ここまでジャム作りに熱中する。一日半の作品。
イチゴが終わったので、次は夏みかんのマーマレードでも作るかと、2~3日前からスーパーを3軒ほど下見をして、価格ができるだけ安く、好みの商品をどこがおいているか調べてまず買い出しをする。
すると一軒がまだ250円のジャム用のイチゴをまた仕入れていた。今年は他のスーパーでも八百屋さんでもジャム用の小粒のイチゴを置いていない。フシギだ。
であるので、つい衝動的に8パックも買い占める。(いやしい心)
甘夏の安物があったので、張り切って12個も買う。この買い出しの時点ですでにワタシの浅はかさが十分でていた。
昨日から、ついにマーマレードに挑戦とばかりに、甘夏みかんのマーマレードの作り方あるいは佐藤家の食卓・夏ミカンのレシビを参照し、朝早くから下準備しておいた材料を手にt狂ったように作り始める。
わたしは後者の佐藤家の食卓の方を参考にして作りましたが、とにかく簡単で豪快な作り方なのが気に入りました。作りはじめのミカンの皮をむく時に両手いっぱいにみかんの香りがひろがりとても幸せな気分になりました。
あ、そうそうミカンの前に、「慣れているわ」とばかりに苺のジャムを煮ちゃいました。ジャムが熱いうちに煮沸しておいたビン4個に口まで詰めて急いで蓋をして逆さにして冷ましておきました。
並んだ苺ジャムのビンを横目に、すいすいと作業を進めている自分の才能にうっとりとしていました。
「なーんだ。ジャム作りなんて簡単じゃないの。要するにお砂糖で煮るだけなのよ。あとは、どこまで煮詰めるかのラストが問題だけど・・・・」
ところが、ここからすべての歯車が狂い始めました。
ミカンの中身を乱切りにしたものをお鍋にいれて火にかけ始めたが、うまくジュースがでてきてほっとしたが、そのあと種を拾うのにやけに手間取る。そのうち中身が煮詰まってしまう。ええい、やけくそだとばかりに水をいれる。そのうち甘皮がやけにかたいままなのが気になり、皮を拾ってお皿にとったり戻したりしたが最後にどうにでもなれと全部お鍋に戻す。そしてめん棒で皮をつぶそうとするがまったくつぶれない。と、その間にまた煮詰まり、ええい水いれてどこが悪いかと水いれる。なにしろここに皮をいれて煮詰めなければならないのに汁がない。なんでもいい。汁あったほうがいいだろうが。
次に、まあ・・・・12個分の夏みかんの皮を1ミリに刻むなんて途中で卒倒しそうになる。で、3ミリとか4ミリとか乱れはじめる。が、「気にしない、気にしない」で刻み終えて水にさらしておく。それがどういうことになるかは汁(つゆ)知らず。
このへんから疲労で眼がかすみ、いったんアイスコーヒーを飲んで休憩をとる。
さてと、あとはみかんの中身のジュース(水増し)に皮をいれ、いよいよ砂糖をいれて煮込むのだ。
だが、皮が硬くてなかなか柔らかく透明に煮えない。いつまでもゴロゴロして硬くてだめなのだ。
もう、ここまでよと諦めて火をとめて煮沸したびん6個と大びん1個にジャムが熱いうちに口まで入れ、さっと蓋をし逆さにして冷ます。
汗だくだ、もう。
ところが、ここで嫌やなことを発見。苺ジャムがまったく固まっていない。ペクチンをいれたのに、おかしいなあ。と、いうと原因は煮詰まり方tが足りないということしか考えつかない。
ああ、もう終わったと思ったのにやりなおし。苺ジャムをびんからお鍋にもどす。やけにざーと流れおちていった。
ビンをもう一度煮沸して、苺ジャムをもっと煮詰めて、またビンに詰めて蓋をし逆さにして冷ます。
もう、ここまでで意識はない。晩御飯を食べて寂しく虚しく早寝する。
事の顛末:今朝苺とマーマレードをパンに塗って食べてみる。苺はようやくパンにぬれるが油断して傾けると垂れる。
マーマレードは思ったよりもジャムらしくなっていて、ちょっとごろつくが皮を噛んでたべられました。が気分はよくない。
あとは疲労がぬけず、まだぼーとしています。おかげでジャム作りのうぬぼれと意欲はテンションがさがりました。なにしろ熱中してりんごジャム5本、苺ジャム9本も作ってきたんですから。作り始めてどのくらい情熱がもったんでしょうか?ああ、24日=約1か月夢中だったんですね。くくくく・・・・・・・・・・
教訓:初心者はまず少量のジャムつくりの失敗の経験を謙虚に積むこと。うぬぼれて大量のジャム作りに手を出すと失敗した時の痛手が大きい。