輪。
今回も地場調整のコンサート?
と・そんなメッセージを感じながら一路長浜。
なかなか・こんなシチュエーションでのコンサートには巡り会えません。
室内の畳敷のどの場所からも、庭が飛び込んできます。
縁側は、さらに気持ちが良く、
その下の石畳にシンセがセッティングされる。
私の音と、この庭園の景色が同化する演奏会です。
私は袖で演奏します。
庭の展望の邪魔にならない様に、
庭と対峙し、庭と同化する事を一番に演奏します。
私の夢見の景色。
よくもまあ・こんなか細い柱が、
この大きな屋根を支えていれるものと思わせられます。
音響機材に関しては、
いつもながら・最先端のハイテク。
地球防衛軍の切り込み隊長による微妙な音場調整。
今回の現場の、音響が成立していく。
スピーカーは4基。
庭園に隠れる様にセッティング。
後ろと前のステレオスピーカーは、
絶妙のテクニックのタイムラグで空間を包み込む!
サラウンドとはまた違った、前後の空間の表現テクニック。
熊野の大自然での長年の付き合いの多くの演奏や、
私の音楽を、こよなく愛してくれている事が成すところの業です。
その背後では、
今回主催の「四酔会」の皆様や、お寺の皆様の御協力で、
当日配布のパンフレットの折込が行われていきます。
庭には清流が流れ、
この時期、紫陽花の花が咲く。
人間の手が入ろうが入らまいが、
それも大自然の一部。
それが・この庭を造った小堀遠州の教えなのだと思います。
すべての今回サポートしていただいた皆様と、
この庭の大自然に感謝!
もうすぐ・
この素晴らしい空間に私の音が同化する。
この機会を与えていただいた事に、
すべての関係者の皆様に、
心より感謝致します!