とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

「青空と白い雲」

2006年03月19日 22時55分59秒 | 創作詩

     
公園の高台のベンチにすわり 草のにおいをかぐ  
   わたしは だまって 公園をみおろす
   
わたしの目に 野球をする少年たち 散歩をする犬たち
   運動のために 公園を歩く人たちがみえる

しかし わたしは それらの風景のむこうに過去をみている
  かつて この公園で遊んでいた少年たち 散歩をしていた愛犬を

わたしは 感慨深く 存在しつづける公園をみつづける
   消えてしまった過去を みつづける

  風がふいてきて 髪をゆらす
   とてつもなく 孤独におもえる
       
そうゆうときは 青空をあおぐ
   白い雲が、ゆっくりと 昔どおりに、ながれてゆく

わたしと 青空と 白い雲
   なにも かわっていない なにごとも なかったのか

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