とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

転載:イラク最新 ニュース 9 「緊急声明: モスル攻撃を止めよう!」

2008年02月09日 01時34分06秒 | 地理・歴史・外国(時事問題も含む)
☆★緊急声明: モスル攻撃を止めよう!
(私注:モスルとは、イラク北部のスンニ派居住地の都市名)
An Emergency Statement: No Attack on Mosul !
イラク情勢ニュース  速報&コメント 2月6日 
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 米軍およびイラク政府が、繰り返し「モスルでのアルカイダ掃討作戦が近い」
と発表していることについて、これは「アルカイダ掃討」を口実に、ファルージ
ャその他の諸都市でおこなわれたような、モスル攻撃を予告するものであり止め
させようと呼びかける国際的な緊急声明が出された。呼びかけ人は、声明(英文
)を掲載したページの末尾に肩書きとあわせて付記されている。次のURL。

http://www.albasrah.net/pages/mod.php?mod=art&lapage=../en_articles_2008/0208/attack_050208.htm


 ブッシュはイラクで失敗したために、新しい「成果」を求めている。血にまみ
れた米占領軍は、この5年近く、手を変え品を変えて勝利を宣言してきたが、そ
れはイラク国民の虐殺に次ぐ虐殺だった。

 今、占領軍は新たな「決定的」成功が近いと宣言しているが、今回は、イラク
で3番目に大きい都市モスルの住民に対する攻撃である。その口実はいつもと同
じで、「アルカイダ」を根絶するというものの、彼らの口からアルカイダと語ら
れるとき、それはスンニ派であり、バース党員であり、すべての愛国的イラク国
民のことである。

 占領軍は多くの機会をとらえてその勝利を宣言しているが、またもモスル市全
体とその住民に対する攻撃を必要としているという事実は、占領軍がイラク国民
の正統なレジスタンス運動を根絶できなかったし、できないということを証明し
ている。決定的な事実は、このような戦術による占領は敗北を公言しているとい
うことである。

 占領軍は昨年、空爆作戦を従来の4倍にまでエスカレートさせ、人口の密集す
る都市部にも無差別の爆撃作戦をさらに増やすと公言している。彼らは一般市民
に対して不釣り合いな軍隊を投入して、国際法のもとでは大量虐殺とみなされる
行為を無差別に繰り返している。

 モスルへの差し迫った攻撃は、聖都ナジャフやファルージャ、アル・カイム、
タル・アファル、ハディッサ、バグダッドその他で前例があるように、恐ろしい
殺人と破壊、大量の住民追放という結果になり、医療や社会環境さえ変えてしま
うだろう。

 差し迫った攻撃というのは、住民虐殺の予告である。それは石油とひきかえの
流血と殺人と破壊である。レジスタンスが南部および北部諸州に広がっていると
き、(モスルへの)新たな攻撃は無意味である。イラク国民は米占領軍の犯罪を
容認することはできない。

 モスルへの差し迫った攻撃は、世界中の人権擁護者と平和を愛好する人々から
、非難と嫌悪、抗議を招くに違いない。破壊と殺人の5年間は、ブッシュ政府に
、やみくもな殺人の合唱はあてもなくアメリカ合衆国自身のモラルを崩壊させる
ものだと教えてきたはずである。

 人間性はイラクにおいて苦痛にさらされている。それを救うことは私たちの役
割であり義務である。

 モスルデの大量虐殺を止めるために行動しよう!

 2008年2月5日

呼びかけ人署名 
Abdul Ilah Albayaty, member of the BRussells Tribunal Executive Committee -
Iraq / France.

Hana Al Bayaty, coordinator, Iraqi International Initiative on refugees -
Iraq / Egypt .

Margarita Papandreou, Former First Lady of Greece , Peace activist and
honorary president of Center for Research and Action on Peace - Greece .

Dr. Saadallah Al-Fathi, former head of the Energy Studies Department at
OPEC - Iraq .

Prof. Em. François Houtart, Director of the Tricontinental Center -
Cetri, co-founder of the World Social Forum.

ほか多数。(上記URLで御覧ください)


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☆★レジスタンス組織が市場爆破事件を非難
イラク情勢ニュース 速報&コメント 2月7日
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※ これまでもしばしば紹介してきたブログ・サイト<Roads to Iraq>は、バ
グダッドの市場爆破事件(女性の自爆による)について、次のように書いている


Iraqi resistance factions condemn the bombings in Iraqi markets asking for
international investigation

http://www.roadstoiraq.com/2008/02/03/iraqi-resistances-condemn-the-bombings-in-iraqi-markets-asking-for-international-investigation/

 この記事を読む前に、占領軍(米軍)が「イランと結びついたシーア派が市場
の爆破を認めた」と述べたように、今回のソーク・ガシル(ペット市場)の爆発
はシーア派民兵によって実行されたこと、イラク警察によると女性自爆者はイラ
ク国籍ではなかったことを覚えておいてほしい。

 この(レジスタンス組織の)声明は、今日(2月3日)発表された。

 イラク・レジスタンス・イスラム戦線(ジャアーマ)とイラクのハマスが共同
声明を出して、イラクの市場爆破事件を非難し、国際社会にその調査をおこなう
よう呼びかけた。それは次のように言う:

 「モスルにおける無実のジンジェリ住民が流した血がまだ乾かぬうちに、また
も無差別の大量虐殺かつ組織犯罪が、バグダッドのペット市場を新たな犯行現場
に選んだ。」

 「先の爆発事件については、米占領軍はよく知られた民兵が隣国に支援されて
関与していたと言及した。」

 (声明を発表した)レジスタンス・グループは、確かに政府関係組織が事件に
関与した明確な証拠があることから、モスルのジンジェリであった真実を明らか
にするよう国際的な緊急調査がなされることを要求している。 <ビデオ:モス
ルの爆発はアメリカ軍が実行>を参照。



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