さくらの唄/美空ひばり/coverまさ/おらんださんのギター
先月22日、父の三回忌のために新潟へ行ってきた。父の眠る山寺はまだ寒い。黒のオーバーコートを持って行ってちょうどよかった。
新潟はちょうど桜の満開期を迎えていた。
三回忌を終えて、これで葬儀から続いた一連の行事が終わる。あと七回忌まで一息つける。
しかし、まだ父の急死の後始末が完全に終わっていない。なによりも残されて老人ホームに入っている認知症の母をどうしたらいいのだろうか?
満2年経ち、父が死亡したことがやっと現実のものとなり目の前に映し出されてきた。私は深い喪失感に包まれながら、いろいろやらねばならない山積みの課題を考えながら、帰りの新幹線の中で満開の桜をながめていた。
「さくらの唄」が心にしみる。父母のことだけではない。世の中のさまざまなことが重なり合って「悲しみ」を誘う。虚(むな)しさがこみあげてくる。
たまに、感傷的になってもいいでしょう?
誰だって悲しいときはある。気落ちするするときはある。
物事がうまくいかなければ誰だって気落ちする。そういうときには、ふとんをかぶって寝てしまう。
わたしの前に道はない。わたしのうしろに道ができる、とつぶやきながら(笑)。
「さくらの唄」にはしみじみと人生を感じさせられます。いろいろな悲しみをふみ超えていくものなのだな~と。