photo by PURAL CAPRINE FARM photo:by ブログ山羊が微笑むまで
「やぎさん ゆうびん」 まど・みちお
しろやぎさんから おてがみ ついた
くろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
――さっきの おてがみ
ごようじ なあに
くろやぎさんから おてがみ ついた
しろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
――さっきの おてがみ
ごようじなあに 童謡はここ
(私注:きりのない話のユーモアですが、きりのない論争には「卵が先か ニワトリが先か」がよく出てきます。まどさんにかかると、こうなります)
↓
photo by 比内地鶏ネット
(私注:図にのって、私も気になることを書きました。、
photo by ガーデニング・園芸ナビ
「なめくじが さきか」
なめくじが さきか
かたつむりが さきか
かたちを みればわかる
はっきりと さきなのは
なめくじだ
と、セコイうたが、まどさんにかかると こんな広がりをもつのには驚愕しました。)
↓ 《追記》なめくじのいい写真の掲載断られたので、えいやっと自分で撮ったわ。
「ナメクジ」
ナメクジのことを おばあちゃんは
ナメクジラと いうけれど.......
なるほど ぎんの波 ひとすじ
うしろに ひいて
口笛の ふんすい ふきあげながら
すべっている
クジラのように どうどうと......
それは ほんとうは
こんな きたならしい
くさりかけた コケのうえではなくて
かみさまの
はてしなく まぶしい
宇宙の きょうの日記のうえを
すべっている ところなのか!
ぼくたち すべての生き物とならんで
きらめく星のかなたを めざし.......
[追記」殻を放棄して粘液だけで体をを包み、進化していったのがナメクジのなかまだとのこと。したがってかたつむりが先で、なめくじは後だった。
参考:ブログ「かたつむりが好き」
(『エッセー『いわずにおれない』のうしろ表紙より引用。感服して言葉がでない。)
photo by フォト蔵
小さな体でキビキビと
一心不乱に働いているアリが、
いのちのかたまりのように
私には見えるんですよ。
いのちの不思議さ、まぶしさ
激しさを感じるというか。