チーズ関税ゼロ枠を2万トンに、日欧EPA 大枠合意内容判明 (動画)
TBS系(JNN) 7/6(木) 15:45配信
日本とEU=ヨーロッパ連合の経済連携協定について、大枠合意の内容がわかりました。EU産のソフトチーズについて、段階的に関税をゼロとする枠を当初はおよそ2万トンとすることなどで決着しました。
岸田外務大臣は5日夜、日本とEUの経済連携協定について、大枠で合意したと表明しました。
「閣僚間で大枠合意の達成を確認することができました」(岸田文雄外相)
最大の焦点だったカマンベールやモッツァレラなどのEU産のソフトチーズについて、15年かけて関税をゼロにする輸入枠を設けます。ソフトチーズの輸入枠は、JNNの取材で、当初は現在の輸入量とほぼ同じ、およそ2万トンから始め、最終的にはおよそ3万トンまで増やすことが明らかになりました。また、チェダーチーズなどのハードチーズは、輸入枠を設けずに15年かけて関税を撤廃します。チーズについては、関税撤廃まで一定の期間を設けたものの、EU側の要求をほぼ受け入れた格好です。
また、ワインの関税は即時に撤廃し、パスタやチョコレートは10年かけて関税をゼロにします。
日本とEUは6日夜の首脳会談を経て、大枠合意について正式に発表します。(06日14:04)