とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

ユーロの為替相場を無視したら

2007年08月09日 10時43分06秒 | 地理・歴史・外国(時事問題も含む)
 今の今まで、外貨為替相場なるものを、まったく無視して過ごしてきました。罰があたりました。大体投機は好きではないので、仕方のない話ですが。
 
 ところがです。このたび、好きなガブリエル・バンサンの原本を、思い切って、フランスのネットの本屋さんで、欲しかった本を6冊発注いたしました。


ここまでは、まだ、幸福でした。

 本代は、しめて78.96ユーロー。送料は、スタンダードで29.25ユーロでありました。合計で、108.21ユーロになりました。

 前は、1ユーロに140円をかければ、日本円に換算できたところまでは知っておりました。大体15,149.4円で、高いと思いましたが、がんばりました。なにしろバンサンが好きなので.....

しかし、現在の為替相場を念のために調べました。目を疑いました。なんですって!1ユーロが165.08円ですって!しかもウナギのぼりの高値。これでは、FAX為替相場が面白いはずですね。友人もほんの少しだけの小金で、この相場のあげさげを趣味的に楽しんでいると聞いていましたが、無視していました。第一損をしても、元が小金ですから、痛くも、かゆくもなく、ただ、こんな面白いゲームはないと夢中になっておりましたが、ずっと無視していました。

 私は、今回の本の発注で、初めて為替相場をのぞいて、驚きのあまり声がでませんでした。

 ところで、わたしの本代は、円に換算すると、17、854円となりました。

 たった、2、705円の損害ですが、ゴールデンバットでがんばっている苦しみや、缶コーヒーやら、あれやこれやの節約の苦しみは、一体どうなるんでしょうか?

 ただいま、ガクンときております。なぜゆえに、高値の時に本を発注してしまったのかと、そこが悔しいのです。かつなぜに古本を発注しなかったのかと。これは、アマゾンや他の国のネットの本屋さんが、1500円以上の買い物をすると送料が無料になり、古本はいちいち送料がかかるという先入観にしばられていたせいだと反省しています。それは、国内発送の時だけの話です。古本を海外で発注すると、送料はどうなるのでしょうか?これから、ゆっくりと調べてみます。

 今度は、本は図書館で読もうかなあ、と出不精で実現しそうもないことを考えております。

 みみっちい話を長々といたしましたが、これぞ、破壊寸前の庶民生活の実像に迫る活写である。年金もなく、病死・餓死する前に、本を買っておきたかった、という危機感は確実にあった。お聞きとどけでしょうか?国家権力さま。

 
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