とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

老人介護

2006年07月24日 15時22分33秒 | 老人介護・心の不調・ストレス
父の入院の介護を18日間やり、めどが立った時点で、やっと自宅に戻ってまいりました。へろへろ状態で、文章も書けず、休んでおりました。

私の両親は、それぞれ父90歳、母82歳です。父はいまだに非常に元気で、車にも乗り、ゴルフもやっておりました。母は認知症が始まっていました。
父は認知症が始まった妻を不憫に思い、自分の年齢も考えて、自分の死後、少しでも母に生活能力をとりもどしておきたいと、涙ぐましい努力をし続けていました。
散歩に誘ったり、日記を書かせたり....

同敷地内に別棟に弟夫婦が住んでいるのですが、父は自立心旺盛なので、なかなかSOSをださず、自力でがんばっていたのです。

今回帰郷して、老人介護の飛込みをやってきたのですが、非常にむずかしい点が多々あることを痛感してきました。

弟夫婦と老両親の間には、とても一口では語りきれない現在までの事情の流れがあるでしょう。別に老両親と弟夫婦は険悪な仲などになっているわけではないのです。弟も私も、いくら父が元気だからと言っても90歳ですから、母の介護をまかせておくことには危惧を抱いておりました。そうこうしているうちに、父が過労で倒れたのです。現場へ飛んでいってみてきたのですが、いくら実の娘だからだといっても、遠方に住んで詳細を知らない人間が短期間で、断片だけを見て、なにか口出しは、とてもできません。

私は、母のところにも3回顔をだしてきたのですが、日によって認知力状態は変わり、認知力が上がっているときは、私の手を握って涙を流す。父がなんとかしてあげたいと過労で倒れるまで治療にがんばった気持ちが痛いほど理解できました。母を見ているのは、辛いものがありました。しかし、弟のお嫁さんも世話の疲労で目の下を黒くしている。弟も会社の仕事と親の心配で、疲れきって怒りやすくなっている。
決して口出しして批判する気などないのですが、良かれと思って何か言うと、かっとして怒る。
むずかしいものですね。

今は、なにも言いたくない気分です。

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